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[E3 2010]新要素満載の「リトルビッグプラネット2」には,プレイヤー作品のレベル間を移動できる新要素も?
リトルビッグプラネット2では,新たなストーリーモードはもちろん,本作のメイン要素と言っても過言ではないクリエイト要素にも,数多くの新要素が登場する。
例えば,オブジェクトをゲームパッドで直接コントロールできるようになる装置や,計算機能などのプログラムがまとめられたマイクロチップ,大幅に自由になった視点操作,またストーリーモードのように,シネマティックな演出も可能になるといった,ゲーム制作の幅を大きく広げるものが追加されるのだ。
また,リビッツのあとをひたすら追いかけてくる,友達なのか,ロボットなのか……それともゾンビ? といったNPC“Sackbot”も登場。このNPCをどのように使うのかも,クリエイターの考えどころとなるだろう。
レバーで車を動かすのは前作でよく見られたが…… |
そんなレバーは取っ払って,ゲームパッドとタイヤを繋いでスマートに運転 |
これもよく見る乗り物っぽいが…… |
跳んだ!? いや飛んだ! |
どこまでも追いかけてくる,Sackbotの姿は“レミングス”? それとも“フリッキー”? |
前作で,プレイヤーが制作したレベル(いわゆるステージ)には,これどうやって作ったの? と思える横スクロールシューティングやパズルゲーム,オンとオフのスイッチだけで動作させる2進数8bit演算機などが登場し話題となっていた。計算機などは膨大なオブジェクトが使われているため,さすがにゲームの要素として利用するといったものではなかったのだが,今回はマイクロチップという一つのオブジェクトで計算/演算が可能になるギミックの登場で,より複雑なレベルの登場も期待できそうだ。
このような数々のオブジェクトや新機能を利用する,リトルビッグプラネット2では,縦/横シューターやレース,パズルゲーム,RTS,さらに3Dシューティングまでもが,楽に表現できるようになっているのである。
そんなリトルビッグプラネット2の試遊台が,E3のSCEブースに設置されていたのでさっそくプレイしてみた。出展されていたデモ版のレベルでは,新ギミックとして登場する紐が付いたフックを投げて,掴める場所やほかのプレイヤーに引っかける,いわゆるグラップルフックが体験できた。
引っかけたグラップルフックは,身体を左右に振って先に進んだり,紐をよじ登ったりする,よくある使い方のほかに,グラップルフックと,新たに登場した接触すると吹き飛ばされる床(壁)を利用した,いかにも本作らしいユニークな移動方法も。
前作では,一つのレベルに,メモリ容量の許す限りのオブジェクトを配置し,レベルをクリエイトしていた。もちろん,これはリトルビッグプラネット2でも同じなのだが,本作では,1レベルあたりの容量が増加しているだけではなく,プレイしていたレベルから別のレベルへ移動するという新機能が実装されているというのだ。
各レベルの使い方はもちろん自由なので,例えば,新たに登場したシネマティックな演出機能を利用して,1レベルめにストーリーを解説するようなオープニングを用意し,本番のステージとして2レベルめにプレイフィールドを作成するといったことができるかもしれない。
1レベルめに,自動で次のレベルに進むようなギミックを用意しておけば,スマートに,しかも容量を気にすることなくゲームのオープニングが表現できるかも? と,話を聞いただけでいろいろと想像しながら時間があっという間に過ぎてしまうのも,本作だからこその楽しさだろう。
メモリ容量の制約上,無限のアイデアを,有限のスペースで表現していたクリエイトモード。リトルビッグプラネット2では,面クリア型のようなものかもしれないが,メモリ容量の制限を別の形で解決した,無限のスペースが手に入るかもしれない。
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リトルビッグプラネット2
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(C)Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Media Molecule.
- リトルビッグプラネット2(初回封入特典:「リビッツスペシャルコスチュームセット」がダウンロードできるプロダクトコード同梱)
- ビデオゲーム
- 発売日:2011/02/10
- 価格:¥7,800円(Amazon) / 8767円(Yahoo)