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[AMショー2011] 「ボーダーブレイク エアバースト」など多数の人気作品が出展。「ファンタジーゾーン」のメダルゲームも登場したセガブースレポート
ブース内で最大の展示スペースを占めているのが,「ボーダーブレイク エアバースト Ver.2.5」だ。頭上に張り巡らされた3枚の巨大スクリーンと,その下に全部で20台のサテライト(筐体)が設置され,EUST軍とGRF軍にわかれての10vs10対戦を,自分で持ち込んだカードでフリープレイにて楽しめるようになっている(※会場でのプレイ戦績・報酬はカードに記録されない)。
対戦で使用されるマップ「アドラ火山連峰」は,このショーで初めてプレイ可能となったもの。名前から分かるように活動中の火山にあるマップで,足元のマグマに触れるとガリガリとブラスト・ランナーの耐久力が削られしまう。階層構造であることも手伝って,初めてプレイするボーダーは,なかなかに手を焼いていた様子だ。
また,メインステージで行われた「ボーダーブレイク」紹介コーナーにはディレクターの三上岳彦氏と,ボーダーブレイクガール・みりんちゃんこと古川未鈴さんが登場。アドラ火山連峰,そして先日支給が始まったばかりの新型機「ロージー」の最新情報を紹介した。さらにステージには,「ボーダーブレイク」ブログの元・管理人としておなじみの“牛マン(うしまん)”が登場。コミック連載がスタートしたこと,そして「サクラ大戦」とのキャラクターコラボが実現するといったサプライズ情報を得意気(?)に披露した。
ゲーム中もっとも硬い装甲を持つ「ロージー」。「スカートを履いたおばさんみたいに見えたので」(三上氏)この名前になったのだとか |
「サクラ大戦」のキャラクターコスチュームが配信となるコラボ企画を発表。でもなんか,性別が異なる人がいるんですけど…… |
ステージ終了後,みりんちゃんと牛マンは来場者と対戦に参加。参加者の腕前を計るためかと思いきや,まだ配給されていない重火力のサブ武器「シーカーロケット」「トライシーカー」を装備し,その能力を説明するなど,ちょっとしたサプライズを用意していた。
なお一般公開日には,声優の白石 稔氏を招いての紹介イベントや,全国から選ばれた凄腕ボーダー同士が10 vs. 10で激突する「エースボーダー最終決戦」が行われる。上級者のテクニックを間近で見られる,またとないチャンスだ!
今回のショーで初お披露目となった新作ビデオゲームは,「OPERATION G.H.O.S.T」だ。特殊部隊の一員となってテロ組織と戦う,2人同時プレイが可能なガンシューティングだ。特徴的なのがサブマシンガン型コントローラのフォアグリップにある“アクションボタン”。画面に指示が出たときにタイミングよく押すことで,物陰に潜む敵をスキャンできたり,仲間が閃光グレネードを投げてくれたりと,展開を有利に運ぶことができる。
また,銃のサイト部分にスピーカーが付いているので,仲間からの音声などを臨場感たっぷりに聞くこともできる。ほかにも,ステージ展開に多彩なバリエーションが用意されるなど,セガお得意の硬派なガンシューティングの血脈を引くタイトルとして期待したいところだ。稼働は2012年春の予定。
ブースには,すでに稼働中のビデオゲームも展示されている。「Project DIVA Arcade」スペースには,3台のフリープレイ筐体に加え,円筒形のスクリーンに初音ミクや鏡音リン,巡音ルカといったボーカロイドの3Dモデルが映しだされるディスプレイが設置されていた。空中に浮かび上がるような電子の歌姫達に,多くの来場者の視線が奪われていた。
「ネットワーク対戦麻雀MJ5」は,フリープレイ筐体4台を設置。プロ雀士と対戦できるイベントが定期的に行われ,腕に覚えのあるプレイヤーが挑戦していた。
フットボールファンが心待ちにしている,今冬の稼働予定のトレーディングカードゲーム「WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2010-2011」は筐体の出展はなく,試作カードの展示のみだった。
ビデオゲーム好きとしてものすごく気になったのが,「メダルdeファンタジーゾーン」。その名のとおりセガの名作シューティングゲームを題材としたメダルゲームだ。
実は「ファンタジーゾーン」は,過去に一度大型のメダルゲーム化されているのだが,今回は4人協力プレイが可能なキッズメダルとして登場した。投入したメダルをショットの弾に替え(1枚=1発),ザコ編隊や前線基地を倒すことでメダルを獲得。時折出現する風船に触れるとショップ(ルーレット)となり,強力なアイテムを入手できる――と,“資本主義ゲーム”とも評された原作のゲームシステムを上手にアレンジしている。一定の条件を満たすとボスが出現し,見事に倒せばメダルを大量獲得&ジャックポットのチャンスとなる。分類こそキッズメダルなのだが,子供にだけ遊ばせておくにはもったいない完成度だ。当時パパオパの涙にもらい泣きした人は,ぜひプレイをオススメしたい。なお,2012年春稼働の予定だ。
メダルゲームでひときわ目立っていたのは,今冬稼働予定の「StarHorse3 Season I A NEW LEGEND BEGINS」だ。豪華な筐体で知られる「StarHouse」シリーズだが,この「3」では3枚の巨大モニター+可動式のサブモニターが5枚と,さらに豪華仕様に。サテライトでは32インチのタッチパネル液晶で,競走馬の育成やベットの操作が可能と,驚くほどのゴージャスぶりだ。
実際のレースデータとの連動や,実在の名馬を調教できる「レジェンドモード」の搭載など,ゲーム部分もパワーアップ。また,兄弟作ともいえる競艇メダルゲーム「StarBoat」も出展されていた。こちらは2011年末に稼働予定だ。
第49回アミューズメントマシンショー セガ公式サイト
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ボーダーブレイク エックス ゼロ プラス
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