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ニンテンドーDS用ソフト「Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ」の発売2周年を記念したファンイベントをレポート。リトルテイルブロンクス構想の次の展開も話題に
同社の代表取締役社長である松山 洋氏からソラトロボを含む「リトルテイルブロンクス構想」の今後が語られたほか,「ソラトロボ完全設定資料集 Vol.3 -Starlet」の発売記念サイン会&プレゼント抽選会なども実施され,大いに盛り上がったイベントの模様をお伝えしよう。
松山氏のトークは,11月29日から韓国・釜山で行われている「日本映画際」で「ドットハック セカイの向こうに」の舞台挨拶をしてきたときの話題から始まった。
韓国にはかなり熱心な同作のファンも多かったとのこと。上映終了後に行われた質疑応答では,来場者の9割が挙手したことに驚き,同作に対する関心の高さを実感したという。「映画館の中で手を挙げる」ことに抵抗を感じる人が多いと思われる日本とは異なるアグレッシブさを感じたそうだ。
同映画祭の舞台挨拶に立ったのは「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督等もおり日本でもなかなかお会いする機会がない方と韓国で知り合えたことも楽しかったと語った。
「Solatorobo それからCODAへ」公式サイト
日本映画祭の話に続き,本日のメインである,ソラトロボの話題に移った松山氏。まず,発売から2年が経っているにも関わらず,いまだに多くのファンに支持されていることが非常に嬉しいと語る。普通は,発売後にプロモーションを継続することもなく,このようなイベントを行う機会はほとんどない。松山氏は「それはとても寂しい」とし,サイバーコネクトツーでは,発売後もできる限りファンと触れあえるようなイベントを行っていきたいと続けた。
松山氏によれば,ソラトロボはワールドワイドで10万本のセールスを記録したという。1998年にバンダイ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたPlayStation用ソフト「テイルコンチェルト」(開発はサイバーコネクト。現サイバーコネクトツー)の15万本には届いていないものの,完成度は非常に高く,メーカー,ユーザーとも満足度の高いタイトルになったという。ファンの“熱量”ならテイルコンチェルト以上のものを感じていると松山氏は述べた。
続いて,2周年を記念して行われたソラトロボの人気投票の結果がネットに先がけて発表された。気になる結果は以下のリストのとおりだ。結果について松山氏は「想像どおりですね」と,納得の様子。
ベスト3に関しては,ショコラの後半の追い上げがすごかったそうだ。なおレッド,ショコラ,エルに関しては,サイバーコネクトツーの公式サイトでイラストと壁紙を配布する予定とのこと。
※リトルテイルブロンクス構想
サイバーコネクトツーが生み出した広大な世界観の中に,複数の企画の世界を内包するという考え。ソラトロボやテイルコンチェルト,そしてサイバーコネクトツーが制作した福岡県の「消防・防災・安全」のイメージキャラクター,「まもるくん」がこれに当たる
1位:レッド・サハラン
2位:ショコラ・ジェラート
3位:エル・メリゼ
4位:オペラ・クランツ
5位:レッド・サハラン
6位:クレープ
7位:ベルーガ:ダミアン
8位:ゲベック
9位:ソラノウチ
10位:ビスコット
イベントの後半にはプレゼント抽選会も行われ,松山氏のサイン色紙を始め,WAKA氏,まめ助氏,三好 誠氏,ソラノウチ氏などソラトロボスタッフのイラスト入り色紙が贈られた。
来場者による質疑応答では,スマートフォン向けゲーム「ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い」に関する話題も。松山氏によると「ギルティドラゴンは,戦略的にきちんとやっていこう」という意見が,バンダイナムコゲームスとサイバーコネクトツーの間で高まっており,「(ギルティドラゴンを)大きくジャンプさせられるように頑張りたい」と意欲を見せた。
また対応機種に関しては,年末年始からもっと増やしていくという。「自分の持っている機種が対応していなくて,歯がゆい思いをしている人もいるかもしれないが,もう少し待ってほしい」と述べ,以上で松山氏のトークは終了した。イベントの最後にはサイン会が行われ,ファンは松山氏との交流を楽しんでいた。
「Solatorobo それからCODAへ」公式サイト
(C) CyberConnect2 Co., Ltd.
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