フロム・ソフトウェアは本日(2011年5月16日),メカカスタムアクション
「ARMORED CORE V」(
PlayStation 3 /
Xbox 360)の最新情報として,
機体アセンブルや
パーツカテゴリ,
新アクションの情報を公開した。先日,10月の発売が決定したばかりの本作(
関連記事)。チームベースの戦闘が大きな特徴だが,機体作りやアクションスキルの習熟はいうまでもなく重要なポイントだ。
機体アセンブルとパーツカテゴリ
アーマード・コアシリーズの醍醐味の一つといえる機体アセンブル(機体づくり)。本作では,11のパーツカテゴリ,
計500以上もの機体パーツを駆使して,アセンブルを楽しむことができる。本日は各カテゴリのパーツ画像が届いているので,以下に掲載しておこう。
【1】HEAD 【2】CORE(内部にGENERATOR/FCS/RECON UNIT,背部にBOOSTER) 【3】ARMS 【4】LEGS 【5】ARM UNIT L R 【6】SHOULDER UNIT 【7】HANGER UNIT L R
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【1】HEAD 頭部パーツ。FCSやスキャンモードなど、情報処理機能に関わり、ロックオン性能や解析距離などに影響する。 |
【2】CORE(内部にGENERATOR/FCS/RECON UNIT,背部にBOOSTER) コア(胴)パーツ。コクピットであると同時に、機体を構成する各パーツを接続する、まさにACの核となるパーツ。 |
【3】ARMS 各種武装を積載、操作するマニュピレーター。手持ちの武器を左右に1つずつ装備可能。また肩部分に武器を搭載可能なユニット(ショルダーユニット)が装着されている。ショルダーユニットは、パーツによって無し/片方のみ/両肩のバリエーションがある。 |
【4】LEGS 脚部パーツ。移動と積載に関する性能を決めるパーツ。脚部ごとに移動の特性が大きく異なる。二脚タイプ(軽、中、重量) / 逆関節タイプ / 四脚タイプ / タンクタイプ に分かれている。 |
BOOSTER 加速を行い、移動速度に関わるパーツ |
GENERATOR 機体へのエネルギー供給に関するパーツ。容量が多ければ多いほど、重量も高まっていく |
FCS FCS=Fire Control System (火器管制装置)。ロックオンの距離やロックオン速度を決めるパーツ |
RECON UNIT 周辺の情報取得・索敵を行う、小型の偵察機。スキャンモードと組み合わせることで、さらに多様な情報を読み取ることができる。探知範囲の広いもの、搭載数の多いもの、マップに設置するものや、自機を追従するものなど、様々なタイプが存在する。 |
【5】ARM UNIT L R 銃や砲に相当する、各種の手持ち武器。従来シリーズから、武器タイプの大幅な見直しが図られており、性能や名称の変化したタイプ、新しいタイプの武器の数々が登場する。
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【6】SHOULDER UNIT アームの肩にある格納部に格納、装着する武器。ミサイルやロケットランチャーなどの標準的なタイプや、自動攻撃、補助タイプの性能を持つパーツも登場する。
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【7】HANGER UNIT L R アームユニットを両肩の外側に1つずつ吊り下げる形(ハンガーユニット)で搭載可能。ゲーム中に任意のタイミングで、武器を持ち替えて使用することで、最大4種類のアームユニットを使い分けることができる。 |
機体アセンブル画面。横のラインがパーツカテゴリ、縦のラインが各パーツとなる。
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武器の攻撃属性は3種類に変化する
本作では,進化した武器パーツにも注目したいところ。武器には
「KE」「CE」「TE」という3つの攻撃属性が存在しており,威力や射程,取り扱い方法がそれぞれ異なる。どの部位にどの属性のどのパーツを配置するか,バリエーションの増加と共にプレイヤーが頭を悩ませる点も増える一方,プレイヤーごとのオリジナリティは出しやすそうだ。
「KE」……Kinetic Energy:物理的な衝撃を利用した武器。実弾を使用する
「CE」……Chemical Energy:化学反応によって生じるエネルギーを利用した武器。化学弾を使用する
「TE」……Thermal Energy:熱エネルギーを利用した武器。光学弾を使用する
複数の砲身を備えた機関砲。大量の弾丸を速射することで、一瞬で対象を粉砕する。キャノン系の武器は使用時に構えモーションが発生し、画面が主観視点に切り替わる。構えモーション中は移動ができない。積載量の多いタンクタイプの場合は例外で、構えモーションが発生しないため、移動しながらの使用が可能。 |
電磁誘導により飛翔体を加速して打ち出す電磁加速砲。キャノン系のため、通常は使用時に構えモーションが発生する。射出時にエネルギーを充填することで、威力や射程が変化するチャージショット(溜め撃ち)が可能。 |
従来の「バズーカ」が「バトルライフル」に名称を変更。CE弾を使用するため、距離による威力減衰が少ないのが特徴。中距離戦闘用。 |
ミサイルはショルダーユニット(肩武器)となる。自動追尾型、直進型、垂直型など、様々な動きの特徴も持つ。 |
エネルギーを消費して使用するレーザータイプのライフル。TE属性。TE属性の武器はいずれもチャージショット(溜め撃ち)が可能で状況による使い分けが可能。
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ロケットはショルダーユニット(肩武器)となる。ロックオンが出来ないため、扱いは難しいが、着弾時の爆発による範囲攻撃や、同時に何発も発射できるなどの特徴を持つ。
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新アクションでより幅の広い戦いが繰り広げられる
ACVでは過去のシリーズ作品から操作方法が一新されており,それに伴い
新アクションが実装されているという。前後左右への急加速,壁や地形を利用した三角跳びのようなアクションが,単体ではなく組み合わせて使用可能になっている。プレイヤースキルの上昇に合わせて爽快感が飛躍的に増すようなイメージだろうか。こちらも今から楽しみだ。
「グライドブースト(グライド)」による急加速で一気に間合いを詰め、そのスピードをそのままのせた強烈な「ブーストチャージ(チャージ攻撃)」を放つ。
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グライドブースト(グライド)……着地している時のみ発動できる、急加速、高スピードを実現する機能。従来シリーズに登場したオーバード・ブースとに近いアクションだが、今作では前後左右への加速が可能となっている。 ブーストチャージ(チャージ攻撃)……これまでのシリーズでは考えられなかった、脚部パーツによる高威力の直接攻撃(キック、体当たり)。機体が重く、スピードがついている時ほど高威力になる。 |
グライドは前後左右への加速が可能。後方への急加速シーン。 |
「ハイブースト」で敵の攻撃を避け、「ジャンプ」し、「ブーストドライブ」でビルを蹴り、敵の頭上へ。上空から一気に攻撃する。このように一つ一つのアクションを組み合わせることで、無限のテクニックが広がっている。
ハイブースト……短距離の急加速アクション。緩急のあるスピーディな動きが可能になる。従来シリーズのクイックブーストに近い動きができる。
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ブーストドライブ(ドライブ)……ジャンプした状態から壁や地形を蹴って、さらに跳躍・加速する、三角飛びの様なアクション。連続して何度でも使用できる。単に高度を獲得する以外に、一瞬で進行方向を変化させることで様々なトリッキーな動きが可能。 |
ジャンプ時 |
ブーストドライブでさらに跳躍し、敵の頭上から攻撃を仕掛ける |
ドリフト……機体が着地し、滑っている時に可能なアクション。一気に機体のターンをすることができる。いわゆる車のドリフトと同じ原理。 |
構え射撃……キャノン系の武器を使用する時は、その場に銃を構えて、画面が主観視点に切り替わる。構えることで移動ができなくなるが、正確な射撃が可能になる。タンクタイプの脚部の場合は構えの必要がない。 |
脚部によっては装甲を展開し、防御力を高めることができる。
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ハンガーシフト(武器シフト)……従来シリーズではアームユニットを持ち帰る際は武器をパージ(切り離す)しかなかった。今作では肩に武器を装着(ハンガーユニット)でき、アームユニットと常に切り替えが可能になり、多様な攻撃手段を一度に使用することができる。
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パージ……武器の切り離し。必要の無くなった武器をパージすることで、機体重量が減り、スピードが増す。
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