プレイレポート
正統派タイトルだからこその安心感!新作MMORPG「AILA Online」先行体験レポート
YNK JAPANがサービスを予定しているMMORPG「AILA Online」の体験会が,2月17日に行われた。
本作は韓国のSONOVが開発した「N.E.O ONLINE」を,日本市場向けにローカライズしたもの。現在は,再開発といえるほどの調整が行われており,4月から5月にかけての時期に正式サービスがスタートする予定だ。
体験会では,パーティによるインスタンスダンジョンと,フィールドでの突発PvP「カオスバトル」をプレイしてきたので,さっそくプレイレポートをお届けしよう。
パーティを組んでボス討伐を目指す「インスタンスダンジョン」
今回はテスト用に用意された強力なキャラクターを使ってのプレイだったため,適正レベルでどの程度の難度なのかは分からなかった。しかし,見るからにタフそうな近接系モンスターの背後に遠距離型モンスターが配置されていたり,円形の大部屋の外周に沿って遠距離モンスターが並んでいたりと,言葉は悪いが,それなりに考えられたいやらしいデザインのダンジョンになっているように感じた。がむしゃらに突撃するだけでは攻略は難しいだろう。
ダンジョン入場直後のシーン。モンスターは単独ではなく,ほとんどがあらかじめ小隊を組んでいる |
減速や足止めなどの状態異常スキルが豊富なので,パーティ編成次第では遠距離攻撃のみでも勝負になる |
スイッチ操作中は無防備になるため,仲間の援護が必須 |
ダンジョン最後のボス戦。護衛のザコを片付けてから一気にたたみかけよう |
狩りのライバルが突然味方に。白熱の展開が魅力の「カオスバトル」
カオスタイム参加者は赤・青・緑に色分けされた3チームどれかにランダムで振り分けられ,終了時(約30分後)に自チームのポイントが一番になるように敵対チームと戦う。
ポイントの稼ぎ方は非常に単純で,敵対する2チームのPCを倒すごとに加算されていく方式だ。試遊中は相手とのレベル差などは関係なく1Killで100ポイントだと思っていたのだが,あとでスクリーンショットを見直すと10点台の半端なポイントも入っていたので,細かい仕様は不明。
また,カオスタイムになると活性化する「ライフストーン」という施設がある。ダンジョンの仕掛けと同じようにクリックすると「占領」することができ,カオスタイム終了時に占領していたチームにボーナスポイントが入る。占領していた時間はポイントに無関係なので,終了間際に奪うのがお約束になりそうだ。
チーム順位とは別に,PCごと個別の獲得ポイントでも報酬がもらえるので,バランス的に残念なチームになったとしてもがんばる価値はあるだろう。
なお,カオスバトル発生には4時間の空白が設けられており,前回の対戦から4時間が経過する前にカオスポイントが100%に達しても,カオスタイムは発生しない。
敵味方入り乱れてのPvP。編成がランダムなので,後腐れなく気軽に楽しめるのではないだろうか |
姿を消したり,足止めするなどの補助スキルが活躍するのはPvPのお約束 |
終了時,ライフストーンを占拠しているチームにボーナスが入る。奪還されないよう死守するのだ |
成績によって経験値とバフ,アイテムが報酬としてもらえる。カオスバトルを渡り歩くのもアリか? |
オーソドックスなMMORPG好きには手放しでお勧め
装備品の能力にほとんど差がないところなども含め,全体の雰囲気は「マビノギ」に似ていると感じた。戦闘システムが通常のターゲット式なので,特殊ジャンケンのような戦闘のマビノギよりもさらに敷居が低いといえるだろう。ちょっと変わったMMOが増える中,「やっぱり普通のMMOがいいよね」というプレイヤーにオススメできる,安定感のあるタイトルに仕上がりそうだ。
韓国版に実装されている無差別PKの廃止や,SDモードの実装(関連記事)などを考えると,YNK JAPANがAila Onlaineを日本向けにかなり調整しているのが分かる。なお開発状況は,日本版での仕様変更に伴う不具合がないかチェックする段階に入っているとのことなので,まもなくクローズドβテスト日程などが発表されてもおかしくないだろう。続報を楽しみに待っていてほしい。
「AILA Online」公式サイト
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