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「水の旋律2〜緋の記憶〜」2010年2月25日に発売決定。ドラマCDやブックレットの特典付き限定版も
サイバーフロントは,PSP用アドベンチャー「
水の旋律2〜緋の記憶〜」を
2010年2月25日に発売すると発表した。価格は,通常版が
5040円(税込),ドラマCDやブックレットの付属する限定版が
7140円(税込)となる。
本作は,12月24日発売予定の「
水の旋律」の続編にあたる作品で,もともと2005年にキッドよりPlayStation 2向けに発売された同名作品の移植作の続編だ。
水の旋律2では,前作で攻略不可能だった「設楽優」をメインキャラクターの一人に追加しており,物語性を強めた作品に仕上がっているとのこと。また,アドベンチャーパートのほかに,戦闘パートを加えるなど新たな要素が用意されており,新規プレイヤーの獲得を目指した内容になっている。
キャラクターデザインには,前作に引き続きひだかなみさん,シナリオに望月柚枝さん,山崎浅吏さんの両人を起用している。
また,水の旋律2には,前作からのデータ引継ぎ機能が搭載されており,クリアデータがあれば,おまけとして
“水の旋律の主人公と,その攻略キャラのその後”にまつわるお話
「アドベンド・ストーリー」が楽しめるとのこと。発売までに,水の旋律を攻略しまくっておけば,2でも存分に楽しめるというわけだ。
そんな本作のゲームシステムや,キャラクター紹介などが公開されているので,早速チェックしておこう。
◆ゲームシステム
テキストを読み進めるタイプのアドベンチャーゲームです。
ときおり現れる選択肢や、マップの移動先を選び進めていくことにより物語が進展していき、選んだ内容によってエンディングが変化します。
真相を知る鍵となるキー・シナリオ(=事件シナリオ)の他に、恋愛のひとコマを綴るフリー・シナリオ・デート・シナリオ(=恋愛シナリオ)を用意。
それらのシナリオはランダムで発生し、繰り返しのプレイでも新しいシーンを発見できます。
また、特定の日付で戦闘マップ画面に移行する場合があります。
1日の始まりや終わりに、1分程度のマルチプル・シナリオという、“他キャラクター視点のシナリオ”を用意し、他キャラクター視点の日常を描きます。
主人公以外の視点を挟むことで、多角的・映画的な演出を目指します。
■戦闘モード
「水の旋律2 〜緋の記憶〜」では、主人公が手に入れた太刀で戦う「戦闘モード」を追加。
■メンバーセレクト
戦闘は何人かのパーティーを組んで行動。
これまで知り合ったメンバーの中から二人を選択することができ、そのメンバーとともに尚和町をパトロールし、戦うことになります。
戦闘中は、その二人のメンバーがあなたをサポートしてくれます。
大切なものを護る戦いがあなたを待っています――。
■マップセレクト
戦闘は何人かのパーティーを組んで行動することになります。戦闘が発生する日には、
いつもとはちがうアイコンがマップ上に表示されています。
行きたい場所を主人公が選ぶと、その移動先で戦いが始まります。
■戦闘方法(コマンド入力)
戦闘では「攻撃・反撃・牽制」の3つのうち、どの行動をおこすかを選びます。
3つの行動のコマンドは――、「“反撃は攻撃”に勝ち/“牽制は反撃”に勝ち/“攻撃は牽制”に勝つ」という3すくみになっています。
「“勝ち”→敵にダメージ、“あいこ”→ダメージ相殺、“負け”→味方にダメージ」の形で戦闘は進み、敵または味方のどちらか全員分のゲージが0になった時点で終了となります。
■必殺技:ブレイクポイント
味方の行動が、勝ち、もしくは相殺だった場合に「ブレイクポイント」というポイントが少しづつ増えていきます。
この「ブレイクポイント」が一定以上たまると、4つめの行動『必殺技』を選ぶことが可能になります。
『必殺技』は「攻撃・反撃・牽制」のどの行動にも勝つことができます。
◆ストーリー
養護施設「柏木ホーム」で育った「きら」(主人公)は、高校二年生。
周りが受験ムードに染まり始める中、すでに就職をするつもりの彼女は、ちょっとした疎外感を感じていた。
そんな折、同じホームの卒業生「手塚京輔」に誘われ、一緒に訪れた森で、きらは吸い寄せられるように、古びた祠の前にたどり着く。
彼女が祠に触れた瞬間、その扉はゆっくりと音をたてて開いた。
中に入っていたのは―――― 一振りの太刀。
手にとった瞬間、太刀が鈍い色に光り、ついさっきまであったはずの祠は跡形もなく消えてしまう。
さらに、太刀に触れた瞬間、「きら」の手に、不思議な形の紋様が浮かび上がり、その太刀が彼女にむかって語りかけてきたのだ。
夕日輝く者よ 聞きなさいこの太刀こそが、あなたを運命に導くでしょう……
◆キャラクター紹介
柏木きら -Kira Kashiwagi-(伊瀬茉莉也) ※一部音声
本作の主人公。
養護施設「柏木ホーム」出身。
尚和高校・剣道部のエース。
負けず嫌いで気が強い。
高校卒業後は就職するつもりである。
ホームにいた手塚京輔にひそかに憧れているが別の人間がいることを知り、失恋してしまう。
柏木好春 -Yoshiharu Kashiwagi-(CV:下野紘)
主人公の幼馴染み・柏木高校一年家庭の事情で柏木ホームに預けられ、主人公と一緒に育った、弟のような存在。
柏木高校に通っており、設楽優とはクラスメイト。
主人公を真似てはじめた剣道は初段の腕前で「抜き打ち小手」が得意。
◆九艘(くそう)の一族
八百比丘尼(やおびくに)の血を引き、長命。
また、奇跡的な蘇生能力を持つ。
安曇康秀 -Yasuhide Azumi-(CV:森川智之)
主人公の先輩で、寮生。
冷静沈着・学業優秀で尚和高校生徒会長。
九艘の血を引くひとりで「灼風の力」(しゃくふうのちから)という炎をまとった風を相手にぶつけて攻撃する力を持っている。
式部吉乃 -Yoshino Shikibu- (CV:岸尾だいすけ)
主人公がなにものかに襲われたところを助けたくれた青年。
左手に水色の数珠をはめている。
「影見のちから」(かげみのちから)という、対象の影を看破し、どこにいるかを把握することのできる力を持つ。
◆一謡(いちよう)の一族
八百比丘尼の血をひく、もうひとつの一族。
九艘より短命だが、常人よりは長く生きる。
右手の甲に紋様がある。
設楽優 -Suguru Shikura-(CV:斎賀みつき)
元一謡のハンター。
「水季」という青年を探しているらしい。
無口で、人と一緒にいることを好まない。
チビと言われるのが実は心底嫌い。
箏を好む。『幻惑謡』(まぼろしのうた)という、幻を見せる力を持つ。
明月涼 -Ryo Akiduki-(CV:近藤隆)
街で偶然会う。小さな町の道場で師範代をしれいるらしい。
剣道はかなりの腕前で、ときおり主人公にも指南してくれる。
『昏睡謡』(ねむりのうた)という、相手を一時的に眠らせる力を持つ。
◆八咫(やた)の一族
八百比丘尼(やおびくに)の血を引く第三の血族。
九艘のように長寿であり、呪術や式神など呪を使って怪異を起こす能力に長けている。
遮那 -Shana-(CV:小西克幸)
八咫鴉や妖(あやかし)を使い、一謡や九艘の人々に対して攻撃をしかけてくる。
首に黒石の勾玉の首飾りをしている。
『鏡聴』(きょうちょう)という、鏡を使った攻撃を得意とする。
普賢 -Fugen-(CV:下野紘)
遮那の部下。
『式神』(しきがみ)をつかった攻撃を得意とする。
式神は鳥や妖の姿をとらせるほかにも、自分自身の分身を作り出して喋らせることもできる。
白石陽菜 -Hina Shiraishi-(CV:仙台エリ)
前作主人公。尚和高校三年
「水の旋律」本編で、九艘の血に目覚める。
主人公にとっては京輔をはさんだ恋のライバルだが、陽菜は気づいていない。
日下部仁美 -Hitomi Kusakabe-(CV:新井里美)
陽菜の親友で、憲吾と共に幼馴染。
主人公とは意外な趣味でつながりが・・・・・・・?
桐原拓哉 -Takuya Kirihara-(CV:子安武人)
九艘の一族。
尚和高校卒業後し現在妙栄大学一年。
尚和高校講師である桐原貴人の弟。
桐原貴人 -Takahito Kirihara-(CV:井上和彦)
九艘の一族。
尚和高校社会科講師。担当は歴史。
加々良愁一 -Syuiche Kagara-(CV:森田成一)
一謡の一族。西方教育大音楽学科に通う大学生。
歳若くして一謡の当主をつとめる。
明月圭 -Kei Akiduki-(CV:遠近孝一)
一謡の一族。西方教育大体育学科に通う大学生。
愁一とよく行動をともにしている。
片瀬哲生 -Testuo Katase-(CV:檜山修之)
一謡の一族。尚和町によく姿を現す男性。
主人公の太刀と似たようなものを持っているらしい。
手塚京輔 -Kyosuke Teduka-(CV:谷山紀章)
主人公のホームの先輩で、憧れの人。
尚和町「茶呑書房」でアルバイトをしながら、大学院に通っている。
新野憲吾 -Kengo Shinno-(CV:鈴村健一)
京輔のバイト先の後輩で、陽菜と仁美の幼馴染。
加々良水季 -Mzuki Kagara-(CV:三浦祥朗)
優が探している青年。
ときおり尚和町を訪れることもあるようだが・・・・・・。
【限定版同梱物】
(1)ドラマCD
「プロジェクトK〜男たちの夢ふたたび〜」(時間:46分)
【キャスト】
設楽優……斎賀みつき
明月涼……近藤隆
安曇康秀……森川智之
式部吉乃……岸尾だいすけ
柏木好春……下野紘
遮那……小西克幸
(2)水の旋律2限定版ブックレット(仮)
全35ページの冊子でキャラクター紹介や攻略資料や
キャラクターデザインの ひだかなみ描き下ろしイラストに加え、
「水の旋律」の生みの親・藤生佳恵のマル秘エピソードを収録。
(C) CYBERFRONT