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「GeForce GTX 460 SE」がひっそりと登場。CUDA CoreはGTX 460比で48基少ない288基に
NVIDIAからこれといった報道発表はなされていないので,俗に言う「Silent launch」(サイレントローンチ)ということになる。
さて,これは何なのかという話になるが,端的にまとめると,グラフィックスメモリ1GB版「GeForce GTX 460」(以下,GTX 460 1GB)をベースに,CUDA Coreの数を48基――つまりStreaming Multi-processor 1基分――削減しつつ,動作クロックも引き下げた製品である(表)。
現在NVIDIAは,GTX 460 1GBとグラフィックスメモリ768MB版GeForce GTX 460(以下,GTX 460 768MB)の北米市場における想定売価をそれぞれ199ドル,169ドルとしているが,同社に確認したところ,GTX 460 SEは,「GTX 460 768MBと同じ価格帯」(NVIDIA)に投入されるとのこと。「基本的には(CUDA Core数が多く,動作クロックも高い)GTX 460 768MBが性能で上回るものの,グラフィックスメモリ容量がフレームレートを左右するケースでは,GTX 460 SEが有利」といった位置づけになっているという。
「SE」が何の略なのかはともかく,製品名で区別できるようになっている点は,店頭でいたずらに混乱を招かないという観点から,相応に歓迎できるかもしれない。
なお,ZT-40409-10Pの動作クロックはコア680MHz,シェーダ1360MHz,メモリ3400MHz相当なので,メーカーレベルのクロックアップ品ということになる。
アスクによれば,即日出荷とはならない見込み。価格も現時点では未定だ。
→NVIDIAの製品情報ページ(GTX 460 SEが追加されている)
→ZOTAC
→アスク
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GeForce GTX 400
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