コーエーは,
2010年3月25日(木)に発売予定の「北斗無双」(
PlayStation 3版 /
Xbox 360版)の最新情報を公開した。
「北斗無双」は,コーエーのアクション作品
“無双”シリーズと,1980年代に連載されて,今なお高い人気を誇るコミック
「北斗の拳」のコラボレート作品だ。ケンシロウを主人公とした原作に忠実なストーリーが楽しめる
「伝説編」のほか,さまざまなキャラクターで,原作にはないオリジナルストーリーが楽しめる
「幻闘編」というモードを搭載していることでも話題となっている。
今回公開になったのは,二つのエピソードとそのスクリーンショットだ。
まず,「伝説編」のハイライトの一つである
サウザー&
シュウ関連の画像とストーリーが公開された。原作「北斗の拳」でも珍しかった,足技主体で戦闘を行う戦士シュウの姿も,威厳に満ちた南斗の帝王の姿も,しっかり再現されているのが分かるだろう。
また今回は,“聖帝”サウザーの「幻闘編」ストーリーの一部も明らかになった。こちらではなんと,サウザーと“南斗の同門”である
シンとの共闘が見られるようだ。
■キャラクター
シュウ(盲目の闘将)
「されど心の目はひらいておる」
南斗六星のうち、己を犠牲にして人を救う「仁星」を宿星として持つ男。盲目の戦将。しかしその目は、幼きケンシロウの命と引き換えに失ったものであった。
シュウはケンシロウに未来の光を見た。その輝きに自らの光を託したのだ。
シュウの使う拳は南斗白鷺拳。南斗の中で唯一脚を主武器として使う。さらに盲目ゆえか、敵の気配を心で見切る闘いはまさに縦横無尽で、多数との接近戦をものともしない。
サウザー(南斗の帝王)
「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」
将星──独裁の星を宿星として持つ男。南斗六星拳最強の南斗鳳凰拳の伝承者である。
その圧倒的なまでの拳の威力に加え、生まれながらの帝王の体、すなわち秘孔をはじめとする身体構造が全て逆である特異体質は、ラオウにすら闘いを逡巡させた。
■ストーリー
<幻闘編>サウザー
サウザーは聖帝軍を奇跡の村へと侵攻させる。リュウガ率いる拳王軍と遭遇する。トキを倒そうとするサウザーに、トキをラオウの元へと連行しようとするリュウガ。
お互いの目的がトキだということが分かり、両軍は戦闘を始めるのであった。
リュウガは、聖帝軍と相対しながら、奇跡の村へと別働隊を送る。サウザーは奇跡の村に火を放ち、トキをあぶり出そうとする。
奇跡の村を襲撃したことで、聖帝軍からは多くの兵士が離反してしまった。そのため、サウザーは南斗の同門シンと、その部下を招き入れることに成功。
ZEEDという野盗の掃討を実行に移すのであった。ZEEDは、南斗六星の一人シュウの村の自警団を包囲していた。
シュウの留守を狙った牙大王の襲撃に村は壊滅の危機を迎えていた。
<伝説編>ケンシロウ
マミヤの村を後にしたケンシロウは、聖帝十字陵建設の労働力として悪党に連れ去られそうになっていた民を救出する。
民をさらう指示を出していたのは、聖帝サウザーであった。
ケンシロウは襲い掛かってくる聖帝軍を次々と撃破。そこに突然、盲目の拳士シュウが戦いを挑んでくる。
シュウから聖帝サウザーの非道な行いを聞かされたケンシロウは、サウザーを倒すために聖帝の街へと向かう。
聖帝軍に襲撃される村人を護衛しながら、聖帝の街へと向かっていくケンシロウ。
サウザーから受けた傷を癒すケンシロウの下に、シュウがサウザーに捕らえられたという情報が入る。
ケンシロウは聖帝軍を蹴散らしながら、聖帝十字陵へと駆けつける。
人質を取られ、サウザーに聖碑を積むよう命じられたシュウは、ケンシロウの目の前で壮絶な最期を遂げる。
激怒したケンシロウはサウザーに再び戦いを挑む。
■技
極星十字拳(きょくせいじゅうじけん):手刀で水平に切りはらい、突きから回し蹴りへと繋げるコンビネーション。
岩山両斬波(がんざんりょうざんは):敵の顔面めがけて手刀を振り下ろし、頭部を真っ二つに叩き割る技。人間が通常使うことの出来ない潜在能力を100%使う北斗ならではの荒技。