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[TGS 2010]3D立体視対応ディスプレイで最高の臨場感を味わおう。ファン待望の「グランツーリスモ5」プレイレポート
ロジクールの公式ステアリングコントローラ「ドライビングフォース GT」と,RECAROのレーシングチェア「SP-GT II」で構成された試遊台は8台で,そのうち4台は3D立体視に対応していた。
現状,一般的な家庭で実現するのはなかなか大変そうな環境でプレイできるとあって,TGS 2010の会期中,試遊希望者の列が途切れることはなかった。
試遊バージョンには,“アーケードモード”“タイムトライアル”の二つのモードが用意されていた。
収録されていたコースは8種類。「東京ルート246」「モンツァ」「ローマ」といった舗装路のほか,ダートコースも含まれていた。コースごとに異なるマシンが選べるようになっており,もちろん,AT/MTも選択可能だった。
さっそく試遊を始めたのだが,実をいうと筆者はGTシリーズが得意なほうではないので,コースの様子を眺めつつ,恐る恐るアクセルを踏んでみた。とにかくグラフィックスクオリティの高さが印象的で,ドライブ気分で走ったこともあり,シリーズ初登場となるローマの美しい街並みが堪能できた。
またダートコースでは,夕暮れから夜へと移り変わっていく様子が確認できた。
ドライビングフォース GTによる操作は,フォースフィードバックの効き具合が心地よく,楽しかった。ただ,シミュレーション寄りのゲームなので,アクションゲーム感覚で無理のあるコーナリングをしようとし,曲がりきれなくなることが多い。
これはもちろん,筆者のドライビングテクニックの問題だが,ほかの試遊者のプレイぶりを見た限り,同じように苦戦している人が結構いるようだったので,当然ながら,あまりアーケードっぽいプレイ感覚は期待しないほうがいいだろう。
本作ではプレイ中,SELECTボタンを押すことで,ドライバー視点,コックピット視点,後方視点の順に切り替えられる。
GT5には,車体がダメージを受けるにつれてその形状が変化していくダメージシミュレーションの要素が盛り込まれている。そこで,車をぶつけて車体形状の変化を確かめようと思ったが,うまくいかなかった。
プレイ後,ブース関係者に問い合わせたところ,TGSに出展したバージョンでは,ダメージ表現は一部の車種に限定されていたとのこと。
3D立体視対応ディスプレイが接続された試遊台でもプレイしてみた。臨場感が高まることはもちろんだが,なにより,ライバルのマシンとの距離や,コーナーまでの距離がつかみやすくなることが最大のメリットだろう。意外といったら失礼だが,3D立体視は見た目だけの話ではなく,ゲームプレイにも大きく影響するのだ。GT5に本気で取り組みたいという人は,今から導入を検討するのもアリかもしれない。
筆者は3D立体視対応テレビを買う予定はなかったのだが,今回試遊を行い,購入することを決めた次第。11月3日の発売日が今から待ち遠しい。
「グランツーリスモ5」公式サイト
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グランツーリスモ5
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