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[TGS2023]BenQブースで最新のゲーマー向けプロジェクタをチェック。独立傭兵の担当者と一緒にAC6をプレイしてみた
最上位モデル「X3100i」でAC6をプレイする
今回展示されていたプロジェクタは,「X3100i」と「X500i」,「X300G」の3製品で,いずれも解像度が3840
最上位モデルのX3100iは,約2.5mの位置に100インチサイズの映像を投影可能な製品である。光源に4色LEDを採用しており,3300ルーメンという輝度を実現したのが特徴だ。コントラスト比は50万:1で明暗のコントラストに優れた映像を表現できるほか,デジタルシネマ向け色空間規格である「DCI-P3」のカバー率が100%で色再現性も高い。
また,台形補正は縦方向が自動で,横方向は手動での調整となっている。少し面倒ではあるが,画質を優先したためとのことだ。
X3100iは,PlayStation 5を使って動作をチェックできる。HDR対応タイトルで試せないか聞いたところ,ブースの担当者が「『「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」』があります。自分も独立傭兵なので,X3100iでどう見えるのか気になっています」というので,現場でインストールしてAC6をプレイしてみた。
X3100iは,輝度が最大3300ルーメンと明るい。TGS会場のような微妙に暗い環境でも問題なく視認できた。一般的な住居では,部屋を完全に暗くすることは難しいが,これなら少し画面は白むかもしれないが十分に利用できる範囲だ。
というわけで,AC6である。ゲーム開始冒頭のグリッド135汚染都市は,多くのゲーマーが記憶しているはずなので,映り方が分かりやすいだろう。独立傭兵の担当者がプレイをしてくれたのだが,なぜ人のプレイを見ていると「クイッククイックスロースロー」と言いたくなるのだろうか。なお微妙に紫の帯が薄く横切っているが,これはブース内の照明によるものだ。
さまざまな光が飛び交うTGS会場でも良好な表示でゲームをプレイできた。
X3100iで大画面を投影するには,ある程度広い部屋が必要になる。そこまでスペースが取れないという人には,短焦点プロジェクタのX500iとX300Gがおすすめだ。最短で約1.54m離れた位置に100インチサイズの映像を投影できる。
X300Gは,部屋から部屋への持ち運びも想定しているのもポイントだ。光源は3色LEDで輝度が最大2000ルーメン,デジタルテレビ向けの色空間規格「Rec.709」(=sRGB)のカバー率が95%と,上位モデルと比べるとスペックは控えめだが,その分コンパクトである。なお,持ち運びを想定しているので,バッテリーを内蔵しているのかと思ってしまうが非搭載だ。
また,BenQブースでは,MOBIUZシリーズのディスプレイ用ソフトウェア「Color Shuttle」も展示されていた。本製品を簡単に説明すると,ディスプレイのカラープロファイルを簡単に設定できるものだ。BenQの専門家やプロゲーマーが設定したものが公開されているので,ダウンロードして試せる。
BenQの専門家による設定は,ゲームコンテンツのほとんどがsRGB前提なのを踏まえたうえで,DCI-P3での見え方を考慮しているとのこと。人気ゲームを中心にプロファイルが用意されているので,MOBIUZユーザーであれば試してみるといいだろう。
BenQのゲーマー向けプロジェクタ製品情報ページ
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