イベント
[TGS 2009]PS3史上屈指の名作になるか? 「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」プレイレポート
ちなみに本作は2007年に発売された「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」の続編に当たる作品で,クラッシュバンディクーシリーズなど,数々の良質なアクションゲームを手がけてきたデベロッパ,Naughty Dogの最新作としても知られる。
「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」公式サイト
今回展示されたのは,E3やGCで公開されたものをローカライズしたバージョン。ゲームスタート直後からカーチェイスのイベントシーンが始まり,シームレスにゲームパートへと繋がっていく。ステージは,ゲームの中盤くらいだと思われる市街地が用意されており,銃撃戦やスニークアクション,建物や電柱などをよじ登ったりするクライミングなど,本作の要素を一通り楽しめる内容になっている。
さて,前作「エル・ドラドの秘宝」もかなり評価が高かったアンチャーテッドなのだが,早速プレイしてみた感触では,今作の出来映えは,それを遙かに上回る雰囲気であった。グラフィックスはPS3のタイトルの中でも間違いなくトップクラスという印象だし,操作感もかなり良好だ。
「PLAYする映画」というキャッチコピーでも知られる本作だが,そのインタラクション性はさらに高められており,“演出とゲームプレイ”の融合という意味では,恐らくゲーム史上でも屈指のクオリティではないか? と思えるほどである。
プレイしてみた限りでは,今回は,新要素でもある「潜入」をかなり意識したゲームデザインになっているようで,隠れるべきところはしっかりと隠れながら進んでいかないと,割とあっさりとやられてしまうような感覚を受けた。最初は「単に筆者が下手なだけなのか?」とも思ったのだが,周りのプレイヤー達の様子を見る限り,そういうわけでもない雰囲気。みんなちゃんとやられていたので,筆者も少し安心。
ただ,それが不愉快かというと,まったくそんなことはない。死んでもすぐに直前からやり直せるストレスフリーなシステム設計は前作と変わらずだし,むしろ,少々難度が高い方がプレイアビリティを高める要因になっていると感じた次第。「ちょっと難しいな」と感じる部分でも,何度かやり直すうちに,自然に攻略法が見えてくるあたり,この難度バランスは,恐らく相当練り込まれた結果なのだろう。
ともあれ,試遊台では一回約10分ほどしかプレイできなかったので,細かいところまでは見切れなかったが,本作がかなり期待のできる作品であるのは間違いない。10月に発売されるタイトルの中でも,とくに注目しておきたい作品の一つだろう。
ちなみに,発売前の前評判という意味では,海外メディアを中心に絶賛の声が上がっており,すでに「屈指の名作」との呼び声も高い本作。4Gamerでも,今後新たな情報を入手し次第をお届けしたいと思う。とくに映画「インディ・ジョーンズ」や「ロマンシング・ストーン」,あるいは「トゥーム・レイダー」など,冒険アドベンチャーが大好きという人は,ぜひ本作をチェックしておいてほしい。
「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」公式サイト
神秘の王国「シャングリラ」の秘宝をめぐるアクションアドベンチャー,「アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団」が10月15日に発売
[Gamescom]「Uncharted 2」は,「おいおい高過ぎるだろう」といいたくなるくらい高所でのアクションシーンの迫力が満点
- 関連タイトル:
アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団
- この記事のURL:
キーワード
(C)Sony Computer Entertainment America Inc.All RightsReserved. Created and Developed by Naughty Dog, Inc.