このゲームの読者の評価
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最高峰のグラフィック。前作未プレイの方でも是非! 90 - 投稿者:猛虎魂(男性/40代)
- 投稿日:2011/04/12
- 良い点
- 【シングル】
1・超ハイクオリティのグラフィック
最早実写と見間違うくらいのグラフィック。恐らく現在発売されている家庭用ゲーム機で最もグラフィックのクオリティが高いと思います。
2・多彩なプレイスタイル
ナノスーツにより多彩な戦闘スタイルが実現できます。クローク(透明化)を使って敵をスルーするも良し、難易度ノーマルではアーマーモード(防御力アップ)でガンガン撃ち合うも良し、あるいはクロークやアーマーモードの両方を使いこなすなどリプレイ性が高くなっています。
3・作り込まれたマップ
マップですが、前作ほどではないものの縦横に広いマップになっており、正面から攻めるルートもあれば、例えば地下道のルートもあったり、横道のようなルートもあったりと、多層なマップになっており、2周目をプレイしていて、こんなところにこんなルートが・・・と再発見することもしばしばです。
4・AI
AIについては良かったり、悪かったりする点がありますが、ここでは良い点を書きます。
戦闘時になると、物陰に隠れない限りクロークを見破ったり、縦横無尽に動き回ったりとまあまあ良くできています。
5・ストーリー
ストーリーは悪い面の方が多いですが、著名な作家を起用するなど、ストーリーに力を入れようとした点だけは好感を持てます。
6・音楽
映画音楽で著名なハンス・ジマーを起用しており、それらしさが出ております。
7・ボリューム
近年FPSのシングルといえば、4〜5時間程度で終わることがありますが、本作はボリュームが盛りだくさんで、難易度ノーマルでは12時間でクリアできました。そして、既述しましたようにリプレイ性が高いので、シングルだけでもフルプライスで購入しても十分元は取れると思います。
【マルチ】
武器のアンロック以外にスーツの機能を強化するなどといった要素があります。
1・戦略性の高いゲーム
ダッシュ、ジャンプ、アーマー、クローク(透明化)など全て同一エネルギーで一元管理しています。つまりダッシュばかりしてから、敵と対峙するとエネルギーが尽きて、撃ちあいに負けてしまいます。エネルギーの管理が重要となり、クセはあるものの非常に戦略性が高いゲームになっています。
2・墜落現場
墜落現場とは通常のFPSでいうドミネーションにあたるゲームルールです。
エイリアンポッドの墜落地点がランダムで変わり、その墜落地点を確保している間は得点が入るというルールのゲームですが、これが非常に熱く面白い。
墜落地点がランダムであるため、このマップはここを確保すればOKという攻略パターンが確立されておらず、繰り返しプレイする意欲を駆り立てます。
3・芋っている人が少ない
スピーディーなゲームなので、所謂芋砂は殆どいません。個人的には常に動き回って撃ち合いたいというプレイスタイルですので、このゲームのこのプレイ感覚は好みですね。逆にスナイパーでプレイするのが好きだという人にはお勧めは出来ません。
4・マップ
マップには障害物や瓦礫などが多めに配置されており、遠くから一方的にやられるということは少なくなっています。それでも面白くないマップはありますが、全体的には近〜中距離で撃ち合うのには最適なマップで良いマップが揃っていると思います。 - 悪い点
- 【シングル】
1・AI
AIについてはグルグルとその場を回り始めたり、引っ掛かったまま前進を続けたりとバグっぽい動作をするなど詰めの甘さが目立ちました。また、壁にぶつかるとダメージを食らっている?らしく、「くそ!やられた!!」というやり取りがあったりと、知らん間に死んでいるという現象がたびたび発生しました。グレネードによる自爆も非常に(というより異常に)多く、クリアするまでに一度や二度どころの話ではありませんでした。
2・ストーリー
前作をやっていない人がプレイしてもストーリーについていけるだろうか・・・という杞憂があるかと思いますが、前作プレイ経験者である私からアドバイス致しますと、全く問題ありません。最初からストーリーが説明不足で意味不明になっているからです。造語・専門用語の連発、言葉足らずな説明、説明になっていない説明…これらが原因でストーリーになかなか入り込めないようになっています。専門用語などが登場する場合、解説が入るか、終盤になるにつれて段々と理解できるようになるはずですが、理解する前に、矢継ぎ早に新たな専門用語が登場し、最後までこの状態は変わりません。ストーリーを書いた本人はわかるのでしょうが、プレイする側には全くわかりません。一応終盤に数々の謎は明らかになりますし、前作のような中途半端な終わり方になっていない点は評価できますが、いかんせんわかりづらい。
ざっと本作で登場する用語を上げますと・・・
『ナノシステム』、『ナノレベル』、『深層プロトコル』、『データパイル』…
これらはあくまでも極一部の用語です。これらの用語をわかるという前提で登場人物は主人公に話しかけてくるため、一体今自分は何をしようとしているのか?このミッションを達成することでどういう結果が得られるのか?没入感が得られません。どうせミッションを進めても、ストーリーが良くわからないし・・・という風になり、一気に先に進める気にならないといった欠点があります。また仮に本作品に登場する用語を理解したとしても、ストーリー展開は非常にゆっくりしたものになっており、ストーリーに期待しているとがっかりされると思います。
【マルチ】
・バグ
マッチに始まる直前にBGMが爆音になったり、人数がそろっているのにかかわらず、マッチが始まらないバグがあったり。パッチで修正されるかもしれないでしょうが、こんな初歩的なバグを残したまま発売したことに不信感を抱きます。 - 総評
- CRYTEKの作品は、FARCRY1、前作CRYSISとクリア済みです。両作品とも非常に面白く、7周位はクリアしたと思います。そのくらい過去2作はシングルの出来は良く(マルチは未プレイ)、満足の行く作品でした。
ただ、FARCRY1は元々高い難易度が終盤(特にラスト2ステージ)になると異常なまでに跳ね上がり、CRYSIS1は後半ステージ(エイリアン出現)にくるとつまらなくなってしまい、エンディングも某週刊漫画雑誌の10週打ち切りの漫画みたいな終わり方であったこと。どうもCRYTEKの作品は終わりの方になると『ぐちゃぐちゃ』になってしまうと言う印象がありました。
今回CRYSIS2はその辺りどうなっているのかを着目していましたが、
今度はストーリーを妙に作りこみすぎて、初回プレイで理解するのは難しいストーリーになっています。難しいだけで大して面白くもないストーリーでストーリーを目当てにプレイされるとがっかりされるかもしれません。
マルチ(プレイ時間12時間ほど)ですが、始めた当初はぼろ負けばかりで面白くないな…と思っていました。CODシリーズから入ると、恐らくマルチは「何か違う」とか「面白くない」と思われるかもしれません。しかし、3時間くらいプレイするとゲーム性に慣れてきたためか、マップを覚えてきたためか不思議とそこそこの成績を収めるようになり、面白くなってきました。体験版の時にプレイしたけど、面白くなかったという方も3時間はがんばってプレイしていただきたいですね。
AIのバグ?っぽい馬鹿な行動など、少しデバッグすれば気づくバグが放置されている点もマイナスですが、ナノスーツを使った戦闘スタイルや完全な一本道とはならないように工夫されたマップなど。総合的に見るとプレイする価値は十二分にありますね。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 4 4 5 -
圧巻のグラフィックと優秀なゲームバランス 85 - 投稿者:CoCoMagic(男性/30代)
- 投稿日:2011/04/01
- 良い点
- まず何と言ってもグラフィックでしょうね
正直、コンシューマーではこれ以上グラフィックに驚くことはないと思っていたのですが……
コンシューマー最高のグラフィックという宣伝文句も納得のレベルです
そして以外にも、キャンペーンモードのバランス、シナリオがしっかり作りこまれているのに驚きました
戦闘マップはどれも細かく計算されて作られており、特攻から狙撃、ステルスまで
様々な戦い方をプレイヤーが選べるようにデザインされています
ナノスーツも決して万能ではないのも好印象。歯ごたえのある難易度でやりがいがあります
前作では途中でダレてしまい、1度クリアしたらもうやらなかったのですが
今作はあと何周かしてみたいと素直に思えました。
シナリオ重視のためか、ややリニア進行ですが
売りの自由度はそこまで損なわれていないと思います
一見狭く見えるマップでも、ナノスーツの運動機能のおかげで意外な場所まで行けたりするので - 悪い点
- キャンペーンモードをフレンドと協力できないのが残念
せっかく自由度が高くて作りこまれたマップがあるので、もったいない
マルチプレイはやや人を選ぶ作りかもしれません
そして何よりラグの影響が大きめです
個人的には十分に楽しめていますが - 総評
- キャンペーンモードは昨今の名作FPSに負けず劣らずの優秀な出来だと思います
グラフィックだけを目当てに買うと、いい意味で裏切られるでしょう
これだけのためにフルプライスで買う価値はあります
マルチプレイも慣れてきてシステムがわかれば楽しめてきますが
CoD4やHALO REACHなどと比べるとどうしても劣ります - プレイ時間
- 10〜20時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 4 4 5 4
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