コーエーテクモゲームスは,同社が12月17日に発売を予定している「
信長の野望・天道 パワーアップキット」の最新情報を,本日(11月29日)公開した。
本キットは,2009年に発売されたPC用ソフト「
信長の野望・天道」のゲーム要素を拡充するもの。新シナリオや各種エディタはもちろんのこと,勢力ごとの特徴を多様化させ戦略の幅を広げる「文化」,大名家の思考を自由に設定できるAIエディタといった新たな要素も多数収録しているため,遊びの幅は大きく広がりそうだ。
今回は,そんな追加項目の一部である
「文化」「文化施設」「朝廷外交」の3種類について詳しい内容をお伝えしていこう。
なお4Gamerでは,本拡張キットの発売に先駆けて,本作のプロデューサーを務める北見 健氏にインタビューを行っている,「
こちら」も合わせて目をとおしてほしい。
●戦略の幅が大きく広がる「文化」で勢力を強化!
勢力をより強化するための新たな要素として、武家、公家、寺社、南蛮という4つの系統の「文化」が登場します。「文化」を振興することで、合戦をより有利に進められる強力な新施設の建設や、朝廷の権威を利用した新たな外交ができるようになるなど、系統に応じて様々な効果が得られます。
自勢力の特性を見極めて、適切な系統の「文化」を振興していけば、乱世を乗り切るための戦略の幅が大きく広がります。
「文化」を修得するにはそれぞれの文化系統に対応した名声上昇施設を、必要な数だけ建設する必要があります。
■振興コマンド_文化選択画面
どの文化を振興するか、選択する画面です。文化は全部で32種類あり、どの文化をどの順番で振興していくかが重要です。自勢力の特性を見極め、適切な文化を振興させれば、戦略的優位に立つことができます。
■各種文化修得画面
文化の振興が終わり、文化を修得した画面です。文化の系統には「武家文化」「公家文化」「寺社文化」「南蛮文化」と4つの系統があります。
「武家文化」 |
「公家文化」 |
「寺社文化」 |
「南蛮文化」 |
■文化施設「聚楽第」
文化選択画面で公家文化「聚楽第」を修得した後、文化施設「聚楽第」を建てた様子です。「聚楽第」があると、支配している諸勢力がすべてお抱え衆となります。
文化を振興すると建てられるようになる「文化施設」(全8種類)です。
≪武家文化の文化施設≫
■八幡宮【攻撃強化】
攻撃戦法の付加効果(状態異常発生)が複数部隊に対して発生するようになる。
≪公家文化の文化施設≫
■聚楽第【外交強化】
支配している諸勢力がすべてお抱え衆となる。
≪寺社文化の文化施設≫
■大社【内政強化】
勢力内に祭りが発生するようになる。
■五重塔【内政強化】
敵が仕掛ける計略(引抜・扇動)にかかりにくくなる。
■黄金大仏【内政強化】
募兵量が上昇する。
≪南蛮文化の文化施設≫
■城塞【防衛強化】
鉄砲で攻撃。また、範囲内の敵部隊の移動速度が低下する。
■要塞聖堂【防衛強化】
弓で攻撃。また、範囲内の敵部隊の士気が低下する。
■教会堂【防衛強化】
拠点や施設で壊滅させた部隊の傷兵を吸収し、味方にできる。
■朝廷外交
「公家文化」の「浪士斡旋」を振興すると、全国に点在する浪人を朝廷に紹介してもらい、登用することが可能です。
この他にも、公家文化を振興することで季節初めに朝廷の使者が訪れるようになり、官位をもらったり、家宝を購入することができる「招待」。朝廷の仲介で、敵対する勢力と停戦する「和解」などのコマンドが使えるようになります。
朝廷の権威を利用することで、外交を有利に進めることが可能です。