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[E3 09]Ubisoftが面白いディスプレイ機器に対応した最新RTS「R.U.S.E.」を発表
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印刷2009/06/04 21:39

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[E3 09]Ubisoftが面白いディスプレイ機器に対応した最新RTS「R.U.S.E.」を発表

 Ubisoftのブースに展示されていた「R.U.S.E.」は,第二次世界大戦をテーマにした,一見するとありきたりのリアルタイムストラテジー(RTS)である。しかし,開発元のEugen Systemsの開発したIRISZOOMゲームエンジンにより,個々のユニットのクローズアップ画面から,そのままズームアウトしていくことで自然に戦略マップに切り替わるといった,柔軟な描画が可能となっている。

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 この戦略マップは,まるでテーブルゲームのような印象を受けるもので,複数の同タイプユニットが一つの師団を表す駒として表示される。この状態で,例えば一定地域の電波を傍受し,敵の位置を探るといった作業もできる。このテーブルゲームスタイルの状態でもゲームを進めることは可能なようで,RTS初心者でも十分に遊べるような印象を受けた。

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 R.U.S.E.は戦略マップの状態においてもすべてがリアルタイムで進行し,プレイヤーは兵士の訓練やタンクの生産に必要な施設を建設しながら,敵のいる場所へとユニットを進めていく。資源が運ばれてくるサプライラインの防衛は,本作では非常に重要になっており,サプライラインを失えば生産力が落ちてしまう。前線を拡大し過ぎても敵にラインを切られると苦しくなるので,このあたりは戦略的にユニットを配置することも必要になるだろう。
 一度施設を建てれば,その建物はインタフェースの一つとして画面上に表示されるようになり,わざわざ施設の場所に移動しなくてもユニット生産などができるようになる。このように,全体的には非常に簡潔で遊びやすい作りになっている。

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 R.U.S.E.は,フランスのIntuilabが開発した「Intuiface」という特殊ディスプレイ装置に対応しているのも大きな特徴だ。これは,昔のインベーダーゲームの筐体のように水平に置かれたモニターディスプレイ装置で,Quad Core PCを内蔵した40インチのタッチスクリーンが採用されている。
 これで,プレイヤーの指の動きを読み取り,画面をズームさせたり,個々のユニットに指示を与えたり,メニューバーを引き出して生産やリサーチしたりという,すべての作業ができるのである。まるでSF映画のような光景だが,残念なのはIntuifaceが現状では2万5000ドル(約240万円)もすることだ。もし,コストが削減できなければ一般向けには売れないだろうとIntuilabの係員も話していた。
 この半分の長さ,つまりディスプレイ面積が4分の1のもので1万ドル(約95万円)のものもあるそうだが,今のところ需要は建築や医療分野などの利用に限られている。ゲームセンターのカードバトルなどで大いにパワーを発揮できそうだが,広報力のない小さな会社のようなので,興味のあるゲームメーカーはぜひ連絡してあげてみてほしい。

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 R.U.S.E.は,PC及びXbox 360PLAYSTATION 3向けに,2010年第1四半期にリリースされる予定だ。かなり簡潔そうに見えたので,PCゲーマーにはゆるいRTSになりそうだが,ユニークなズーム効果や手堅いゲームプレイは遊んでみる価値が十分にありそうだ。
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    R.U.S.E.

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