プレイレポート
XBLA版「バーチャロン」,11月29日到着の「ツインスティックEX」をさっそく使ってみた
Xbox LIVE アーケード版「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66」(以下,オラタン)の配信開始が4月29日のことだったから,かれこれ7か月。晴れて,プレイヤーの手元に届くまでの経緯を,簡単に振り返っておきたい。
- 6月5日:1台3万円(税&送料込)の完全プレオーダー制となることと,注文が一定数を超えなければ製品化されないことが発表される
- 6月15日:HORI STORE.comでプレオーダーの受付が始まる(〜7月2日15:00)
- 6月30日:ツインスティックEX発売決定のアナウンス
- 7月9日:HORI STORE.comでツインスティックEXの受注が始まる(〜7月30日18:00)。価格は当初の予告どおり3万円に
- 10月20日頃:購入者に,最短の配送日が11月29日になると連絡が入る
- 11月29日:購入者の自宅(など)にツインスティックEXが届き始める
※ツインスティックEXは完全プレオーダーの限定生産品であり,現在は購入できません。
設置&保管スペースの確保が最優先課題?
というわけで,実際に届いたツインスティックEXを概観してみよう。筆者(※佐々山)の自宅で撮影しているため,いろいろとよけいなものも写っているが,このあたりはご容赦を。
さて,2台発注した筆者の自宅には,ちょっと笑えるサイズの段ボールが届いた。ツインスティックEXの入っている段ボールが500(W)×400(D)×285(H)mmというサイズだったあたりから,2台分となるその巨大さは想像してもらえるのではなかろうか。
ツインスティックEXの本体サイズは456(W)×342(D)×226(W)mm。とにかくデカい。筆者は800×800mmというサイズのテーブルを机として使っているので,下の写真だと比較的余裕があるように見えるかもしれないが,一般的な机だと,これだけの設置面積を確保するのは難しいのではなかろうか。
Dreamcastの頃は,グラフィックス出力先がCRTだったのであまり気にならなかったのだが,同じ机の上に液晶ディスプレイとツインスティックEXを置いてプレイしていると,操作時の振動でディスプレイが動いてしまうのである。
このあたりは,使っているディスプレイデバイスのヒンジ部がどれだけ振動に強いかにも関連する部分なので,環境によってはまったく気にならないかもしれない。ただそれでも,机上のスピーカーユニットなど,小物が動いたり,場合によっては落ちたりする危険はあるだろう。そういった場合は,下に示すような「ツインスティックEX専用台」を用意することを勧めたい。
全体的には満足できる完成度
ルックスや重厚感も悪くなく,あえて重箱の隅をつつけば,大きさの割に動いてしまいやすい点を挙げられるが,それも,上で紹介した専用台を使えば気にならないだろう。
Dreamcast版ツインスティックとの違いも些細なもの。細かい部分では以下のようなポイントを挙げられるが,すぐ慣れる。キャンセル系の操作も,だいたい同じ感覚で出せる印象だ。
- 「漕ぎ」で,レバーを倒した状態から[3-3]→[9-9]などといったように操作するときの動きが滑らかになった
- Dreamcast版ツインスティックだと,レバーの入力される角度が,半分くらい倒した状態だったが,ツインスティックEXではそれがほぼ倒しきった状態になった
- スペシャルボタンの配置が,Dreamcast版は中央よりもややプレイヤー寄りだったのが,アーケード版と同じように,2本のスティックの間へ移った
- 本体台座部の厚みが実測最大87mmもあるので,机とディスプレイの設置状態によっては,ツインスティックEXが画面に被さってしまう可能性がある
また,個体差の可能性もあるので,参考程度になるものの,到着初日の時点では以下のような印象も得られたので,念のためお伝えしておきたい。
- Dreamcast版だとバネがやや強く,右に向かって弾くようにレバーを倒すと,反発で逆方向に入ることがあったが,ツインスティックEXではその問題がなくなった。グリスボックの「姫路撃ち」など,忙しい入力が行いやすくなった気がする(fumio)
- 左右ターボボタンの柔らかさに微妙な違いがある気がする(佐々山薫郁)
「ていうか,せっかく3万円もする周辺機器出したんですから,当然“次”もあるんですよね? Xbox 360なら『新機体授与』とか全然問題ないですよね? もっとはっきりいうとフォースまだ?」と無責任に煽りつつ,今はこのイカした入力デバイスと戯れていたいと思う。
- 関連タイトル:
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム ver.5.66
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