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2周年間近の「Grand Fantasia」に開発者インタビュー,開発の経緯や今後の予定などを聞く。ついにミグルも戦闘に参加?
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印刷2011/04/23 00:00

インタビュー

2周年間近の「Grand Fantasia」に開発者インタビュー,開発の経緯や今後の予定などを聞く。ついにミグルも戦闘に参加?

画像集#024のサムネイル/2周年間近の「Grand Fantasia」に開発者インタビュー,開発の経緯や今後の予定などを聞く。ついにミグルも戦闘に参加?
 アエリアがサービスしているMMORPG「Grand Fantasia -精霊物語-」(以下,GF)は,オーソドックスで分かりやすいシステムと,可愛いパートナー精霊のミグルが人気のタイトルだ。2011年5月で正式サービス開始2周年という節目を迎えるにあたり,今年の2月にエンドレスダンジョンやリミットマスターシステムといった大規模なアップデートが施され,今後さらなる発展が期待できそうだ。

 今回は,運営会社であるアエリアのGF運営チームと開発元X-LEGENDの開発メンバーに直接インタビューすることができたので,企画の基本コンセプトから今後の展望までじっくりと話を聞いてきた。


開発チームが語るGrand Fantasia開発の基本コンセプト


X-LEGEND GrandFantasiaゲームプロデューサーSharon Yeng氏
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4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。GFの開発を担当するX-LEGENDの皆様にきていただいているので,まずは開発の経緯からお聞かせください。

Sharon Yeng氏:
 まず,企画の段階で,プレイヤーと共に活動する「パートナー」を強く押し出した作品にしようと思っていました。試行錯誤の末に皆さんご存じの「ミグル」が生まれたわけです。
 可愛らしいミグルは,さまざまな国で人気になり,私達開発チームとしては非常に嬉しく思っています。ミグルには性格や見た目でいろいろなタイプがあり,個性豊かなペットです。ゲームの拡張においては,このミグルは大きな影響力を持つ存在といえるでしょう。

4Gamer:
 最初にミグルという存在があって,そこからゲームが発展していったわけですね。日本での運営開始からもうすぐ2年になりますが,これまでサービスを続けてきた感想をお聞かせください。

Sharon Yeng氏:
 日本でのサービスに関しては,最初に,現在運営を担当しているアエリアからお話をいただきました。正直,日本で本当に成功するのかはかなり不安でした。ですが,βテストでプレイヤーの皆様から高い評価をいただき,そのまま現在まで変わらぬ評価をいただいております。プレイヤーの定着率も高いです。プレイヤーの皆様を大事にするアエリアの運営方針も,プレイされている皆様に評価されたのではないでしょうか。

X-LEGEND海外運営部COO Howard Chang氏
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Howard Chang氏:
 この2年間は,運営のアエリアと開発の私達X-LEGENDとの間でうまくコミュニケーションを取ることができたと思っています。その結果,オリジナルマップやアバターアイテムといった,日本のプレイヤーの皆様から出された要望をゲーム内に追加することができたのです。
 こういった日本から生まれたコンテンツは海外でも人気があります。もともと本国の台湾では日本風のものが好まれる傾向にあるのですが,現在はアニメブーム中のフランスでも好評のようです。

4Gamer:
 本来の世界観とはちょっと違った方向になっている気もしますが,その辺りも受け入れられているのでしょうか?

Sharon Yeng氏:
 日本マップに関しては,「異世界」という設定にしています。そのためかどうかは分かりませんが,「世界観が違う」といった類のクレームはありませんでした。逆に,皆さん面白がって遊んでくれたようです。

日本発のコンテンツ各種
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4Gamer:
 GFは14か国語でローカライズされているということでしたが,各国でそれぞれオリジナルコンテンツがあるのでしょうか?

Howard Chang氏:
 国によって期間限定イベントなどは変えていますが,オリジナルマップは日本だけです。

アエリアGrand Fantasiaプロデューサー三上 優氏
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Grand Fantasiaプロデューサー三上 優氏(以下,三上氏):
 補足しますと,日本オリジナルマップに関しては,日本専用ではなく日本のGF運営チームが企画したというのが正確な表現でしょうか。日本発のこのマップは,現在では各国に配信されています。

Howard Chang氏:
 アエリアと提携したときから,日本のマーケットは大事にしていこうと考えていました。開発チームの総意として,運営であるアエリアと日本のプレイヤーの意見を重要視し,できる限り要望に応えようと努力してきました。

三上氏:
 こちらから企画を出すと,すぐに作業に取り掛かってくれまして。企画を出してから実装に至るまでの時間は……とにかく早く仕上がったことを覚えています。なんでも,ほかの作業を止めてまで,日本の企画に専念してくれたのだとか。

4Gamer:
 ほかの作業を止めるというのは英断だと思うのですが,なぜそこまで日本にこだわったのでしょうか。

Howard Chang氏:
 GFは私達X-LEGENDにとっては,初めて成功したタイトルです。思い入れも強く,他国語でサービスを開始することには慎重になっていたんですね。そして,初めての他国語サービスというのが日本で,「日本で成功しなければ,他国でも失敗する」という覚悟にも近い思いを抱いていました。
 グローバル展開の前に,まずは日本で成功する。そのために日本の企画に集中していたのです。東京ゲームショウでは他国からのオファーも舞い込みましたし,この判断は間違っていなかったと思います。

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4Gamer:
 日本で人気になっているところはどの辺りにあるとお考えですか。

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Howard Chang氏:
 GFの開発チームは,小さい頃から日本のアニメやゲームで遊び,そういった日本の文化で育てられたような人が大勢います。そういった背景がありますので,制作の過程でも「こうしたら日本でも人気が出るのではないか」と常々考えていたわけです。
 実際,日本でサービス開始直後から人気になったものですから,私達はいっそうガムシャラにがんばっていこうと一致団結しました。

三上氏:
 運営チームとしては,GFのほのぼのとしたゲーム観がお客様に受けられられているのではと考えています。レベル上げや各コンテンツで遊びつつ,ギルド単位でチャットを楽しむ,コミュニケーションのツールとしての役割も大きいのかなと考えています。

4Gamer:
 本国である台湾と日本,ゲームの仕様は同じなのでしょうか。

三上氏:
 サービス開始前の段階ですが,まずは操作体系の根本から見直して,日本のお客様向けにチューンナップしました。
 あとは,台湾では課金アイテムを使わないと都市間の瞬間移動ができなかったのですが,このシステムは日本には合わないと判断し,改善してもらいました。開発元からは,収益を得るために必要ではないかと意見もされたのですが,私達GF運営チームとしましては,プレイヤーの皆様にとって便利な機能はそのまま使っていただき,収益はアバターアイテムのような別の分野で得るべきだと考えました。
 先日,2人乗りできる乗り物を実装したのですが,こちらもお客様から実装してほしいと多くの意見をいただいていて,ようやく願いが叶ったシステムですね。ほかにも,ひな祭りや子供の日のこいのぼりなど,季節に合った期間イベントも台湾と日本では異なっています。

4Gamer:
 運営と開発で,意見の食い違いから対立するようなことはありませんでしたか。

三上氏:
 運営も開発もお客様に喜んでもらうサービスを目指しておりますので,こちらで多少無理なことを言っても開発チームにはなんとか応えてもらっています(笑)。

4Gamer:
 開発チームの方にお聞きしたいのですが,日本の運営から出された要望で,これは厳しいだろうと思った案件などはありますか。

Sharon Yeng氏:
 カジノはシステム的にも少し無理をして作っています。もともと構想になかったものですから,多少強引に導入しました(笑)。先に話した,2人用の乗り物も立ち上げ当初の構想になかったので,こちらも四苦八苦しましたね。あとはオークションの検索機能も,単純なようですがデータ量が膨大で大変でした。
 そして,一番驚いたのは,お米イベントでしょうか……。

これが噂のみぐる米
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三上氏:
 2009年7月にアイテム宅配システムというものを実装しました。これは,ゲーム内で狩りをして,ある条件を満たすと自宅にお米が宅配されてくるというものです。GFは学生のお客様も多くいらっしゃいます。そのご両親は,ゲームは役に立たないものという印象を持っている方も多いようなので,みんなに喜んで貰えるような仕組みを考えて宅配システムを発案したわけです。

Sharon Yeng氏:
 この企画は本当に驚きましたね。プログラマの女の子は,どうやればいいのか途方にくれて泣いていました(笑)。当時は意味不明でしたが,今思い出すと面白い企画だったんじゃないかと思います。

4Gamer:
 プレイヤーを驚かせるお米イベントのようなものは,開発としても制作していて楽しいのではないですか。

Sharon Yeng氏:
 そういったイベントものを作成するのも楽しいのですが,私達としましては,プレイヤーの皆様からの要望を忠実に叶えることにやりがいを感じています。難しいリクエストを形にして実装し,それに対するプレイヤーの皆様から喜びの声が聞けたときが最高に嬉しい瞬間ですね。

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ワールドワイドに展開するGrand Fantasia。各国のプレイヤーの反応は?


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4Gamer:
 今までのアップデートをみると,コンテンツの幅を広げるものが数多くありました。プレイヤーの皆さんからはどういった反応がありましたか。

三上氏:
 アップデートで追加されたコンテンツについては,基本的にはどれも楽しく遊んでいただけているようです。ただ,これまでの2年間はとにかくコンテンツの拡充に努めてまいりましたので,PvPを含めたバランスに調整は必要だと考えています。これに関してはお客様からも多数要望が出ている案件です。とくにPvPのバトルフィールドは改善しなければならない部分だと思っています。
 日本の運営としましては,日本のお客様の声をまとめて開発へと送っています。ただ,GFは各国で運営されているタイトルでありますので,世界中のお客様の声を聞かなければなりません。日本はかなり優先していただいているのですが,ゲームの根本となるバランス調整はどうしても慎重に行う必要があったのです。
 それでも,去年末からバトルフィールドのバランス調整を何度か行っていますので,少しずつですがお客様の不満は少なくなってきているのではないでしょうか。もちろん,バランスに関してはこれで終了ということではなく,今後も継続して行っていく予定です。
 なお,今年は「バランス調整の年」という目標を掲げていますので,バトルフィールドだけでなく,ダンジョンの報酬なども見直していくつもりです。

4Gamer:
 国によってプレイヤーの意見も違ってくるのですね。日本と各国で,プレイヤーの特徴に違いはあるのでしょうか。

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Sharon Yeng氏:
 開発としては,お客様をヨーロッパ系とアジア系の2つに大別しています。日本はアジア系に分類されるわけですが,日本のプレイヤーはアジアの中では異色の存在ですね。アジア系の多くがPvPやランキングなど競争するコンテンツを好んでいますが,日本のプレイヤーは競争をせず穏やかにプレイしているような印象を受けます。

4Gamer:
 GFに限らず,日本のプレイヤーはMMOにおけるPvP要素に興味を持っていない方が多い気はします。一部のプレイヤーは熱狂的にやり込んでいますが。ヨーロッパのプレイヤーはどうなんですか?

Sharon Yeng氏:
 ヨーロッパと,アメリカもそうですがアバターアイテムの要望が多いのが特徴でしょうか。

Howard Chang氏:
 ヨーロッパ/アメリカは,アジア圏と比べてまだ歴史が浅いです。この地域は本来はMMORPGというとコアプレイヤーがメインになってくるのですが,GFの場合は年齢層が幅広いですね。そのため,初心者向けのガイドを綿密に行うようにしています。売り上げで見ても,フランスをはじめヨーロッパ圏は好成績を残しています。ちなみに,全世界でGFを遊んでいるアクティブアカウント数は現在400万ほどです。

三上氏:
 日本のお客様は,他国のお客様に比べてバグや不具合といったものを積極的に問い合わせしてくださいます。他国のお客様は,不具合などはあまり気にしないという話を聞きました。不具合は本来あってはならないことなのですが……お客様に指摘されて気づくことも多々あり,それには本当に感謝しています。

4Gamer:
 X-LEGEND社内の開発環境などをについても聞かせていただきたいのですが。

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Howard Chang氏:
 X-LEGENDは総勢300名程度で,台湾担当のパブリッシャーが50名,残り250名は開発ですね。開発の中ではデザイナーが多くて150名ほどです。社屋は見た目自体は派手ではなく,中の雰囲気は……教室のような感じでしょうか(笑)。ただし福利厚生は充実しており,内部にバイキング形式で食べられる食堂のようなものもあります。

Sharon Yeng氏:
 開発は席が近いこともあり,声を出して確認しながら作業を進めています。毎週必ずミーティングを行い,各国の売り上げやその他確認事項を入念に確認するように……これはどこの会社でもそうかもしれませんが。

三上氏:
 私達がX-LEGENDに訪問したときは,卓球台が置いてあったり,ディスクにフィギュアが置いてあったりと,楽しそうに仕事をしていました。

4Gamer:
 楽しさを提供する会社ですから,遊び心は大事ですよね(笑)。GFは何名ほどで開発をしているのですか?

Sharon Yeng氏:
 GF専任の企画担当は10名でデザイナーは20名,ほかにサポートや技術を専任しているのが5名ほどでしょうか。しかし,アップデートの内容によってチーム編成や人数は流動的に変化します。

X-LEGENDの社内風景。「教室みたい」という社内は,机が同じ向きで並べられていた。なるほど
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今年の課題はバランス調整と新規コンテンツの拡充


4Gamer:
 運営アエリア,開発X-LEGENDの「NineTailOnline -精霊物語外伝-」というタイトル,こちらは日本ではGFの姉妹版のような紹介をされています。本国ではどういった反応なのでしょうか。

Howard Chang氏:
 本国では,GFはファンタジー,ナインテイルオンラインは武侠という住み分けになっていて,プレイヤーのタイプが異なっています。台湾では武侠系のタイトルも人気があるのですが,日本では王道のファンタジー物のほうが人気が高いようです。どちらのタイトルも同じように遊んでもらいたいとの思いから,片方のタイトルでレベルが上がると,もう片方でアイテムがもらえる……といったように,タイトル間の連携を取るようにしました。これは,日本のプレイヤーの皆様のことを熟知しているアエリア側の判断です。

三上氏:
 GFとナインテイルの連携を今後どうしていくかは,プレイヤーの皆様の反応などを確認しながら考えていこうと思っています。

4Gamer:
 X-LEGENDの作品としては,まずGFが成功し,その後,ナインテイルオンラインをはじめとしたいくつかのタイトルがサービスを開始しています。後続のタイトルほど改良された部分が多いかと思うのですが,そういった後続タイトルで改良された部分がGFに入ってくるようなことはありますか。

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Sharon Yeng氏:
 すでに一部は取り入れられています。システム的に,また世界観的に合うかどうかを企画チームが考え,GFの方向性が変わらずに面白くなると判断できれば迷わず入れていきます。便利になったとしても,それがGFの特徴を消すようなものであれば入れることはしません。

4Gamer:
 気になるGFの今後ですが,今年はどういった動きがあるのでしょうか。

Sharon Yeng氏:
 今年は今までのアップデートで増えた各コンテンツを見直し,徹底的に改善していきます。
 ほかに大きな追加要素としては「領域戦」というものを考えています。ただ戦うのではなく,戦略を立て,仲間と連携しながら戦うことで,プレイヤーの皆様に新たな楽しみを見出していただければと思います。あとはミグルに大きな変化が訪れます。これまでミグルは補佐的な行動しかとれなかったのですが,ついにプレイヤーと共に戦うことができます。

4Gamer:
 ミグルのバージョンアップと新コンテンツの領地戦ですか。かなり大きなアップデートになりそうですね。ミグルと共闘できるようになると,戦闘バランスに影響が出てきそうな気もしますが。

Sharon Yeng氏:
 ミグルはプレイヤーのレベルを上げる補佐的な役割になりますので,直接PvPに影響は及ぼしません。

4Gamer:
 領域戦というのは具体的にどういったものなのでしょうか。

Sharon Yeng氏:
 まったく新しい専用フィールドを使い,ギルド単位で領地を取り合いながら戦うコンテンツです。条件をクリアして領地を取ったら,それを守りながら領地をどんどん広げていくような大規模な戦闘が展開しくことになります。領地内で戦闘に役立つアイテムが作れるなどギミックも豊富なので,いろいろな遊び方ができるのではないでしょうか。ストーリーのほうでもこちらへ導入し,誰でも楽しめるようにしています。

三上氏:
 どちらも今年中での実装を目指して急ピッチで作業を進めています。本国台湾での実装から日本に入るまで,2週間から1か月という短い間隔になると思いますので,期待してお待ちください。
 
4Gamer:
 それでは最後に,日本のプレイヤーの皆様に向けてメッセージをお願いします。

Sharon Yeng氏:
 日本でのサービスが2周年を迎えることを,とても嬉しく思っています。これからも長くサービスができますよう努力してまいります。開発にとってはアエリアのサポートが大事なので,お客様を大事にの精神で,これからも二人三脚でがんばってまいります。間近に迫った2周年では,日本側から出されたイラストをアバターアイテムとして制作していますのでご期待ください。

X-LEGEND CEO Nelson Chang氏
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Nelson Chang氏:
 2年間もGFを楽しんでいただいて,日本のプレイヤーの皆様に感謝しています。これからも皆様に喜んでいただけるようなものを制作していきますので,引き続きGFをよろしくお願いいたします。

三上氏:
 開発と運営,そしてすべてのお客様とで「一緒にGFというタイトルを作り上げていく」。これは立ち上げ当初からのコンセプトなのですが,それは2周年以降も変えずに努力してまいります。また,いわゆるBOTですとか不正への取り締まりも徹底的に行い,お客様に安心して遊んでいただけるような環境を作っていきます。不正対応は継続することこそが力だと思っています。とくにどのタイトルを遊んだらいいのか分からないうような,ネットゲーム初心者の方にGFで遊んでいただきたい。満足させる自信がありますので,GFをよろしくお願いいたします。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。


 X-LEGENDの方々とは初めてお会いしたのだが,気さくに笑顔を交えながらGFの魅力を語ってくれる姿が印象的であった。開発会社内では某狩猟ゲームが流行り,さらにアニメや漫画などなど……日本の文化を純粋に楽しんでおり,また造詣も深いようである。人を楽しませるには,その人のことを知らなければならない。彼らは自然とそれが出来ているのである。
 運営であるアエリアとX-LEGENDとの関係も良好のようで,密接に意見を交換しながらより良いものを作ろうという気概を強く感じた。勤勉にプレイヤーにとっての”楽しい”を作り出す,また作り出そうとする姿勢は,GFの今後の発展を期待させるものだった。

 可愛いキャラとプレイヤーに優しいシステムを持ち,「神」とまでいわれたアエリアの運営に支えられながら,ゲームとしてはエンドコンテンツなどの不足が指摘されていた。これまでの2年間は,その部分を埋めるコンテンツ拡充に焦点を当てた展開を行ってきたといっていいだろう。エンドレスダンジョンやリミットマスターシステムを加えたことで,それも一段落。今後は新たな方向性で新展開を目指している。今後のGFの発展に期待したい。

画像集#012のサムネイル/2周年間近の「Grand Fantasia」に開発者インタビュー,開発の経緯や今後の予定などを聞く。ついにミグルも戦闘に参加?

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