プレイレポート
ストレスなく楽しめるやり込み系アクションRPG,「デスティニーリンクス」のプレイレポートを掲載
本作はさまざまな島を調査しつつ,クエストをこなしていくアクションRPG。モンスターや採掘ポイントから得られる素材を組み合わせ,装備を作り出していける奥深い生産システムが特徴だ。
本稿では実際にプレイした感想を交えながら,ゲームの概要をお届けしていこう。
主人公となるキャラクターを選択し
凄腕の傭兵として島の調査に乗り出そう
服の色は8種類から選択可能。用意されている色はキャラクターによって若干異なる |
初期装備だけはそれぞれ違うが,どの装備も序盤に手に入る物ばかりなので,あまり悩む必要もないだろう。どの職業でもすべての武器を扱うことが可能なので,単純に見た目の好みで選ぶといい。
ただし,本作ではセーブデータを一つしか作れないので,キャラクター作成時にはその点だけ注意しよう。
傭兵である主人公は,“夢のゼンマイ”という秘宝を求めて,未開拓の島を調査することになる。その課程で発生するクエストをクリアし,ボスを倒して,また次の島へ向かうというのが基本的なゲームの流れだ。
主人公には船が与えられるのだが,そこには手に入れた素材から装備やアイテムを生産してくれる商人達が乗っている。最初こそ定員4名の小さい船だが,ゲームを進めていけばより良い船に改造していくことが可能だ。中には,一部の装備を生産することのみに特化した船などもあるので,船の改造はプレイスタイルによって個性が出てくる要素だろう。
また島には,定期的に装備職人や商人が訪れる。装備を安く生産できたり,特定の素材を買い取ってくれたりと,その能力は多種多様。船の定員に空きさえあれば,彼らに契約金を払って船員になってもらうことも可能だ。
6種類の武器タイプを使いこなし
モンスターの弱点を突こう!
武器は一つしか装備できないが,アクセサリーは最大三つまで装備可能。また,武器には2種類のアクティブスキルが備わっており,それぞれAボタンとBボタンに割り当てられている。
本作では武器に備わっているアクティブスキルを使用して攻撃を行うのだが,使用するごとにスキルゲージを消費する。スキルによって回復速度は異なり,スキルゲージが再び満タンになるまで次の攻撃は不可能となっている。
一度攻撃をしたら敵の攻撃を避けることに集中し,スキルゲージが復活したら再び攻撃という,ヒットアンドアウェイが戦闘での基本的な立ち回りとなるだろう。また,回復アイテムを所持していれば,Lボタンで選択し,Yボタンで使用することが可能だ。
なお,本作では“属性”が非常に重要な要素となっており,敵の弱点属性を突けばダメージが高くなるだけでなく,ドロップする素材も一つから二つに増加する。属性は基本的に武器タイプによって変化し,“片手武器”“両手武器”“銃器”“化学書”“医学書”“楽器”という6種類の武器タイプが存在する。
■片手武器
■両手武器
■銃器
■化学書
■医学書
■楽器
主に使用する武器は好みで選んでかまわないが,素材集めのため,各属性ごとに1種類は用意しておくと便利だ。素材集めをするときは,目的の素材をドロップするモンスターの弱点に合わせて武器を選ぶといい。なお,武器の変更は街や港でしかできないので注意しよう。
少々気になったのが,モンスターからドロップした素材がすぐに消えてしまうというところ。複数のモンスターを相手にしていると,戦っている間に素材が消えてしまうことが多かった。なので,ドロップした素材は多少の危険を冒してでも,早めに回収したほうがいいだろう。
また,素材はモンスターからのドロップ以外にも,“スコップ”で採掘ポイントを掘ることでも獲得できる。スコップは使い捨てなので,常に多めに用意しておきたいところだ。
なお,素材は入手した時点で倉庫に転送されるので,持ちきれないということはありえない。モンスターと採掘ポイントは2エリア分移動すると復活するので,素材集めは非常に快適だ。メニューから瞬時に港へ帰還できるのも嬉しい。
時間を忘れて素材集めに没頭
ストレスなく楽しめる良作
素材を組み合わせて武器を作り出せるのは非常に面白く,つい時間を忘れて素材集めに没頭してしまう。強い敵を倒すためにレベル上げをするという作業も必要ないので,操作に慣れてしまえば,まったくストレスなく楽しめる良作だ。
また,Wi-Fi通信によってフレンドのキャラクターを冒険に同行させたり,フレンドの船に出入りしてショップを利用したりできるのも,本作の大きな魅力といえる。やり込み要素の強いゲームなので,アイテムコレクションや地道な作業が好きな人には,とくにオススメかもしれない。
- 関連タイトル:
デスティニーリンクス
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