ビッグエコーが「ダン←ダム」にジャックされた!?　タイアップキャンペーン「歌って、流して、特典GET！ トイレへ急げ！ 放水キャンペーン」がスタート！

　アクワイアは，4月29日に発売予定のニンテンドーDS用ソフト「ダン←ダム」と，ビッグエコーとのコラボレーション企画「歌って、流して、特典GET！ トイレへ急げ！ 放水キャンペーン」を行うことを発表し，本日（3月19日）キャンペーンサイトを正式オープンした。

　キャンペーンの主な内容は，4月15日から5月15日までの期間中，全国234店舗のビッグエコーのトイレが，ダン←ダムにジャックされるというもの。このほかにも，本日からダン←ダムの着うた，着うたフルが無料でダウンロードできるようになったり，本作の主題歌「ダムに恋して」が通信カラオケDAMに配信されたりと，盛りだくさんの内容となっている。詳細は，下のキャンペーンサイトでチェックしておこう。

「歌って，流して，特典GET！ トイレへ急げ！ 放水キャンペーン」

　そして本日の発表に先駆け，3月11日に品川にあるビッグエコー品川駅前店にて本キャンペーンの概要発表会が行われたので，ここからはその模様をお伝えしよう。取材当日，会場となったビッグエコー品川駅前店の5階トイレは，タイアップの一つであるトイレジャックが早くも敢行された状態になっていた。
　トイレ室内は，壁一面がダン←ダムのポスターで埋め尽くされ，ハンドソープやトイレットペーパーがダン←ダム仕様になっているなど，まさにジャック状態。また，トイレ室内にはQRコードがちりばめられており，特典が入手できるというサービスも。ダン←ダムファンは，ぜひともキャンペーン期間中にビッグエコーに足を運んでいただきたい。

植木直敬氏

　発表会では，本作のプロデューサーである植木直敬氏（以下，植木氏）をはじめ，開発ディレクターの氏原隆志氏（以下，氏原氏），キャラクターデザインの濱元隆輔氏（濱元氏），ゲームの主題歌と主人公フィアの声を担当する，声優の高垣彩陽さん（以下，高垣さん），主題歌でコーラスやシャウトを担当するプロレスラーの菊タローさんといった，豪華メンバーが顔をそろえた。

　まずは，植木氏の挨拶から始まり，「このキャンペーンは『ダン←ダム』とカラオケDAMの，“ダム”つながりというところから，今までにないものをアピールしていきたい，という思いからスタートしました。『ダン←ダム』は，ダムの水を流して敵を倒すという爽快感がウリの作品なので，その爽快感をみんなの遊び場であるビッグエコーで体験していただけたら幸いです」とキャンペーンの趣旨を説明。


　その後は，植木氏の司会でイベントが進行。その中で，主題歌の収録現場の雰囲気について高垣さんは，

高垣さん：
　主題歌の歌詞を見せていただいたときは「これは……歌か！」って思いました（笑）。歌詞の中にセリフとか早口言葉の部分が結構多かったんです。私は今までそういったタイプの曲を歌ったことはなかったので「できるのかな」って，不安だったんですけど，ディレクターさんが「音程とかどうでもいいんで，とにかく楽しんでください」って言ってくださったんです。そのおかげで，だんだん緊張がほぐれてきて，楽しく収録することができました。

とコメント。フィアを演じるうえで，とくに気をつけた点については，

高垣さん：
　私が演じたフィアというキャラクターはツンとしてるというか,ちょっと素直になれない感じの性格の女の子なんですね。ですので，短いセリフの中でできるだけ彼女のことを考えて，気持ちを込めて演技するように頑張りました。

と語っていた。また，なぜ菊タローさんがダン←ダムに関わったのか？　という植木氏のフリに対して，菊タローさんは，

菊タローさん：
　ゲーム業界の知り合いの方から「ダン←ダムの音楽担当の人がプロレスラーっぽい人を探してる」ということを聞いたんです。それなら，「“っぽい”じゃなくて，プロレスラーそのものがいますよ」ってところから参加することになったんです。最初は歌も歌う予定だったんですけど，あまりのキーの高さについていけませんでした（笑）

とコメントし，会場の笑いを誘っていた。さらに今後の試合で，ダン←ダムをテイストとして盛り込みたいとの構想も語っていたので，もしかしたら今後はダン←ダム×アキバプロレスという，これまた異色な組み合わせのコラボレーションが見られるかもしれない。
　このほか，ダン←ダムというタイトル名の印象について濱元氏は，

濱元氏：
　最初は「ダン←ダム（仮）」という（仮）がついた状態で，正式タイトルがなかなか決まらない状態が続いていまして，「このままだと，このタイトルで発売されそうですよね」なんて言っていたら，本当に「ダン←ダム」が正式名称になってしまったという（笑）。やっぱり打ち合わせで，ずっと「ダンダム，ダンダム」って言ってると，その呼び名が慣れちゃうんですよね。

とコメント。たくさんのキャラクターをデザインするうえで苦労した点については，

濱元氏：
　チビキャラの職業グラフィックスを，色遣いやシルエットでなるべくわかりやすくしなければならなかったので，その点はすごく気をつかいました。

と語っていた。そして，ファンタジーの世界観とダムという斬新な組み合わせについて氏原氏は，

氏原氏：
　巨大建造物ってすごくいいなっていう思いがありまして，それをどのようにゲームデザインに組み込んでいくかというところから今回の企画がスタートしました。それで，企画を進めていくうちに，今度は水攻めを入れていきたいって考えるようになったんです。それならダムしかないだろうということで，ダムになったという感じですね。

と，本作の開発の経緯を披露。バランス調整などで苦労した点については，

氏原氏：
　ダン←ダムに登場するキャラクターは，肉弾系と魔法系に分かれているんですが，ジョブスキルでそれぞれの職業を特徴づけています。ですので，スキルの調整は非常に気を使いましたね。あまりやり過ぎてしまうとバランスが崩壊しかねないので。

とコメントしていた。そんな本作の発売日は4月29日と，まだちょっと先の話だが，ビッグエコーで主題歌を歌いながら（？），ゲームの発売を楽しみに待っていてほしい。