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ミスター・ケネディ来日! PS3「WWE2009 SmackDown vs RAW」のデモプレイも行われたイベントの模様をレポート
アメリカのYahoo!で,2008年に最も検索されたキーワードは「ブリトニー・スピアーズ」でしたが,その次に検索されたのは,な〜んだ?
答えは「WWE」。
WWEとは,World Wrestling Entertainmentの略称で,そのテレビ中継は,本拠地であるアメリカはおろか,日本を含め世界100か国以上で放送されているという,世界中で最も知名度の高いプロレス団体である。
そんなWWEが,12月6日に品川のクラブeXにて,携帯サイト「WWEモバイル」会員を対象としたファンイベント「WWE スペシャルリングサイド2008 with MR.KENNEDY」を開催した。ここで,THQジャパンが2009年1月22日に発売を予定している,PLAYSTATION 3用プロレスゲーム「WWE2009 SmackDown vs Raw」のデモンストレーションなどが行われたので,その様子を含めイベントの模様をお伝えしよう。
ミスター・ケネディが選んだWWEのベストバウトとは?
Boo氏が,ロードウォリアーズがブラックサバスの「アイアンマン」を,ブルーザー・ブロディがレッド・ツェッペリンの「移民の歌」をそれぞれ入場テーマ曲として使用していたという史実をひもときつつ,プロレスと音楽が切っても切り離せないものであると熱弁をふるうと,WWEのスーパースター(レスラー)の入場曲を使ったイントロクイズがスタート。
合計3問が出題されたのだが,会場に集まっていたのはWWEモバイルに入会するほどの熱心なファンとあって,ほんの出だしを聞いただけで正解を答えるという結果に。
イントロクイズが終わると,スペシャルゲストとして,WWEのスーパースター(レスラー)ミスター・ケネディが登場。ステージの上から降りてきたマイクを握ったミスター・ケネディは,WWEのリングに上がるときと同様,リングアナウンサーのお株を奪うか如く自らの名前をコール。もちろん,「ミスタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ケネディ」のあとは,余韻をたっぷり感じたうえで,「ケネディ」と繰り返すというアレだ。
続いて,M.V.P(モンテル・ボンタビアス・ポーター)やCCC(カリート・カリビアン・クール)から日本のファン(……と,ミスター・ケネディ)へのメッセージビデオが上映されると,ミスター・ケネディは自身のプロレス人生について言及し始めた。
彼にとってあこがれのレスラーとは,リック・フレアーや“ストーン・コールド”スティーブ・オースティン,ザ・ロック,そしてジ・アンダーテイカーなどだが,基本的にWWEには才能にあふれた仲間達が大勢いるという認識をしているようだ。この話から続く形で,ミスター・ケネディがチョイスしたWWEの名勝負2試合分のビデオ上映へ。
一つは,1998年のWrestleMania 14のメインイベント,スティーブ・オースティンvsショーン・マイケルズの試合である。なんでもミスター・ケネディは,この試合をテレビで見たことをきっかけに,レスリング業界へ飛び込むことを決意したのだという。“名勝負”として語り継がれている試合ではあるが,ミスター・ケネディにとってはただの名勝負を超えた,人生を大きく変えるきっかけとして重要な意味を持っているようだ。
そしてもう一つは,2006年のArmagedonでミスター・ケネディがジ・アンダーテイカーと戦った,ラスト・ライド・マッチ。相手をぶちのめして霊柩車に乗せ,そのまま運転して会場の外に出たら勝ちというハードコアきわまりないルールの一戦である。ミスター・ケネディは,「ジ・アンダーテイカーとの試合の中で,場外乱闘のハードコアな展開も含めて一番好き」だとコメントしていた。余談だが,ミスター・ケネディはジ・アンダーテイカーを恐れてなどいないそうだが,あの白目だけはちょっと怖いらしい。
ゲームを使って2009年7月のWWE来日興行をシミュレーション
この記事をここまで読んでいる人にとっては釈迦に説法だろうが,念のため説明しておくと,WWEには現在「RAW」「SMACKDOWN」「ECW」という三つのブランドが存在し,それぞれ違うスーパースターを擁して別々の興行を行っている(PPV大会では一堂に会することも)。日本のプロ野球におけるセ・リーグとパ・リーグのようなものをイメージしていただければ,それほど遠くはないかもしれない。
2008年2月にはRAWが日本での興行を行っているのだが,今度はSMACKDOWNが来日することになったのである。ちなみに,SMACKDOWNとしての来日は約3年ぶりとなる。なお,こちらのチケットの販売はWWEモバイルでは12月7日からスタートしているが,一般発売は2009年1月の予定だ。
ここで今回のイベントの司会者達が,次回の来日時に「ミスター・ケネディ,ショーン・マイケルズ組 vs. ジ・アンダーテイカー,バティスタ」というタッグマッチを提案すると,とりあえずそれをゲームを使ってシミュレーションしてみようという流れに。
もちろん使われたのは,WWE2009 SmackDown vs RAWだ。開発元であるユークスのスタッフが操作してみせた。試合は,ローンバトルを強いられてかなり厳しい状況に追い込まれたショーン・マイケルズが,なんとかミスター・ケネディにタッチすると,ミスター・ケネディが大奮闘し,マイクチェックで勝利! という見事な結末に。
ちなみにシリーズ最新作となるこのゲームでは,オンラインでのマルチプレイに対応しているほか,クリエイトモードではモーションを組み合わせることでオリジナルの必殺技を作ることも可能になっている。さらに,試合の模様を録画/編集し,オンラインで公開する機能も追加されるなど,WWEファンのみならずプロレスファンなら誰もが楽しめそうな作品になっている。
“俳優”ミスター・ケネディ主演映画のDVDも日本で発売へ
ミスター・ケネディは幼い頃,俳優になることを夢見ていたらしい。しかしその後,WWEと恋に落ち,レスリング業界へ歩みを進めたのだという。しかし,WWEで名を上げたことにより,こうして俳優の仕事もこなすことになるのだから,人生というのは面白いものである。なお,当面はWWEで成し遂げたいことがあるとのことなので,すぐに俳優専業に……とはならないそうだが,将来的にはアクターとしてのミスター・ケネディがメジャーな存在になる日も来るかも知れない(先例もあるし)。
こうしてイベントは,ミスター・ケネディのサイン入りWWEグッズや,2009年のWRESTLE MANIA観戦ツアーなどが当たるじゃんけん大会を経て無事に終了。
ミスター・ケネディは来場者への感謝の言葉を述べつつ,「また会おう!」というコメントを残した会場をあとにした。
ミスター・ケネディは8月に肩を負傷して手術をしたため,WWEのリングでは長期欠場中だが(トレーニングは再開しており,遅くとも2009年2月までには復帰したいとのこと),スーパースターとしての輝きは色あせていない。にも関わらず,会場を訪れたファンに対して終始気さくで飾らない態度で接し続けていたのが印象的だった。今回,会場に足を運んだWWEファンは,きっとこの日のことを思い出してはニヤニヤしてしまうような日々を,しばらく送れるのではないだろうか。
なお,4Gamerではミスター・ケネディへのインタビューも行ってきたので,その模様は別記事でチェックしてほしい。
最後に一つ余談を。
冒頭で触れた,2008年にアメリカのYahoo!で検索されたキーワードのランキングだが,7位はアニメ「NARUTO」らしい。これはこれで凄い。
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