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ついに発売された「バイオハザード5」は,海外でどう評価されたのか?
国内の初週販売本数が40万本を超えた(PS3版とXbox360版を合わせて)という噂も聞こえてくるバイオハザード5だが,そんな本作の海外での評判はどうだったのだろうか? 今回は,4Gamer.netにもそのスコアを掲載しているmetacritic.comの2009年3月13日現在のデータを見ながら,バイオハザード5に対する海外ゲームメディアの評価を拾ってみよう。
Resident Evil 5(PS3) ……86
Resident Evil 5(Xbox360) ……86
カプコンが長い年月をかけて開発しただけあり,バイオハザード5は,かなりのクオリティを誇る作品だ。海外のメディアの評価をざっと見る限り,その完成度の高さを讃える点では共通している。
バイオハザード5は,まるでダイヤモンドのような作品だ。外側は艶やかで美しく,中には鉄のような芯がある。
InsideGamer.nl ……93
素晴らしいレベルデザインのありようを,バイオハザード5は我々に示した。
NZGamer ……91
本作は,アクションゲームとして成功を収めた。
IGN ……90
バイオハザード5が素晴らしいゲームであることは疑いようがない。
Meristation ……80
しかし,そうした一方,いくつかの苦言も見られた。
ハードコアなファンは,伝統である“サバイバルホラー”というルーツから本作が離れてしまったことに失望したかもしれない。
GamePro ……90
バイオハザード4は,ゲーム産業に多大な影響を与えた。バイオハザード5もそうなるだろうと期待したのだが……。
Games Radar ……90
時代遅れの操作方法,そして問題の多いAI。本作には,バイオハザード4ほどの革新性はないかもしれない。しかし,それでも素晴らしい第一級のエンターテインメントだ。
IGN UK ……90
協力プレイは素晴らしいモードだ。しかし,シングルプレイについては思ったほどではなかった。
Xbox World 360 Magazine UK ……81
海外メディアの論調をまとめてみると,「バイオハザード4ほどの革新性がない」といった,前作との比較が目立つようだ。ちなみに,バイオハザード4は,2005年度の「Best Game of The Year」に輝くなど,海外ではものすごい高評価を獲得したタイトルである。各メディアのレビューを読む限り,そんな偉大な前作の影響から,あまりにも事前の期待値が高かった……という側面はあるのかもしれない。
また,従来のようなアドベンチャー要素や恐怖感を煽る演出が減り,アクションシューティング寄りのゲーム内容になったことについても,海外メディアの評価は賛否両論だ。これは,ある程度好みの問題になってしまうと思われるが,海外,とくに北米などではFPSやTPSが一大人気ジャンルなだけに,シューティング/FPSタイトルと比較をするレビュアーも見受けられた。
いずれにせよ,本作が期待を裏切らなかった作品であるということは,ほとんどのメディアが指摘するところだ。筆者も現在プレイ中で,非常に楽しんでいる。本作が気になっているという人も,ぜひ購入を検討してみてほしい。
■歴代バイオハザードの海外評価一覧
1996年 バイオハザード ……91
1998年 バイオハザード2 ……89
2000年 バイオハザード3 LAST ESCAPE ……79
2005年 バイオハザード4 ……96
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(c)CAPCOM CO., LTD. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.
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