プレイレポート
わりと本格的なタロット占いもできる「IRIS ONLINE」。本作の魅力をおさらいしつつ,OBTで実装される新要素の一部を紹介しよう
そんな本作を,オープンβテスト開始に先駆けて,ガーラジャパンにてプレイさせてもらった。まずは,オープンβテストから本作を始めてみようという読者に向けて,本作の魅力を,あらためて紹介していこう。
また,既報のとおり,今回のテスト開始と同時にアップデート「Episode I THE MAGICIAN」が実施され,これまでテストの結果や,プレイヤーの声が多く反映された追加/変更が行われる。今回の先行プレイテストでは,その一部を見せてもらったので,こちらにも注目だ。
「IRIS Online」公式サイト
誰でも楽しめるカジュアル系MMORPG
本作は,MMORPGのプレイ経験であれば,画面写真を見るだけでも,だいたいの基本的なゲームシステムが理解できる,オーソドックスなカジュアル系MMORPGだ。
クエストの進行状況をウィンドウで表示してくれたり,マップ内のポイントをクリックするとその場所まで自動で移動してくれたりと,サポート機能も充実。全体的に,初心者プレイヤー層でもつまずかずにプレイできる親切な作りになっている。
プレイヤーキャラクターの作成時に選択できる種族は,“ヒューマン”“ビースト”“エルフ”の3種類。職業は,種族によって異なる2種類の“一次職”が用意されており,そこからキャラクターを育成させることで,二次職や三次職へクラスチェンジしていく。また,各職業ごとに2種類の武器が扱え,それぞれ別個のスキルツリーがあるので,プレイヤーごとの育成バリエーションが楽しめるだろう。
また,プレイヤーキャラクターがレベル10に達した時点で,メインストーリーに登場した4精霊のうち,いずれかの勢力に所属することになり,それぞれの勢力の一員として戦うことになる。といっても,勢力戦(PvP)の参加が必須というわけではないので,対人戦が苦手なプレイヤーも安心してほしい。
なお,本作のPvPは,いずれ来るであろう“対シャハル”戦を想定した模擬戦という形で行われるもので,デスマッチとフラッグ形式の2種類用意されている。後者は,いわゆるキャプチャー・ザ・フラッグをモチーフとしているものだ。
変身や強化など,さまざまなカードが登場
本作の大きな特徴といえば,冒頭で紹介したように“カード”をモチーフにした,さまざまなシステムが存在することだ。これらのカードは,うまく活用できれば,さまざまな形で冒険に役立ってくれるはずだ。まずは,三つの要素「強化」「変身」「巨大化」のカードを紹介しよう。これらは主に,モンスターのドロップやショップで入手できるが,使用すると消費されるカード(アイテム)になっている。
・強化カード
装備品に対して使うことで,パラメータ上昇や特殊能力を付与して強化できるカード。一つのアイテムに対して,最高で10回分の強化が可能だが,回数を重ねると当然,成功率が下がっていく。失敗した場合,運が良ければランクダウン,悪ければアイテム消失というリスクが待っている。
・モンスター変身カード
一定時間モンスターに変身できるカード。モンスターに変身すると,外見が変わって新鮮にプレイできるだけではなく,各モンスターの持つ固有のステータスやアクティブスキルが利用可能になる。状況に見合ったモンスターに変身すれば有利に冒険が進められるだろう。
また,モンスターに変身することで,敵のトラップを回避することもできる。チュートリアルでは,モンスターに変身することで,大砲(のような敵キャラクター)から攻撃を受けなくなるのだが……クローズドβテスト時点では,それに気がつかずに強行突破しようとして,倒されてしまうプレイヤーが多かったとか。
ちなみに,オープンβテスト時点では,この攻撃によるダメージは最低限になっているので死ぬことはないとのこと。このように,クローズドβテストやプレオープンβテストでの,プレイヤーからのチュートリアルが分かりづらいという声を受けて,プレイしやすいように変更が加えられている。
・巨大化カード
一定時間,自らの姿を巨大にするカード。それに伴い各種ステータスが強化される。また,巨大化カードとモンスターカードを併用して使うことも可能だ。巨大化とモンスター化の両方の効果が発揮されるので,見た目はもちろん,強さもボスモンスター級に変身(といった感じかも)。
自分の運勢をタロットカードで占おう
タロットに詳しい人であれば,「正義」「塔」「愚者」などといった大アルカナカードの種類や,カードの配置を示すスプレッドについてはご存じかと思う。大アルカナカードは,モンスターのドロップやショップでの購入により入手可能で,一度手に入れればその1枚はずっと利用できる。ただし,占いに必要な“魔法の粉”は消耗品となっているので注意しよう。
占いを行なう際の流れも,現実のタロットと似た感じになっている。最初に22枚の中から10枚を選ぶと,先に選択したスプレッドの配置図に従って,自動的にカードの配置が行われる。そして,各カードのめくり方,つまり横回転/縦回転を選びつつ,1枚ずつ順番にオープンしていく。10枚オープンした時点で,プレイヤーキャラクターにかかるバフの内容が決まるという具合だ。
具体的には,最初に選ぶスプレッドで“バフの方向性”が決められ,そしてオープンしたカードが正位置なのか,逆位置なのかによって決まるポイントの合計量で,“バフの効果”が決定する仕組みだ。例えばキャスタータイプならINTを上げるスプレッド,タンクタイプならHPを上げるスプレッドを選ぶと良さそうだ。
なお,占いを行なうためには,22枚の大アルカナカードをすべて揃える必要があるので,序盤ですぐに使えるといったものではない。ただし,NPCが行ってくれる,バフとは関係のない,1日1回行えるタロット占いは序盤からでも利用可能だ。占い後は“今日の一言”がキャラクターに付けられるので運勢が良くて“気持ち晴れ々れ!”とか,運勢が悪くて“がっくし……”みたいに,コミュニティ間の会話で楽しめそうな,一言コメントを付けてみよう。
なお入手できるタロットカードには,よりポイントの高いものが存在するという。高い合計ポイントが出れば,やはり強力なバフが得られそうなイメージだが,どんなバフがあるのだろうか。ぜひタロットカードを集めて試してみたいところだ。
ちなみに,タロットカードには22枚の「大アルカナカード」のほかに,「小アルカナカード」という56枚のカードがあるのだが,小アルカナカードは現在のところは実装されていないようだ。
モンスター変身カードに“エリートモンスター”が追加! 「Episode I THE MAGICIAN」で導入される内容をおさらいして明日のOBTに臨もう
本作の一般向けテストとしては,これまでクローズドβテストと,プレオープンβテストが行なわれている。これらの過去のテストに参加した人にとっては,今回のオープンβテストで,どこが変更されたのか気になるところ。 OBT開始時におけるアップデートの概要については,「こちら」や「こちら」のニュース記事などで,すでに紹介しているが,今回の先行テストプレイで,何点か新要素を確認できたので,さっそくスクリーンショットと併せて紹介する。
・テーマダンジョンにハードモードが登場
テーマダンジョンは,大アルカナカードをモチーフにしたダンジョンだ。OBT開始時点では「愚者/ピエロ」がモチーフの「パニエサーカス団」,「スター」がモチーフの「飛行艇ライオハ」の二つが実装されており,最終的にカードと同じ22種類のダンジョンが実装予定だ。
このダンジョンはインスタンスエリアになっており,誰にも邪魔されずに攻略が楽しめる。内部では獲得経験値にボーナスが加算されるほか,レアアイテムの入手率がアップするなど,プレイしがいのあるコンテンツとなっている。さらに,OBTで登場するハードモードでは,名前どおり強力なモンスターが出現。よりレアなアイテムも入手できるので,仲間を募ってぜひ挑戦してみよう。
・ライドライドが追加
ライドライドは,騎乗することで一時的に移動速度がアップする,いわゆる騎乗生物だ。クエストクリア時に報酬で得られるほか,一部のモンスターを倒して捕獲し,騎乗できるようにもなる。現在は7種族×3色の,21種類のライドライドが実装されており,それぞれ見た目のほか移動速度が異なっている。OBT開始時には,PvPで獲得できる戦場ポイントで交換できるライドライドや,フィールド上でドロップするライドライドが追加される。
・エリートモンスターへの変身カードが登場
“エリートモンスター”とは,フィールドやテーマダンジョンに出現する,通常よりも強力なタイプのモンスターのことだ。このエリートモンスターに変身できる「モンスター変身カード」が一部実装される。エリートモンスターに変身したときに,どのようなスキルを使えるのかに注目だ。
・チュートリアルがリニューアル
モンスター変身カードを紹介したときにもお伝えしたが,今回のアップデートでチュートリアルが一新され,よりプレイしやすくなるように調整されている。例えばクエストの目的地へのルートが,地面に矢印で表示されるなど,より分かりやすく改良された。
・ドロップアイテムを直接アイテムリンクに
チャットにアイテムの情報が流せるアイテムリンクだが,インベントリからだけではなく,モンスターを倒したときに直接,ドロップアイテムの情報をワンボタンでチャットウィンドウに貼り付けられるようになる。
そのチャットを見た人は,アイテム性能を直ちに確認できるため,例えばレアアイテムがドロップしたときなど,トレードを円滑に進めるために役立ちそうな機能だ。
・BOT通報システム「カマエル審判」
名称からなんとなく想像できそうだが,これはプレイヤーが,冒険中にBOTと思わしき,怪しそうなプレイヤーキャラクターを発見した場合に,その相手に対して簡単なテストを出すという機能だ。具体的には,画像内に表示される数字を入力するだけだが,仮にBOTキャラクターだった場合,答えられなかったり,一定の回数答えを間違えると,そのままログアウトしてしまう。なんとなく,狩り場でイタズラに使われないかと心配になるが,連続使用はできないようになっているとのこと。
ちなみに拠点エリアではこの機能は使えないので,放置バザーなどで唐突に出題されて困る,ということはなさそうだ。
5月下旬には早くも正式サービスがスタート!
本作のサービススケジュールに関しては,5月20日からオープンβテストが行われ,近日中に正式サービスへと移行予定だ。OBTで育成したキャラクターは,正式サービスへと引き継がれるので,本作に注目している人は,20日からのオープンβテストでスタートダッシュを狙ってみよう
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