世界のビッグネームが一堂に会した，アニメプロジェクト「Halo Legends」発表。「攻殻機動隊」の押井守氏も参加

　Microsoftは，アメリカのサンディエゴで開催されているコミック＆ゲームのイベント，Comic-Con 2009において，大ヒットSF FPS「Halo」の世界観をベースにしたオリジナルアニメーション，「Halo Legends」の制作を発表した。Halo Legendsは，一本のアニメ作品ではなく，Helo世界のさまざまな冒険物語を複数のオリジナルショートアニメーションで提供するプロジェクト。数百年後の世界を舞台に，主人公のマスターチーフが属するスパルタンと，全宇宙の生命を死滅させようとするコヴナントの戦いが描かれることになる。


　スタッフは錚々たる顔ぶれで，「攻殻機動隊」の押井守氏と「アップルシード」の荒牧伸志氏がクリエイティブディレクターを務め，J-Spec Picturesのジョセフ・チョウ（Joseph Chou）氏がプロデューサーを担当する。
　さらには，「鋼の錬金術師」や「交響詩篇エウレカセブン」のボンズ，松本人志監督作品「大日本人」の視覚効果を担当したカシオエンターテインメント，「イノセンス」のProduction I.G，「アニマトリックス」のSTUDIO4℃，そして日本で最も歴史の長いアニメ制作会社である東映アニメーションといった有名どころが制作に名を連ねている。

　本作のクリエイティブディレクターを務める荒牧伸志氏は，「Halo のファンとして，Microsoftやほかの制作会社の優秀な仲間達と力を合わせて，この作品を制作できるというのは光栄なことです」とコメントしている。
　アニメ界を代表する世界のビッグネームが一堂に会した作品であることから，アニメファンにもゲームファンにも注目されることは間違いないだろう。


　現在のところ発売日や価格などは未定だが，Warner Home Videoが世界に向けて発売する予定になっている。もちろん日本でもリリースされるが，詳細は後日あらためてとのこと。

　なお，Xbox LIVEにおいてこの秋から「Halo Waypoint」という新たな情報発信ポータルサイトが開設され，そこでプレビューやポッドキャスト，予告映像などさまざまなコンテンツが掲載される予定だ。