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「ブレイドアンドソウル 2018ワールドチャンピオンシップ」が開幕。エヌ・シー・ジャパン本社にて開催されたパブリックビューイングをレポート
本作の日本向けサービスを運営するエヌ・シー・ジャパンでは,韓国で行われる各試合の様子をYouTubeやTwitch,Periscopeなどで生中継しているが,大会初日はプレイヤーを招いてのパブリックビューイングイベントも同社で開催した。
試合の模様はアーカイブで確認できるが,本稿ではパブリックビューイングイベントの模様と,予選における日本代表チームの試合結果をお伝えしていこう。
真の実力が試される予選リーグ
イベントの様子の前に,「2018ワールドチャンピオンシップ」のルールを説明しておこう。
この大会には各国の大会を勝ち抜くなどして選ばれた9チーム(韓国,ヨーロッパ,日本,中国,タイ,ベトナム,台湾,ロシア,北米)が出場する。初日はワールドチャンピオンシップの予選大会。クジで決められた3つのグループに分かれ,その中で総当り戦を行う。
試合はPvPコンテンツ「比武」を用いた5セットマッチで,武闘乱舞(3対3)のチーム戦が2試合,チームメンバーからひとりを選出して戦う個人比武が2試合,さらに,ランダムで選択されるチーム戦または個人戦が1試合となる。これらに勝利すれば各+1ポイント,敗北すると各−1ポイントとなり,最終得点で順位が決定する。
各リーグで1位となったチームは準決勝のデュアルトーナメントへと駒を進めることになる。2位のチームは,その準決勝への出場権を改めて競うワイルドカードのデュアルトーナメントに進む。さらに,3位のチームも即敗退とはならず,敗者復活戦を行い,そこで最もポイントの高かったチームがワイルドカードへと進めるようになっている。
説明が長くなったが,要は一度の敗北で試合が決まらないよう,何度も試合を行って,より実力のあるチームが勝つルールになっているということだ。
さて,日本代表は,韓国代表,ヨーロッパ代表らとともにAリーグに入った。韓国は昨年の世界大会で優勝しており,今年も優勝候補の筆頭。その実力は,この組み合わせを引いてしまった日本代表選手が「絶望した」と話すほどだ。結果的に,韓国代表にどれだけ善戦できたかが,勝負の分かれめとなった。
韓国代表がヨーロッパ代表を相手に実力を見せつける
パブリックビューイングが行われたエヌ・シー・ジャパン本社の会議室には,事前に募集されたプレイヤーが招かれ,スタッフや生中継出演者と一緒に日本チームを応援した。
「必勝」「日本」といった文字が入ったはちまきに加えて,スタッフの手作り感満載の応援グッズ(NoonsangFanClubのチームエンブレム入りうちわなど)も配布され,観戦準備は万端。ちなみに,プレス陣にも応援グッズが配布されるという念の入れようである。
FSシャポロ氏の前説からの流れでスタートしたパブリックビューイングだったが,同時に進行する3リーグの状況把握に時間がかかったことに加え,日本チームは第2試合からの登場ということもあって,観客はしばし静観。エヌ・シー・ジャパンの社内という環境のせいもあるのか,やや緊張気味の様子だった。
そんな中で行われたAリーグの第1試合は,韓国代表対ヨーロッパ代表。ヨーロッパ代表は各試合で強豪韓国を追い詰めたものの,結果は韓国代表の4勝1敗。韓国代表が3ポイント,ヨーロッパ代表が−3ポイントとなった。
満を持して日本代表登場! その結果やいかに
パブリックビューイングのスタートから約2時間が経過して,ようやく日本代表チームが登場。ようやく本格的な応援が開始された。
日本代表の相手はヨーロッパ代表を下した韓国代表だ。日本代表は1セットめの武闘乱舞でいきなり韓国を破る大金星を挙げ,会場は大盛り上がり。しかし,続く2セットめの個人比武では韓国代表が勝利。
3セットめはランダムで個人比武に決定されたが,終盤に韓国選手の動きが鈍ったところを一気にたたみかけ,日本代表が勝利……と思ったのも束の間,韓国選手のPCにトラブルがあったということで,まさかの再試合に。
再試合でも日本代表は善戦したものの,悪い流れを断ち切れずに敗北してしまう。その後の戦いも連続で韓国代表が勝ちを収め,最終的に韓国代表の4勝1敗。韓国代表はこれで合計6ポイントとなり,Aリーグ1位通過が確定した。
残るはヨーロッパ代表と日本代表の第3試合。ポイントはどちらも−3ポイントなので,この試合の勝利数の多いほうが2位となる。
日本は1セットめの武闘乱舞で勝利を収めたものの,続く2セットめの個人比武,3セットめの武闘乱舞で敗北。会場の応援に熱が入るなか,4セット目の武闘乱舞で日本代表が勝利を収め,勝負は最終セットに持ち越されることに。
最終セットの個人比武では一進一退の攻防が続き,どちらが勝ってもおかしくない試合展開に。日本代表は,大きく体力を削られながらも,最後の最後で逆転勝利! 見事,Aリーグを2位で通過し,ワイルドカードのデュアルトーナメントへの出場権を得たのだった。予選敗退となった昨年に比べると,大躍進と言っていいだろう。
本日行われるワイルドカードのデュアルトーナメントで勝ち上がれば,9月9日に行われる準決勝へ進出。そして決勝9月15日に開催予定だ。これらも生中継が予定されているので,日本代表の戦いや優勝国が気になる人はぜひチェックしてほしい。
「ブレイドアンドソウル」公式サイト
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