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[GC 2008#52]ヨーロッパ向けに発表された,台湾産MMORPG「Runes of Magic」
今回,一般客の入場が始まる前に少しだけ試してみる機会があったのだが,Runes of Magicの雰囲気は「World of Warcraft」にアニメキャラを混ぜ合わせたようなイメージに近い。色合いやインタフェースの雰囲気,さらにはフォントまでWorld of Warcraftと似通っており,牛のようなモンスターにはTaurenという名前まで付けられている。現在発表されているクラスも,「Warrior」「Scout」「Rogue」「Mage」「Priest」「Knight」と,WoWとそれほど代わり映えのしないものばかりだ(定番ばかりともいえるが)。
Runes of Magicのユニークな部分は,そのタイトルにもなっている「Runeシステム」と呼ばれるものだ。強力なマジックアイテムを入手したのにデザインが気に入らない,なんてことはRPGではよくあることだが,Runes of Magicではアイテムのエレメントをルーンに転送し,そのエレメントをまったく別のアイテムへと注入してしまうことができる。そのとき失敗して壊してしまう可能性もあるようだが,二つ以上のRuneを組み合わせたりすることで,かなり強力なアイテムを作り出したりもできるという。
プレイヤーハウジングの要素も存在し,自分の家を大きくしては家具で飾ったり,友人を招いたりできる。マネキンを置いて好みのアーマーセットなどを着せておくことも可能だ。必要なときには,マネキンのセットと自分が着ているものとをクリックするだけで交換でき,わざわざアイテムを一つずつ持ち替える手間が省略されているのである。
Runes of Magicのストーリーは,神によって作られた魔法の大書が,「Rune」と呼ばれるバラバラの破片になって飛び散ってしまったTaboreaを舞台に,悪の手に渡る前に少しでも多くのRunesを集めていくというもの。すでに600以上のクエストが制作されているというが,本作ではストーリーやクエストはもちろん,新種族やアイテムなどのアップデートがすべて無料で行われるという。
PvP(プレイヤー対プレイヤー),GvG(ギルド対ギルド),SvS(サーバー対サーバー)など,さまざまなプレイヤー同士の対戦もフォローされており,その成果はランキングとなって表示される。企業側の収入は広告,アイテム課金,オークションのパーセンテージなどいろいろなものを組み合わせたものになるらしいが,プレイヤーには資金的負担が少なく,青少年層を中心にヨーロッパでも大きな人気になるかもしれない。ローンチは年内を予定しているとのことだ。
- 関連タイトル:
MysticStone -Runes of Magic-
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