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3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート
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印刷2010/09/03 21:26

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3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート

 ソニー・ピクチャーズは本日(9月3日),東京都港区六本木にあるグランドハイアット東京にて,映画「バイオハザードIV アフターライフ」に出演している俳優陣の来日記者会見を開催した。

「バイオハザードIV アフターライフ」公式サイト


画像集#002のサムネイル/3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート


 この作品は,カプコンのホラーアクション「バイオハザード」シリーズを元にした実写映画の4作目にあたり,シリーズ初の3D作品となっている。
 主演は,本シリーズの顔であるミラ・ジョヴォヴィッチさんで,メガホンを取るのはジョヴォヴィッチさんの夫でもあり,シリーズ全作の製作/脚本を手がけてきたポール・W・S・アンダーソン監督だ。
 ゲームの世界観を継承しながらも,映画オリジナルの解釈を加えることによって,ゾンビ映画の人気を再燃させるほどのヒットを記録してきた映画版シリーズ。その最新作の見どころや舞台裏について,キャストの声とともにお届けしよう。

画像集#003のサムネイル/3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート 画像集#004のサムネイル/3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート


 記者会見に出席したのは,主人公アリス役のジョヴォヴィッチさん,クレア役のアリ・ラーターさん,そして本作でシリーズ初登場となるクリス役のウェントワース・ミラーさんの3人。昨日(9月2日)夜,ワールドプレミアに参加し,その興奮がいまだ冷めやらないといった様子の彼らとの質疑応答が始まった。

画像集#005のサムネイル/3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート
 シリーズ第1作からこれまで,8年間もアリス役を演じてきたジョヴォヴィッチさんは,その強さと美貌の秘訣を「『バイオハザード』に主演すること」と述べ,「子供の頃からSFやファンタジーが大好きで,強いヒーローやヒロインに憧れていました。規律を重んじてトレーニングを懸命に行うことで強くなれるし,強くなれば大きな自信が持てるから,美しくなるのだと思います」と説明していた。

 次に,夫であるアンダーソン監督とコンビを組んでいることについて,「楽しい作品を作っているから,遊園地で遊ぶ子どものように素晴らしい時間を過ごせています。ゾンビから逃げ回ったり,ワイヤーで飛ばされたりといったアクションも心から楽しんでいるので,本当に一緒にやれてよかったと思いますね」と笑顔で語った。

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 前作からクレアを演じているラーターさんは現在妊娠中で,お腹の子と共に来日。本シリーズが長く支持されていることについて,「ミラと監督は素晴らしい協力関係を築いているし,また,スタッフ達も監督を心から信頼しているので,毎回新鮮な作品が作れているのだと思います」とコメントした。
 そして,ジョヴォヴィッチさんが前作の公開後に出産したことを引き合いに出し,「自分達の子供の世代までバイオハザードシリーズを続けていきたい」という希望を述べた。


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 クリス役のミラーさんは,人間不信に陥っているクリスの性格を「自分の中にはないので共感できなかった」としつつ,その一方,「妹のクレアを守ろうとする兄としての優しさは,自分と共通している」と語った。
 また作中,ミラーさんが主演している「プリズン・ブレイク」を彷彿とさせるシーンがあることについては,「脚本を初めて読んだときに思わず笑ってしまいました。私は,緊張感のある作品にもちょっとしたユーモアが必要だと思っているんです。プリズン・ブレイクが好きな人には,そのシーンで笑ってもらえるでしょう」と述べていた。

 ところで,現在公開されている3D映画には,2Dで撮影してから3D化の処理を行なうものと,最初から3D用の機材で撮影するものの2種類がある。
 本作は後者であり,撮影にあたって「アバター」のジェームズ・キャメロン監督からアドバイスを受け,NASAが開発した「Phantom」という新型のカメラが導入されたという。

 ジョヴォヴィッチさんによると,戦闘シーンを3Dカメラで撮影するとき,奥行きを用いてのごまかしが効かないため,役者同士が至近距離で演じる必要があり,そのため本当にパンチやキックが入ってしまうこともしばしば起こった。なんとラーターさんは,撮影中,指を骨折してしまったのだそうだ。
 当のラーターさんは,撮影中,最もハードだった出来事を聞かれ,「処刑人マジニ」との戦闘シーンを挙げた。「Phantomが故障の連続で,何度も待たされながら3日間,雨が降る中で撮影しました」と述べ,新技術を採り入れた映画ならではの苦労を語っていた。

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 ちなみに,ジョヴォヴィッチさんとアンダーソン監督は,夫婦とも原作ゲームシリーズの大ファンとして知られている。ラーターさんは,「監督は根っからのゲーマーです。バイオハザードというゲームを熟知しているからこそ,情熱を込めて映画作りに取り組めているのでしょう」と分析していた。

 また,ジョヴォヴィッチさんは日本に対する思い入れが非常に強いそうだ。「14歳の頃から何度も来ているので,半分は日本で育ったような気持ちです。これまで鉄板焼や天ぷらなど,美味しいものをいっぱい食べてきたんですよ。今回も,銀座に足を運んだり,カメラ屋さんや,昔ながらの古いおもちゃ屋さんに行ったりしてみたいと思います」とコメントし,日本通としての一面をうかがわせていた。

 バイオハザードIV アフターライフは,9月10日から全世界で同時公開されるが,物語が東京の渋谷からスタートすることにちなみ,9月4日および5日には,日本において,世界で最も早く先行ロードショーが行われる予定だ。
 原作ゲームシリーズへの熱い想いが込められているという本作を,3Dの大スクリーンでいち早く体験してみよう。

画像集#009のサムネイル/3D映像に込められたのは原作ゲームへの熱い想い。映画「バイオハザードIV アフターライフ」来日記者会見レポート

「バイオハザードIV アフターライフ」公式サイト

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