このゲームの読者の評価
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この衝撃に貴方の財布は耐えられるか 85 - 投稿者:のらくろ(男性/30代)
- 投稿日:2009/09/04
- 良い点
- 資源を確保し、ユニットの生産と塔を立てて防衛したり、
時代進化でさらに強力なユニットを確保して敵を粉砕する。
この王道的なRTSの要素を踏襲しつつ、
「カードゲーム」の枚数制限等の面白さを上手く融合させています。
まずこのゲームは「偵察」といった概念が無く、
敵のユニット・塔の位置や確保してる資源等はお互いオープンであり、
お互いの隠し合い騙しあいは手札とプールした資源だけと
カードゲーム的な駆け引きを重点に置いてあり、新鮮でした。
なおカードゲームといってもデッキ切れで終わる、といった事は無く
20枚の選んだカードで規定の使用回数を使用するとリチャージが始まるので
ゲーム中ニ度と使えなくなるといった事はありません。
そして何よりカードゲーム特有の面白さである
デッキ作成の中毒性はこのゲームでも踏襲しており、
攻撃の赤・防御の青・集団の緑・トリッキーの紫 と
それぞれの特色を吟味してカードを選んでいると
いつの間にか何十分、何時間も熱中してしまう事があります。
カップメンにお湯を入れて待ってる間にデッキを組んだら
いつの間にかソバになってたなんて事もこの日本で実際に起きたのです・・・。
PVPは1 VS 1から2 VS 2と鉄板のマッチングの他にも
PVE(対CPU戦)では1人用・2人用・4人用・12人用のシナリオがあり、
身内で楽しむも良し、国家を超えた相手と組んでやるも良しと
選択肢も多い上に、マッチングシステムが非常に出来が良いので
見知らぬ人とプレイするのにも敷居が非常に低いので気軽にプレイできます。
また、PVP・PVEに参加するとカードのレベルアップに使えるポイント等が貰えるので
やり込み要素もしっかりとあります。
そう聞くとPVPで「ボブサップVS中学茶道部部長」の格闘技試合みたいな
結果が明らかな公開処刑みたいな対戦を心配する人がいるかもしれませんが、
上記の通り、マッチングシステムが非常に優秀なのでそういった試合も
殆ど無いので安心してプレイ出来ると思います。
そして何よりも気に入ってるのが世界観です。
召喚獣は全てに様々なボイスが入っていたり、
各キャラに特有の待機モーションがあるため練習場で
モンスターを召喚して動かしているだけでも楽しいです。
パッケージにもデカく載っている巨獣「ジャガーノート」を
動かした時に「休暇が欲しいぜ・・・」と切なそうに呟いた時は笑ってしまいました。
さらには各召喚をアップグレードするとバックストーリーが読めたり、
PVEの各シナリオもかなり深い設定がされているようで、
ここまで自分の英語力の無さを恨んだ事はありません。
英語力のあってファンタジーが好きな人には是非ともプレイして欲しいです。 - 悪い点
- カードゲームで共通する悪い点は何か?
それは「お金が掛かる」でしょう。
このゲームは4色のカードセット+約3000円分の仮想通貨「BFポイント」が
ついて来て最初から機能制限が解除されている3980円の「フルバージョン」と
PVPレベルが10になるか、PVEレベルが4になるまでは
トレードとオークションの利用が出来ないが
ランダムで4色の内の1色のカードセットが貰え、
無料でスタートする事が出来る「Play4Freeバージョン」の2つがあります。
もう最初から全開でプレイしたい人とお試しでしたい人で各選択が出来ますが、
どちらにせよカードを買う事になるというのは間違い無いでしょう。
非常に良く出来たゲームである事と、レアカードの見たさ・欲しさのせいで
恐ろしい程に財布の紐が緩くなります。
一応カードをオークションに出してBFポイントを入手する手段はあるのですが
オークションで出回るほどのカードは相応の価値のある物ですので、
やはり課金してしまう事になるでしょう。
なおゲーム内での購入品の内訳ですが
1ブースター 8枚入り 250BFP
1Tone 6ブースター入り 1250BFP
で1ブースターに付き1枚は必ずレアが入っており、
低確率でウルトラレアが出ます。
1Tone購入するとどうやら必ず1つウルトラレアが出るようです。
インタビューでは仮想カードのため、
普通のカードゲームよりは安くなるとの話でしたが
価格設定は普通のカードとあまり変わらないのは残念でした。 - 総評
- 非常に完成度が高い上に、最近では新エキスパンションも
実装される等日々進化しているゲームです。
ベータ時代に比べてもキャラモーションやインターフェースの快適さも改善されてる
いたりとEAの本気具合が窺えます。
カードゲームが好きな方、洋ゲーデザインのキャラクターでお絵かきしたい方、
相手の軍団にスペルをシュートして超エキサイティンしたい方等
様々な人にオススメできる魅力が沢山詰まってるゲームです。
ですが嵌れば嵌るほど、かなりお金が掛かるゲームでもあると
お勧めと警告を同時にしておきます。
節度を持ってこれからのBattleForgeの発展を
共に楽しむ人が増える事を期待しています。 - プレイ時間
- -
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 4 5 5 -
RTSとTCGの新しい形 90 - 投稿者:アンイスコール(男性/40代)
- 投稿日:2009/04/01
- 良い点
- RTSというだけで苦手意識を持つ人も多いと思う、実は私もその一人。
昨今のRTSでのトレンドは内政を排除して戦術面で競い合うようにカスタマイズされているようだが、それでもかなり難しいのは事実である。
ゲームを通しての流れが見えるまでが長く、操作と連動してアクションが直結しないがため、自分が何をしているのか、何をしていいのかがわからない、そのような理由で私は苦手、だった。
Battle ForgeはRTSというジャンルにTCG要素をいれることで、従来難問であった「プレイヤーへの課題」に対して一定の回答を見せた。
カード化することにより、豊富なユニットをゲーム内に導入しかつユニット性能の把握を容易にしている。
考えてみればこれほどすばらしいコラボはなく、カードで運用できるためデッキとして自分のゲームの展開予想図は立てられる。同時にトレンドも発生し、対策や戦術といった議論が活発化する。
カードそのものの使用方法もユニークで、既存のRTSのように生産拠点といった制限もない、直感的にカードを使用し、効果も即座にでる。
個性的なクリーチャー類はやたら動作し、見栄えもよくできている。収集欲を煽れそうな要素はすべていれましたといわんばかりの内容である。
そう、かつてRTSの課題は継続収益が見込みがたいところにあった。
サーバーを運営し長く安定した環境を提供するにはどうしても一定の収益がいる。それを解決するためにこそのデジタルカードであり、結果として安定したサービスインが行われたのだ。 - 悪い点
- 日本語の予定が今のところ未定なのはもちろん。
そして肝心なのは、電子データのカードに対する収集欲である。
ゲームそのものは初期パッケージに付属するポイントと初期カードで十分楽しめる。
ただし、上を目指そうとすれば当然組みたいデッキというものがでてくるため、こうなると一筋縄ではいかない。
Webで購入した専用ポイントによってブースターや個人間でカードを買う仕組みだが、ゲーム内オークションを利用するにしても人気のカードはなかなか高く、のめり込むつもりなら本体+追加出資で一万円ぐらいは財布に入れておいたほうがいい。
とはいえ、これもデザイナーの狙いであり、その意味では良い点に入るのかもしれない、電子データとはいえカードをコレクションする楽しみはある。
価格設定も一応は良心的な値段だと思われるので、そのあたりは割り切って遊んでみて欲しい。 - 総評
- ゲームそのものはトレンドはあれどもバランスはとれている、と思われる。
メーカサーバ管理なのでチート行為が少ないのはもちろん利点だろう。
公正な状態で対人戦を行いたいRTSプレイヤーには、カードという新しい楽しみが提供されるだろう。
自分の組んだデッキで対戦するのはよいものである。
長所、短所を肌で感じ、次へステップアップする喜びがそこにあるからだ。
問題はやはり、カードを購入しなければならないというステップだ。
ただ月額課金のMMOを遊んでいると思えばそれほどでもないといえばそうでもない。そう割り切って遊ぶだけの楽しさはそこにあると思う。
ぜひ日本語対応を待ちたいところである。 - プレイ時間
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グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 4 5 4
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