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NVIDIA,ローエンドGPU「GeForce 9400 GT」を出荷開始
GeForce 9400 GTについて,原稿執筆時点において判明しているスペックは下記のとおり。
- コアクロック:550MHz
- シェーダクロック:1400MHz
- メモリクロック:800MHz相当
- メモリインタフェース:128bit
- グラフィックスメモリ容量:512MB
- メモリバス帯域幅:12.8GB/s
- テクスチャフィルレート:44億Texels/s
- 接続インタフェース:PCI Express 2.0
- PureVideo HD:対応
- HDCP:対応
コア&シェーダクロックは上位モデルの「GeForce 9500 GT」と同じ。128bitメモリインタフェースを採用する点でも同じだが,気になる製造プロセスやシェーダプロセッサ「Streaming Processor」の数は明らかになっていない。
グラフィックスカードベンダーによれば,シェーダプロセッサ数はGeForce 9500 GTの半分となる16基で,だとするとGeForce 8世代のミドルロークラスGPU「GeForce 8500 GT」(※コアクロック450MHz,シェーダクロック900MHz,メモリクロック800MHz相当)のクロックアップ版と位置づけるのが正しそうだ。ただし,その場合でも,GeForce 8500 GTと同じ65nmプロセスで製造されているのか,はたまた55nmへと移行しているのかは分からない。
GeForce 9400 GT搭載グラフィックスカードの価格は1万円を大きく下回り,7〜8000円台になる見込み。控えめに見ても軽く2倍以上の性能を持つ「GeForce 9600 GSO」搭載グラフィックスカードが1万円台前半から購入できる事実を踏まえるに,コストパフォーマンスは決して高くない。性能からしてとうていゲーム向きとは言えず,自作派PCゲーマー向けというよりは,NVIDIAのOEMとなるPCメーカーが,低コストで3D性能面での“箔を付ける”ための存在といった色が濃いと捉えておくべきだろう。
なお,NVIDIAの動きに呼応する形で,ZOTAC InternationalやLeadtekなどが搭載グラフィックスカードの出荷を開始しており,ZOTACの販売代理店であるアスクやリードテック ジャパン,CFD販売なども国内販売をアナウンスしている。以下,リリース文を引用したので,興味のある人はチェックしてほしい。
●アスクからのニュースリリース
アスク、ZOTAC社製NVIDIA社最新GPU搭載の
グラフィックス ボードZOTAC GeForce 9400GTシリーズを発表
株式会社アスク(本社:東京都千代田区、代表取締役:武藤和彦)は、NVIDIA最新GeForce 9400 GTを搭載したZOTAC GeForce 9400 GTシリーズ グラフィックスボードを発表します。
ZOTAC GeForce 9400 GT
エントリーモデル、コストパフォーマンスに優れたZOTAC GeForce 9400 GTシリーズはPCI Express 2.0 x16とDirectX 10 / OpenGL 2.1をサポートしたほか、NVIDIA PureVideo HDテクノロジ、HDMI / HDTV / HDCP やDual Link なども対応します。
また、静音PC環境を求めるユーザーには、ファンレスモデルのZOTAC GeForce 9400 GT ZONE EDITION をお薦めいたします。
<製品概要>
※仕様、外観など改良のため、予告なく変更する場合があります
●リードテック ジャパンからのプレスリリース
LEADTEK オリジナル デザイン
「PX9400GTシリーズ」 2モデル を発表いたします。
~ WinFast PX9400GT ファン モデル ~
~ WinFast PX9400GT ヒートシンク モデル ~
Leadtek Research Inc. (以下 LEADTEK、本社:台湾、日本法人:リードテック ジャパン株式会社)は、NVIDIA社 最新GPU GeForce潤・400GT を搭載した 『WinFast潤・PX9400GT 』シリーズ 2モデルを発表いたします。
対応OSはWindows XP/Vista 標準価格はオープン価格です。
『WinFast PX9400GT ファンモデル』、『WinFast PX9400GT ヒートパイプモデル』は、共にPCI-Express 2.0/x16 に対応した製品で、 GPUクロック575MHz、メモリクロック500MHz(データレート1,000MHz)、 Shaderクロック1,400MHz へオーバークロック設定をし、メモリインターフェイス128bit 、メモリ容量512MB GDDR2、400MHz RAMDAC を搭載しております。
両製品のインターフェイスは、 Dual-Link DVI(HDCP対応)、VGA、HDTV出力機能を備え、最大解像度は アナログ時 2,048×1,536 、DVIデジタル時 2,560×1,600、HDTV出力 1,080となっております
また、「LEADTEKオリジナル基盤」、「LEADTEKオリジナルファンシンク」または「LEADTEオリジナルヒートパイプ」により、安定性の向上と静音性を実現いたしております。
■ 高効率熱排気 ファンシンク クーリング・システム
銅ベースのLeadtekオリジナルファンシンク クーリング システム は、NVIDIAのリファレンスのファンシンクと比較して、クーリングエリアを46%アップし、ノイズレベルを4.9db減少させています。また、基板上のコンポーネントへの冷却も考慮した設計となっております。
■ Leadtek オリジナル ファンレス クーリング・システム
ファンレスのヒートパイプ クーリングシステムにより、静かな使用環境を提供いたします。 この革新的な銅製のヒートパイプ システムの高冷却性能は、真の静音コンピューター構築の一助となることでしょう。
■ Leadtek オリジナル デザイン
Leadtek オリジナルデザインによる高スペース効率を持つPCBレイアウトは、電気特性が改良されたことにより、高生産率、高信頼性、および、長期耐用年数を提供します。
また、システムの安定性を維持したままのオーバークロック能力も備えています。
標準装備として、「専用HDTV出力ケーブル」、「WinFox?」を添付しております。
尚、EUのRoHS指令にも対応しております。
●CFD販売からのプレスリリース
■玄人志向 新製品情報■
〓 玄人志向 / セレクトシリーズ / グラフィックボード 〓
●nVIDIA
【型番】GF9400GT-E512H
【URL】http://kuroutoshikou.com/modules/display/?iid=1241
【JAN】4988755126595
【チップ】GeForce9400GT
【メモリ】512MB
【ビット幅】128bit(DDR2)
【コアクロック】550MHz
【メモリクロック】800MHz
【I/F】PCI-Express×16(2.0)
【出力】RGB×1、DVI×1、HDTV
【対応】DirectX 10、ROHS、HDCP
【FAN】空冷FAN
【箱】茶箱
【店頭想定売価】\6,980(税込)
【出荷予定日】8月27日(水)
- 関連タイトル:
GeForce 9500/9400
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