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[E3 09]マリオの新作や新周辺機器,Team Ninjaと任天堂のコラボ,そしてFFなど,新情報続々の任天堂メディアカンファレンス
前日のMicrosoftに続くプラットフォームホルダーのカンファレンスとなり,メディアや関係者の関心も高い。ただ,昨年(2008年)は新作タイトルの発表が少ないという不満もあったらしく,今年はその点の挽回が期待されていた。
というわけで,カンファレンスは新製品・新タイトルの発表からスタートした。
宮本氏がずっと考えていた,かつてなかったようなスーパーマリオがWii向けにリリースされる。会場では実演された「New Super Mario Bros. Wii」は,4人でプレイが可能。おそらく今回初のプロペラスーツとクリア後のランキングシステムなどが特徴となる。2009年ホリデーシーズンに発売予定だ。
Wii向けのモーションプラスプレシジョンが発表された。これは,もちろんWiiのコントローラに装着して,より正確なコントロールが可能になるデバイスで,それをフィーチャーしたタイトル「Wii Sports Resort」では,複数のスカイダイバーをコントロールするというシーンが見られた。アーチェリーでは,弓を引いて射る際の微妙なコントロールが可能であることが実演された。発売は2009年7月が予定されている。
スクウェアエニックスの新作も発表されたが,これについては,続報でお知らせする予定だ。続いて,一連のDS向けタイトルとして,MARIO & LUIGI:Bowser's Inside Story。2009年秋発売。Golden Sun DS(発売時期などは未定)などが発表された。
任天堂代表取締役社長の岩田聡氏は,「我々は,かつて無理だといわれたこと,つまりゲーム人口を爆発的に増やすことを成し遂げた。そしてさらに進んでいくため,現在,世界で何が起きているのかをリサーチしている。ゲームをプレイする人/しない人,たまにする人がそれぞれどのくらいいるのか。日本では290万人がゲームをプレイする。しかしゲームをしないという人も149万人残っている。もう一度,そういう人達を”モーションプラスプレシジョン”ゲームに取り込む。我々の次のゴールは,あらゆるレベルの人々に満足してもらうゲームを作ることだ。
それはなにか?
まったく違ったアプローチとして登場するのが,「Wii Vitality Sensor」(バイタリティセンサー)だ。これは心臓の鼓動や血流など,プレイヤーの身体から発せられる信号をチェックし,どういう感情であるのかなどを入力するデバイスで,使い方によっては,通常のゲームの入力に使うだけでなく,ゲームによるリラクゼーションも可能にするものになるという。
新規タイトルが少なかった昨年の雪辱を果たすかのような怒涛のラインナップと新たなチャレンジが窺えた発表会となったようだ。
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