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[G★2007#83]「PERFECT KO」など,B2Bブースで得たNeoWiz Gamesのタイトル情報
PERFECT KO
見ての通りの3D格闘ゲームではあるが,オンラインゲームの強みを生かし,アバターをいろいろカスタマイズできる。また,現在日本の有名ゲームメーカーとキャラクターのライセンス提供の交渉中で,格闘ゲームの有名キャラが2体ほど使用できるようになる模様。「〜〜に似たキャラクター」というのではなくて,ちゃんとライセンスを取っているというのがポイントだ。○○のゲームのオンライン版は当分出る気配はないという場合でも,そのゲームのキャラクターの姿形だけでもほかのゲームで使用できれば,プレイヤーには次善の選択肢が与えられる。また,日本のゲームメーカーにもキャラクターのライセンスビジネスという道が開かれる。これが拡大していけば,かなり面白いことになりそうなのだが。
バーチャファイター以来,格闘ゲームの多くが3Dグラフィックスになって久しいのだが,3Dとはいっても,プレイヤーキャラクターと相手キャラクターとの関係は2D格闘の頃と大きな差はない。キャラクターに対して「前後」という関係をもとに技を繰り出すのが基本だ。
これがMO空間になると,相手一人だけを相手にすればよいというわけにはいかなくなる。3D空間で適切な方向に技を入れたりとか,操作が極端に難しくなることが予想される。
これをサポートするために,本作ではオートガイドシステムが用意されており,正確な方向合わせは必要なくなっている。多少の慣れは必要そうだが,多人数での乱闘を実現するうえでは効果的な対応といえるだろう。
ゲームには,サバイバルモードとチーム対戦モードが用意されている。サバイバルモードは,バトルロイヤル形式で,全員が敵となり,チーム対戦モードでは3vs.3での戦いが行われる。もちろん,キャラが順番に対戦していくわけではなくて,同時に乱闘を行う。このとき,複数のキャラで連携してコンボを決めるなど,チーム対戦ならではの要素が用意されている。
また,マップ内にはNPCがいて,間違って攻撃すると,プレイヤーを襲ってくるという仕様となっている。こういったものをうまく使っていくことも勝ち残る秘訣となるようだ。
日本の企業からもかなり注目されているようなので,日本サービス発表が楽しみな作品の一つである。
四神舞(SASINMU)
日本企業からの反応はイマイチとのことで,確かに画面を見てもそそられる要素は少ない。現在の日本のシューティングゲームが縦横の固定スクロールしかないのには,それ相応の理由があってのこと。自由度を拡張すれば面白くなるというものではない。
日本では「縦シュー」「横シュー」が,きわめて特異なジャンルとして存在していることから,これらをプレイするシューターを惹きつけるゲームを作るには,かなりの努力が必要であろう。カジュアル層を狙うにしても,こういうものに興味を持つ人は,すでにそれなりのシューターなので,生半可なものは通用しない。もっと新しい遊び方を提示してほしかったところだ。
SLUGGER
また,このゲームではプレイヤーは野球部分をプレイしはするものの,基本的に監督の立場でチームの運営を行っていく。自分が鍛え上げたチームを,ほかのプレイヤーに売るといったこともできるようだ。
ゲームは,カードを使って進める。選手もカードで売り買いでき,作戦もカードで指定する。試合はカードゲームとアクションゲームを合わせたもので,全体的には育成シミュレーションとなっていると思えばいいだろう。
どうも,韓国最大手の「新野球」のせいで,韓国オンライン野球ゲームの日本でのイメージが悪くなってしまっているような気がする。このゲームでは,バットのカーソルあたりはコナミの「実況パワフルプロ野球」の方式を踏襲しているようだが,以前キャラクターの類似を争っていた「新野球」でさえ,韓国内では無罪の判決が出てしまったので,これくらいなら全然OKであろう。見た目も違うし,カードを使った戦略などの独自要素も見える。現在日本でサービスされている「野球つくオンライン」と「ファミスタオンライン」などで野球ファン全体をカバーできているとも思われず,まだ日本参入の余地があるのではないかと思われる。
WARLORD
すでにレポートされていることだが,大勢の敵をなぎ倒すゲームフィールは,三國無双に近い。題材を三国志から戦国時代に変えたのが戦国無双,ガンダムに変えたのがガンダム無双だとすれば,このゲームはさしずめ英雄無双といった感じで,世界中からそれらの要素が取り込まれている。中国の無双,日本の忍者,ヨーロッパの騎士など,歴史的背景は無視して戦いが繰り広げられていく。
このゲームのキャラクターアニメーションは,コーエーで「決戦」や「真・三國無双」などを手がけたデザイナーが担当したとのことで,いっそう無双色が強くなっているのかもしれない。
アイテムとスキルを選んで戦闘に出撃でき,スキルツリーによる成長が特徴になっている。ゲーム中に小さなクエストが発生し,それをクリアすることで経験値を稼ぐこともできる。アリーナでのPvPのほか,ギルドの勢力が強くなると,城を所有でき,当然ながら攻城戦も用意されている。将来的には,NPCの兵士を雇ってより大規模の合戦が予定されているという。
日本からも注目を浴びているようで,ゲームパッドにも対応しており,コンシューマゲームライクにプレイできるのはポイントが高そうだ。このゲームも,いずれ日本サービスを紹介できるかもしれないゲームの一つである。
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