「スコーピオン 【完全日本語版】」のムービーを掲載。10月22日にサイバーフロントからリリースされる本作の雰囲気が，かなり分かる

　9月の「Halo: Reach」，10月の「メダル オブ オナー」（PC/PlayStation 3/Xbox 360），そして11月の「コール オブ デューティ ブラックオプス」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）と，2010年後半のFPSジャンルは粒ぞろい。それ以外にも，2010年前半の目玉タイトルの一つといえる「バトルフィールド：バッドカンパニー2」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）や「メトロ 2033」（PC/Xbox 360），「シンギュラリティ」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）など，海外生まれの佳作，注目作は多く，すべて遊び終わらないうちに2011年が来てしまいそうだというFPSファンも多いはず。


　そんな中，サイバーフロントから10月22日にリリースされるのが，近未来を舞台にした「スコーピオン【完全日本語版】」だ。ロシアのAkellaとB-Cool Interactiveが制作した本作の舞台となるのは，9月3日に掲載した記事でもお伝えしたように，2048年のサラエボ。巨大企業であるゼニス社が，なにやら危険な研究をしていることを突き止めた，特別捜査官，通称“スコーピオン”が単身，ゼニス社のプラント内に潜入し，彼らの野望を食い止めるという物語だ。
　サイバーフロントは本日（10月19日），そんなスコーピオンのプロモーションムービーを公開したので，ここに掲載した。

「スコーピオン【完全日本語版】」公式サイト

　主人公は，さすがにたった一人で危険な仕事をするだけあって，時間の経過を遅くする，「スローモーション」や，遠く離れたところから人や物をぶっ飛ばせる「テレキネシス」，そして一定時間，敵を味方にできる「マインドコントロール」という3つの特殊能力を持っている。スコーピオンとなったプレイヤーは，これらの特殊能力を使いこなして，敵地の奥へ進んでいくのだ。このうち，とくにマインドコントロール機能はあまり見たことのないフィーチャーであり，本作の大きな特徴といえそうだ。
　グラフィックスは正直なところ，いささか古い感じは否めず，プレイフィールについては不明だが，ロシア/東欧生まれのタイトルには，アメリカや西欧とはちょっと違った雰囲気があり，「S.T.A.L.K.E.R」シリーズや，「クリオスタシス」を楽しめたという人はちょっと考えてみてもいいだろう。