4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2024年8月26日〜9月1日

　全国的に9月に突入した雰囲気の強い2024年8月26日〜9月1日，4Gamerに掲載された記事は346本でした。のらりくらりとした台風が日本を縦断（横断ですかね）して各地に被害をもたらしているようですが，お変わりありませんでしょうか。Weekly 4Gamerの時間です。

1000以上のスキルからシナジーを生み出そう。ダンジョンRPG「東方の迷宮Tri -夢見る乙女と神秘の宝珠-」のトレイラーが公開

　先週は，いろいろなイベントが行われたうえに，すでに終了したイベントのレポート記事などが引き続き掲載されたりして，筆者はすでに大変な混乱状態に陥っています。ひえー，何が起きているんだ。
　まずはドイツのケルンで現地時間8月21日から25日まで開催された欧州最大規模のゲームイベント「gamescom 2024」ですが，「Sid Meier's Civilization VII」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One / Switch）の追加情報が明らかになったり（関連記事），カプコンが2025年の発売を予定している「モンスターハンターワイルズ」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）が「gamescom award 2024」で最多となる4冠を達成したりなど（関連記事），先週もまた，いろいろな記事を掲載していますので，チェックするしかありません。しましょう。

4Gamer「gamescom 2024」掲載記事一覧

「gamescom 2024」公式サイト

　さらに，国内最大級のゲーム開発者会議「CEDEC 2024」が8月21日から23日まで，パシフィコ横浜で開催されました。200を超えるセッションが実施され，ゲームなどのコンピュータソフトウェア開発についてのさまざまな知識や知見，研究結果などが惜しげもなく公開されています。
　4Gamerでも多数のセッションレポートを現在進行形で掲載していて，「こちら」など，アクセスランキングのトップ10に入るほど読者の注目を集めた記事もあります。
　セッションの内容は多士済々な感じで，基本的にかなり専門的な話題が多いわけですが，ゲームの未来が何となく見えてくるような気がしてきます。興味のある人は，以下のリンクをクリックしてください。

4Gamer「CEDEC 2024」掲載記事一覧

「CEDEC 2024」公式サイト

　そんでもって8月28日と29日には，アジア最大級のWeb3カンファレンスを謳う「WebX 2024」がザ・プリンス パークタワー東京で開催されました。開幕にあたって首相がビデオメッセージを寄せるなど，注目度の高いイベントで，ブロックチェーンやNFL，暗号資産，産業に与える影響などをテーマにした多数のセッションが実施されました。言うまでもないと思いますが，4Gamerにも多数のレポート記事を掲載しました。
　Web3を「ウェブさん」と読むのか「ウェブスリー」と読むのか，それさえ分かっていない筆者ですが，ネット社会の現在と未来に興味のある人は記事を熟読しましょう。なんだったら，このビッグウェーブに乗ってひと山当てちゃって，筆者におこづかいをくれてもいいのよ。

4Gamer「WebX 2024」掲載記事一覧

「WebX 2024」公式サイト

　そして8月27日には，任天堂がSwitch向けの最新ソフトを紹介する番組「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ＋Indie World」が配信されました。番組名のとおり，メーカータイトルとインディータイトルの2本立てになっていて，コーエーテクモゲームスの「アトリエ」シリーズの新作「ユミアのアトリエ 〜追憶の錬金術士と幻創の地〜」を始め，「ときめきメモリアル 〜forever with you〜 エモーショナル」などのリマスタータイトル情報，さらに「コーヒートーク トーキョー」や「8番のりば」といったインディータイトル情報が次々に公開されました。
　後継機種の発表も予定されているSwitchですが（関連記事），まだまだ現役バリバリ。あやかりたい。


　書き疲れてきましたが，最後にお知らせ。「こちら」でお伝えしたように，4Gamerでは現在，恒例の特大プレゼント企画「2024 Summer Special Present」を絶賛開催中です。GIGABYTEのゲーマー向けノートPC「G5 KF5-H3JP354KH」や，携帯型ゲームPCである「AYANEO AIR 1S」「Steam Deck OLED」などの豪華賞品が当選者に贈られるもので，自分で言うのもなんですが，豪華です。
　締切は9月13日21：00で，ちと長めのアンケートに答えるだけでチャンスは万人に与えられています（立場上，筆者は応募できませんが）。なので，どんどん応募してください。


　そんなこんなで，今回も元気よく，4Gamerと世界のゲーム業界の1週間を振り返ってみましょう。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　先週のアクセスランキングトップ10，第1位を獲得したのは，11月14日の発売が予定されているスクウェア・エニックスのHD-2D版「ドラゴンクエストIII　そして伝説へ…」の記事でした。これは，上にも書いた「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ＋Indie World 2024.8.27」で公開された新情報で，新職業として，モンスターっぽいスキルが使える「まもの使い」が登場したり，オリジナル版になかった「特技」が一部の職業で使用可能になることなどが発表されています。


　HD-2D版「ドラゴンクエストIII　そして伝説へ…」は，1988年に発売されたファミコンソフト「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」のリメイク版。ファミコン版は発売当日，家電量販店の前に1万人規模の行列ができたり，子供たちが学校を休んでゲームを買いにきたりなど，大きな社会現象を引き起こしました。筆者はすでに立派な社会人でしたので，あの騒ぎを昨日のことのように思い出しますが，間違ってたらごめんなさい。なんにせよ，大人気っスね。
　36年の歳月を経て帰ってくるHD-2D版は，ニンテンドーeショップで予約受付も始まったそうです。


　第2位をゲットしたのは，アプリボットのスマホアプリ「ちいかわぽけっと」（iOS / Android）の事前登録者数が50万人を突破したというニュース記事でした。受付開始から5日間で達成したスコアだそうで，60万人〜100万人を突破したときの追加特典も合わせて発表されています。この調子では行きますね。
　「ちいかわぽけっと」は，イラストレーターのナガノ氏がXに投稿している人気漫画「ちいかわ」を原作としたゲームで，「ちいかわ」の世界観を感じられる遊びを詰め合わせたとのことです。可愛いいちいかわたちといつでもどこでもいっしょにいたい読者の注目を集めました。


　Dynamis Oneとスタジオアラヤの新プロジェクト「Project KV（仮称）」の第4弾ティザーキービジュアルが公開されたというお知らせが堂々第3位にランクイン。何度も書いている気がしますが，Dynamis Oneは，日本での運営をYostarが行うスマホアプリ「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」の開発に携わったクリエイターが設立したスタジオです。
　新たに公開されたのは，キャラクターのお顔ですが，後頭部が見えないことから，ブルアカファンの間でいろんな推測が行われているみたいです。なーるほど。
　今のところ「ノスタルジア学園活劇」だというゲームの詳細は謎のままで，「セーラー服と日本刀」が出てくるっぽいですが，勘の鋭い筆者にもちっとも分かりません。続報を待て！


　ちょっと飛んで第8位には，11月1日のアーリーアクセス版公開が予定されているRPG「Elin」の紹介記事が入りました。8月31日に掲載していきなりトップ10にランクインというわけで，注目されてまっせ。
　ご存じのように本作は，名作と呼ばれるローグライクRPG「Elona」の後継作品で，現在，Kickstarterで行われたクラウドファンディングキャンペーンのバッカーに向けたβテストが実施されています。
　今のところパッカー以外がプレイする方法はなく，また開発中ということで仕様変更も行われるため，この段階でゲームを紹介するのはやや早計なんですが，「むちゃくちゃ面白い」ので語らずにはいられなかったとのこと。未読の「Elona」ファンは，チェックヨロ。

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 HD-2D版「ドラゴンクエストIII　そして伝説へ…」の新職業として「まもの使い」が登場。ルイーダの酒場では細かいカスタマイズが可能に	【第2位】 「ちいかわぽけっと」，事前登録者が受付開始5日で50万人を突破。追加特典が決定し，100万人突破でLINEスタンプをプレゼント
【第3位】 キャラクターの顔がついにお披露目。「ブルアカ」の元開発者たち手がける「Project KV（仮称）」の第4弾キービジュアルが公開に	【第4位】 「BLUE PROTOCOL」，2025年1月18日にサービス終了
【第5位】 世界観や設定をきちんと踏まえていない多様性は，コンテンツを不自然なものにしかねない。ゲームにおけるDEI表現の意義と重要性，そして導入する際の留意点［CEDEC 2024］	【第6位】 「星のカービィ」とGUがコラボ！ プププランドへの旅をテーマにした，秋にピッタリなかわいらしい衣服が9月13日に発売
【第7位】 「幻想水滸伝 I&II HDリマスター」の発売日は2025年3月6日。幻水シリーズ第1作＆第2作を美しいグラフィックスで楽しめる	【第8位】 「Elin」が面白すぎて夏休みをミンチにした。βの時点で，あの「Elona」より深い沼にたたき込まれる
【第9位】 「崩壊：スターレイル」，新星5キャラ「乱破」（CV：潘 めぐみ）の情報を公開。ピノコニーに現れた自称忍者の少女で，巡海レンジャーの一員	【第10位】 「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」，Switch版の配信開始。ドラえもんたちと一緒に，日本一のどら焼き屋さんを目指す新作経営シム

先週のタイトルランキング

　先週，もっともアクセスされたタイトルは，Nintendo Directで新情報が公開されたHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」でした。先週はまた，「ドラゴンクエスト」シリーズの新グッズとなる「スマイルスライム ぎゅっとにぎろう！」と「ドラゴンクエスト バスボール 〜伝説の魔王編〜」が10月12日に発売されるというニュースも掲載しました。思わずぎゅっと握りたくなる癒しのグッズとのことなので，スライムファンはぜひ購入してぎゅといっちゃってください。
　そして第2位に「ちいかわぽけっと」，第3位に「Project KV（仮称）」と続きました。


　第4位は，8月29日にリリースされたばかりの「ガンダムブレイカー4」（PC / PS5 / PS4 / Switch）でした。「ガンダム」モノのアクションゲームですが，テーマは「ガンプラ」，つまりガンダムのプラモデルですね。ガンプラの戦いを実現するバトルシミュレータ，「GUNPLA Battle Blaze：Beyond Borders」を始めたばかりの新米ビルダーが，さまざまなパーツを自由に組み替えて「俺だけのガンプラ」を生み出して戦いに挑むというゲームで，連邦もジオンも関係なし，イマジネーションの赴くままの破天荒な組み合わせも可能，というあたりも魅力でしょうか。
　「ガンダムブレイカー」シリーズの最新作で，ナンバリングタイトルとしては8年ぶり。4Gamerでは，「こちら」にプレイレポートを，また「こちら」には開発者インタビューを掲載しています。

【先週の注目タイトル詳細】

【第1位】 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…（HD-2D版）	【第2位】 ちいかわぽけっと
【第3位】 Project KV（仮称）	【第4位】 ガンダムブレイカー4
【第5位】 崩壊：スターレイル	【第6位】 Castlevania Dominus Collection
【第7位】 星のカービィ　ディスカバリー	【第8位】 BLUE PROTOCOL
【第9位】 Elin	【第10位】 Wizardry Variants Daphne

先週の注目記事

　先週は，いろいろなイベントレポート以外にも，プレイレポートやインタビュー，企画モノなど多数掲載しましたので，それらの中から注目してほしいものをピックアップしました。分かりますね。

　8月30日には，ドリコムが開発中のスマホ向けダンジョンRPG「Wizardry Variants Daphne」（iOS / Android）に対して，日本政策投資銀行（DBJ，Development Bank of Japan）が投資を行ったことが明らかになりました。その額なんと5億円だそうで，ドリコムはその資金を「Wizardry Variants Daphne」の開発に充当するとのこと。
　ゲームを国策の一環として位置付ける国々では，開発者に対してさまざまな支援を行っているようですが（関連記事），日本でもそうした動きが加速しつつあるということなんでしょうか。そうであるなら，日本もなかなかやるじゃないですか（上から目線）。

帰ってきたプレゼントコーナー

「聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ 公式設定資料＋完全攻略ガイド」
……1名様（提供 スクウェア・エニックス様）

　今週のプレゼントは，スクウェア・エニックスが8月29日に発売した書籍「聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ 公式設定資料＋完全攻略ガイド」を1名様に。
　タイトルからすぐに分かってしまうと思いますが，本書は8月29日（Steam版は8月30日）にリリースされたばかりのRPG「聖剣伝説 VISIONS of MANA」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4）をあますところなく紹介するというファン待望の一冊です。

スクウェア・エニックスGAMEBOOKS ONLINE「聖剣伝説 ヴィジョンズ オブ マナ 公式設定資料＋完全攻略ガイド」販売ページ

　ゲームのほうは，「ファイナルファンタジー」シリーズの外伝作品として1991年に登場した「聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜」を第1弾とするシリーズの最新作で，主人公ヴァルが幼なじみのヒナと共に「マナの樹」を目指す冒険が描かれます。
　テーマは「原点回帰」で，グラフィックスやインタフェースなどは時代に応じたものに進化していますが，リングコマンドを使い，剣や魔法を繰り出して敵を倒すバトルや，操作キャラを自由に切り替えられるシステムなど，シリーズ従来作の伝統を色濃く引き継いでいるとのこと。

「聖剣伝説 VISIONS of MANA」公式サイト

　書籍はB5判240ページで，「攻略ガイド編」では広大なセミオープンフィールドに散りばめられた探索要素を見やすいマップで紹介するほか，5人の個性的なキャラクターの戦いかたや多彩なクラスチェンジを徹底解説しているので，自分に合ったプレイスタイルが見つけられるそうです。
　また，「設定資料編」には，キャラクターイラストや設定画，モンスターのイラスト，緻密なCGなどをたっぷり掲載したとのことです。
　ゲームの購入を考えている人や，現在絶賛プレイ中という人は，どっかんどっかん応募してください。

　プレゼントに応募するには，下記のリンクから応募フォームへ進み，すべての項目に記入して送信ボタンをクリックしてください。 重複応募は当選を無効とさせていただく場合がございます。締め切りは，2024年9月5日17：00です。
　当選者は，9月9日（予定）に応募フォームで登録した名前（ハンドルネーム可）と都道府県名で発表する予定です。
　プレゼント品は，応募時に入力された送付先に，1〜2週間以内にお送りします。なお，賞品によっては，発送に時間をいただく（約1か月）場合があります。
　発送日の確定や本人確認，当選の結果などについてのお問い合わせには一切お答えできませんので，ご了承ください。

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