連載
4Gamerの1年を振り返るAnnual 4Gamer 2023。今年最も読まれたのは――スリムになって新登場を果たし,数も揃って準備万端なあのハード!
冬! 夏! 夏! 冬! みたいな勢いで走り抜けた2023年もついに終わろうとしております。皆さんの仕事,学業,その他は収まっているでしょうか。筆者は溜まった仕事の裏で,さらに溜まった部屋の大掃除から目をそらすのに必死です。
といったところで,4Gamerの1年を振り返る恒例行事「Annual 4Gamer」をやっていきましょう。こちらは,4Gamer.netに掲載された記事たちをランキング形式で紹介しつつ,2024年を走馬灯のように思い出しちゃおうという企画になります。なんとなくゲームを取り出しづらい親戚のお家とかでヒマを潰すにはぴったり!
集計の対象は2023年1月1日から12月22日までで,掲載された記事の本数は2万50件。前年から数は減っていますが,実は4月に大きな方針の転換があり,記事の内容はより豊かなものになったと思います。詳細については,ぜひ“4月”の項目でチェックしてみてください。
【目次】
年間ランキング
月間ランキング1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
年間ランキング
こちらは,2023年の集計期間全体で見たランキングTOP20となります。さすが,そうそうたるメンバーが揃っていますね。
■お待ちかねの新型PS5発表記事が第1位に
第1位に輝いたのは,軽量化された新型PS5発表の記事になります。新型PS5と従来型を比較した記事も10位にランクインしていて,その注目度の高さがうかがえます。発表が10月11日で,発売されたのはタイトル通り翌月の11月10日と爆速だったのも話題を集める要因になったのかもしれません。
発売当初は品薄続きで入手が難しい存在だったPS5ですが,そろそろ買いやすくなってきました。その間にゲームのラインナップが充実し,半導体価格の高騰でハイエンドPCを買いにくい環境も合わさって,だいぶ「そろそろ買うのもアリ?」といった雰囲気が生まれつつある気がします。
その結果か,12月20日にはPS5の全世界累計実売台数が5000万台を突破した旨が報じられました。大抵のゲームはPCで遊べる環境になってきましたが,まだまだAAAタイトルを楽しめるハイエンドなコンシューマ機も負けてはいませんね。
PS5の全世界累計実売台数が5000万台を突破。新型PS5や「Marvel's Spider-Man 2」「バルダーズ・ゲート3」のヒットが後押し
SIEは2023年12月20日,PS5の全世界累計実売台数が5000万台を突破したと発表した。2020年11月に発売されたPS5は,PSシリーズの最新据え置きゲーム機だ。小型化された新型PS5が11月10日に発売され,PSの歴代コンソールゲーム機史上,11月の月間実売台数として最多の記録を達成している。
■3DSとWii U「ニンテンドーeショップ」サービス終了
第3位に入ったのは,2022年12月31日に掲載された記事です。3月28日の「ニンテンドーeショップ」サービス終了に備えて,ライターが購入したオススメのソフトを紹介する,という趣旨のものですね。
これ以降,カートリッジを持たない「ニンテンドーDSiウェア」と呼ばれるダウンロード専用ソフトに関しては,入手する手段が完全に失われてしまいました。それだけに,終了前の“滑り込み”で確保しておきたいタイトルを探す人が増え,ランクインに繋がったという形でしょうか。
PS3/PS VitaにおけるPS Storeを用いた購入機能の終了の際にもひと悶着(関連記事)ありましたが,物理メディアが存在しないソフトは物理的な制約以上に,オンラインサービスの寿命とも向き合う必要が出てきてしまいます。「あのゲームやりたいな」と思ったときにはもう手に入れる手段が無くなっていた……。なんてこともあり得るので,確実に持っておきたいゲームはしっかりダウンロードしておきましょうね。
一方で,最近ではダウンロード専売タイトルとして登場したインディーゲームの“パッケージ版”が追って発売されることも少なくありません。漫画,小説,ゲーム,映画とあらゆるコンテンツをデジタル上で所有するのが当然の世の中ですが,あえてパッケージを所有しておくことで救えるコンテンツがあるかもしれません。
そんな言い訳のもと,筆者は既にDL版を持ってるゲームのパッケージを買っちゃうのでした。保護のためだから……。後のためになるから……。
■待ちに待った「ディアブロ IV」関連記事も大反響
4Gamer的には見逃せないのが6月6日に発売された「ディアブロ IV」です。ランキングでは“冒険豆知識”を紹介する記事が第5位,ストーリー解説記事が10位にランクインしました。歴史のある人気作ですが,日本国内からは情報を集めるのがやや大変なタイトルだけあって,こういった記事の需要は高かったようです。
そして,発売初週の全世界販売額は実に6億6600万米ドル(約932億円)以上(関連記事)にのぼり,Blizzard Entertainmentの歴代でも史上最速のペースに達したとのことです。リリース直後には複数の不具合が見つかり,ビルドの弱体化に繋がるパッチが公開されて問題視される(関連記事)といった出来事はありましたが,アップデートにより改善が進められ,今でも多くのプレイヤーが地獄での戦いを楽しんでいます。
久しぶりの新作といえば,8月25日発売の「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」(約10年ぶり),10月20日発売の「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」(約11年ぶり)なども登場し,いずれも発売から多くのファンに暖かく迎えられています。みんなが発売を待ちわびていたゲームが一気にドカドカッと出てきたので,未だ遊びきれていないソフトが家に眠っている人も多いんじゃないでしょうか。……筆者も人のことは言えませんが,とりあえず買ってしまった「バルダーズ・ゲート3」(約20年ぶり)をクリアするところから始めようと思います。
月間ランキング
例によって例のごとく,丸一年前の出来事はほぼ覚えておりません! これまでに掲載された記事を眺めつつ,えっちらほっちら思い出していきましょう。1月1日にはおせちを用意しましたが,1人で全部食べました。
COVID-19の「5類」への引き下げ決定が発表(施行は5月)されたのはこのタイミングでしたね。これによってリアルイベントの多くが復活し,記者として外に出る機会もより増加しました。まだまだ各自の対策は欠かせませんが,閉塞的な雰囲気は解消され始めたような気がします。
ここから始まる2023年前半戦では,NFTに関連する記事を複数掲載して,それぞれ結構読まれました。1月の記事では,山本一郎氏が“NFTゲーム界隈”を強めの論調で批判する記事が2位にランクインしていますね。
もちろん批判だけでなく,前年12月28日にはブロックチェーンゲーム業界の28名に向けたインタビューを実施し,2023年2月からは不定期連載「それって,ブロックチェーン使わなくてもいいんじゃないですか?」(記事一覧)なども掲載しています。新たなテクノロジーに対するスタンスを決める材料を探している人は,ぜひ参考にしてみてください。
その他には,インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン2」(関連記事)が開催されたほか,現在まさに激戦が繰り広げられている「ストリートファイターリーグ」の2022年グランドファイナル(関連記事)など,大小さまざまなイベントが開催されました。
わりとすぐに温度が上がってきた印象のある2月です。節分用に買ってきた豆は全部自分で食べました。高カロリー高タンパクなので食べたら運動も欠かせません。
ランキング1位の記事は,ウクライナ政府が同国内における「Atomic Heart」の販売停止を要請する,というものでした。続く3月には,ここで報じられた内容が,正式にソニー,Microsoft,Valveに提出されています。
2022年から続くロシアによるウクライナ侵攻は執筆時点でも続いており,ゲーム業界にも少なからず影響を与え続けています。エンタメをみんなが気楽に楽しめる世界を取り戻すためにも,一刻も早い解決を願いたいところです。
また,対戦格闘ゲームのトッププレイヤーが集った「選手会」の発足が明かされたのも2月でした(関連記事)。現状ではまだ表立った動きが見られませんが,そろそろ記事の中でも語られた動きに期待したいですね。
大型イベントまとめ:
「ジャパン アミューズメント エキスポ 2023」記事一覧
「Taipei Game Show 2023」記事一覧
「CEDEC+KYUSHU 2022」記事一覧
そろそろ暖房切ってやや厚着くらいで乗り切れるかな,と思えてきた3月です。ホワイトデーとやらでクッキーが売られていたので,自分で買って自分で食べました。
前年に発表されて話題となった「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」の上演(関連記事)が始まったのがこの月です。そのほか,スクウェア・エニックスの松田洋祐氏が退社を発表(関連記事)なんてこともありましたね。
月末には,3DSとWii Uの「ニンテンドーeショップ」サービスが終了(関連記事)しました。このタイミングで大量に対応タイトルを買い込んだ人も多いのではないでしょうか。筆者も遊びきれるか微妙な数のタイトルを買って,SDカードに詰め込んでいます。どこかのタイミングで遊ばなきゃ……。
また,3月には大型イベントも複数ありました。対戦格闘ゲームの祭典「EVO Japan」や,ゲーム業界とも関わりの深いコンテンツが多数取り上げられた「AnimeJapan 2023」,そしてお馴染みの開発者向けカンファレンス「GDC 2023」です。個人的には,GDC 2023でベン・ブロード氏が「ゲームデザインはピザ作り」と語ったトークセッション(関連記事)が印象に残っています。
大型イベントまとめ:
「GDC 2023」記事一覧
「AnimeJapan 2023」記事一覧
「EVO Japan」記事一覧
既にだいぶ暖かかった記憶がある4月です。初頭には近所で桜が咲いて,風雨が一瞬でそれらを散らしていきました。散る前にコンビニで買った3色団子をお供に歩きソロ花見を楽しめたので満足です。
4Gamerのトップページからガッツリと記事を探して読んでいる人は,この時期から紙面(と言うのが正確かは分かりませんが,便宜上)がちょっと変わったのを感じたのではないでしょうか。具体的には,プレスリリース単体での掲載が減り,記事の掲載本数が増えたのです。
以前までは提供されたプレスリリースを可能な限り掲載する方針でしたが,昨今ではプレスリリースが存在するか否かに関わらず重要なニュースが増えていることもあり,4月からは記事化を重視する方針に切り替わっています。おかげで,能動的に探さないと見つからない新鮮な情報を提供できるようになりました。
中でも印象的な記事は,Steamで自分のゲームをリリースする際に知っておくべきことをまとめた「Steam Dev Cheat Sheet」の日本語訳が公開されましたよ,というものです。フットワークが軽くなって,こういった重要な知識を拡散する手助けができるようになったのは今年の“嬉しかったポイント”の1つです。
そのほかには,「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が公開(関連記事)されたり,E3 2023のキャンセルが発表(関連記事)されたりといった出来事がありました。
ゴールデンウィークということで,各地でさまざまなイベントやお祭りが行われた5月です。仕事で外出する機会が多かったので,おにぎりやカロリーメイトをたくさん食べました。行動食っぽくてカッコいいので結構好きです。
現実では,先述のCOVID-19「5類」引き下げが行われたり,ジャニーズ事務所における再発防止特別チームが発足して話題になったり,G7広島サミットにウクライナのゼレンスキー大統領が来日したりと,大きな出来事が沢山あったひと月です。
一方の4Gamerは,相変わらずたくさんあるイベントの取材に大忙しでした。アナログゲームイベント「ゲームマーケット2023春」(関連記事)や,日本初上陸を果たしたごった煮エンタメイベント「DreamHack Japan 2023」(関連記事)に加え,ポーランドで行われた「Digital Dragons 2023」などの記事も掲載しています。
ランキングの顔ぶれもバリエーション豊富ですが,あえて印象深かったものを挙げるとすれば,サウジアラビアのフェサール王子がコジマプロダクションに訪問する様子を取材した記事でしょうか。スキャンルームで取り込んだ王子の顔がNPCとして登場するかもしれないとのことなので,王子の顔を覚えておけば新作で「あっ,この顔!」と認識できるかもしれません。
コジマプロダクションに,サウジの王子がやってきた――「もし小島監督のゲームに入れたとしたら,僕がやったことの中で一番素敵な経験になると思います」
ある日,サウジアラビアのフェサール王子が言った。「小島監督に会いたい」と。ダメ元でお願いしたら,なんと小島監督自ら,フェサール王子のためにオフィスツアーをやっていただくことに……!
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祝日が一切存在しないうえに天気も悪い,多くの労働者たちがもっとも恐れる恐怖の6月です。ただ今年の関東は珍しく晴れの日が多く,それほど陰鬱とした雰囲気でもなかったと記憶しています。食べ物に関する記憶,なし!
普段ならE3で盛り上がる期間なのですが,今年も開催されませんでした。しかし,だからといって発表される新作ゲームがなくなるわけもなく,それに取って代わる“お披露目”の場はさまざまな場所で用意されました。
ニコニコ生放送での日本語同時通訳も実施された「Summer Game Fest 2023: Live Thursday」や,Devolver Digitalの独自開催となる「Devolver Direct」など,今後にも繋がりそうなイベントをたくさん取材しました。今後のためにどんな配信があったかを確認しておきたい人は,以下のまとめ記事を要チェックです。
6月はE3の代わりの“新作発表期間”。「Summer Game Fest」や「Xbox Games Showcase」など,見逃せない配信イベントをチェック
本日の深夜,6月8日1:00の「Guerrilla Collective」を皮切りに,ゲーマーにとってアツい1週間が始まる。さまざまな配信が行われ,数多くの新作タイトルの情報が発表されるのだ。大作が飛び出すであろう「Summer Game Fest」や「Xbox Games Showcase」,単独で行われるカプコンやセガの発表会など,配信イベントのスケジュールをまとめておこう。
そして,4Gamer的に外せない話題である「ディアブロ IV」が発売したのもこの月です。月間ランキングでも,ストーリー理解とゲーム攻略の両面をサポートする記事が2位と3位に輝いています。年末年始の休みにガッツリ遊びたい人は,これらの記事をぜひ参考にしてみてください。
コレ見落としてない? 「ディアブロIV」で知っておきたい冒険の豆知識
「ディアブロIV」の発売から1週間が経ち,ストーリーをクリアしたプレイヤーも増えてきたのではないだろうか。クリア後の世界で本格的なハクスラライフを迎えることになるプレイヤーに向けて,今回は知っておくと役に立つ冒険の豆知識を紹介したい。クリア後の過ごし方にも触れているので,ぜひ一読を!
「ディアブロ IV」を120%楽しみたいアナタに贈るストーリー解説。リリスとイナリウスの愛憎劇から紐解くサンクチュアリの成り立ちとは
「ディアブロ IV」がついに発売を迎える。今作では恐怖の帝王ディアブロではなく,憎悪の御子リリスがフィーチャーされることになり,「リリスって誰?」となっている読者もいることだろう。そんな人に向けて,知っているとより物語を楽しめるリリスとイナリウスのバックストーリーを解説しよう。
大型イベントまとめ:
「Summer Game Fest 2023」記事一覧
「PC Gaming Show」記事一覧
「Xbox Games Showcase」記事一覧
「Ubisoft Forward」記事一覧
「IVS2023」記事一覧
異常に暑かった記憶が蘇る7月です。気象庁の記録によると,1946年の統計開始以降,北日本では7月としては1位の高温になったとのこと。なお体はすこぶる健康なので,暑くても気にせずカツ丼とか食べてました。
世間では,宮崎 駿監督の新作映画「君たちはどう生きるか」が公開されたり,中古車販売大手のビッグモーターによる保険金水増し請求問題が明らかになったりしました。
ゲーム業界においては,TBSテレビがゲーム事業への本格参入を発表(関連記事)し,産経デジタルがゲームレーベル「HYPER REAL」を始動(関連記事)させるなど,ちょっと予想外の動きもありました。HYPER REALはパブリッシング作品がいくつか発表されているので,動向が気になる人はチェックしてみましょう。
また,14日〜16日までは国内インディーゲームイベント「BitSummit Let’s Go!!」,28日〜31日までは中国最大のゲームショウ「ChinaJoy 2023」が開催されました。ChinaJoy 2023では,中国独自のゲーム事情が垣間見える記事が複数掲載されたのが印象深かったですね。
中国在住の日本人ゲームクリエイターに聞く“中国ゲーム事情”
中国最大のゲームイベント「ChinaJoy 2023」。そのBtoBエリアではビジネスを目的として多数の企業が出店していたが,その中に日本の企業複数社による合同ブースがあった。そのブースを取りまとめていた,ゲームクリエイター高橋玲央奈氏に,中国のゲーム事情について聞いてみた。
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- 編集部:S.K.Y
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- China Joy
この5年で数倍に。「TapTap」はいつの間にやら,中国ゲームプラットフォーム業界のトップ層に躍り出ていた
今から5年前,中国のゲームプラットフォーム「TapTap」に話を聞いたことがあった。その縁で,今年のChinaJoy 2023ではブランドディレクターに近況を教えてもらえたのだが,成長力がなんとまあ中国サイズ。数倍もの変化があったようで。
大型イベントまとめ:
「BitSummit」記事一覧
「ChinaJoy 2023」記事一覧
7月に引き続き,計測上の記録を塗り替えた激暑の8月です。見事な二冠達成ですが,あんまり嬉しくありません。筆者はヤケクソになってラーメンをガツガツ食べてました。
10年ぶりのシリーズ最新作となった「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」が発売されたのは8月25日でしたね。プロデューサーの小倉康敬氏と,ディレクターの山村 優氏に出来栄えを語ってもらったインタビューは非常に読まれ,ランクインしています。
作品の出来栄えは言うまでもありませんが,SNSに入り浸っていた筆者としてはファンの盛り上がりも印象深い作品です。二次創作でのみ存在する文脈が大量に勃興し,なんだかもう発売から10年くらい経ったんじゃないかという謎の感覚があります。
もともとプレイヤーに想像の余地を残して“妄想”を楽しみやすいシリーズでしたが,このスタイルは令和のSNS時代と相性が良かったようですね。
[インタビュー]10年ぶりの最新作「ARMORED CORE VI」は,メカだからできる動きと,近年のフロム・ソフトウェアの技術を盛り込んだ“メカアクション”
2023年8月25日にリリースされる,フロム・ソフトウェアの「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」。同社が近年のアクションゲーム開発から得た知見と経験を活かしつつ,シリーズのコンセプトを見つめ直した新しいアクションゲームになるという。プロデューサー&ディレクターに,リブートタイトルがどのようなものか聞いた。
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- PC:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
- PC
- アクション
- CERO C:15歳以上対象
- バンダイナムコエンターテインメント
- フロム・ソフトウェア
- フロム・ソフトウェア
- プレイ人数:1人
- ロボット
- PS5:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
- PS5
- Xbox Series X|S:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
- Xbox Series X|S
- PS4:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
- PS4
- Xbox One:ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
- Xbox One
- インタビュー
- カメラマン:増田雄介
- ライター:大陸新秩序
- 編集部:御月亜希
- 企画記事
ゲーム業界全体としては,開発者向けカンファレンス「CEDEC 2023」と,先述した“ポストE3”の1つである「gamescom 2023」で盛り上がった時期でもありました。それぞれの記事もキッチリまとめているので,当時の発表などを思い出したい人はぜひチェックしてみてください。
大型イベントまとめ:
「CEDEC 2023」記事一覧
「gamescom 2023」記事一覧
「Future Games Show Gamescom 2023」記事一覧
そろそろ多少は涼しく……。ならねぇ! ぜんぜんまだまだ夏! 三冠達成どころか,平均を大幅に超える記録的な高温になったそうです。いくらなんでも重いものを食べすぎたので,主に野菜をもしゃもしゃ食べてました。
9月に入ってすぐに「Starfield」が発売され,ランキングにも複数のスタフィー(SNSで使われがちな非公式略称)記事が上がっています。なかなか込み入ったストーリー&込み入ったシステムのゲームなので,TIPS記事に助けられた人も少なくないんじゃないでしょうか。年末年始に遊ぶ予定の人は参考にしてみてください。
「Starfield」の新米船長が見逃しがちなTIPSを紹介。あなたの“分からん!”を解決できるかも?
Bethesda Game Studiosの完全新作「Starfield」がついに正式リリース! いざ広大な宇宙の旅へ……と思ったら,ブーストジャンプができない,重量オーバーで常時酸欠,禁制品が見つかって即刻逮捕!? アーリーアクセス組を悩ませた冒険のアレコレをもとに,TIPSをまとめてみた。
そして,9月といえば東京ゲームショウの季節でございます。4Gamerが掲載した東京ゲームショウ関連の記事は実に425件! 大手パブリッシャ&デベロッパのステージイベントから,現地で発見した面白そうなインディーゲームまで,さまざまな情報をお届けしました(統計データはこちら)。
中でも異彩を放っていたのが,ゲームも持たずに出展したという鹿児島県伊佐市のブースを取材した記事です。メインコンテンツは菱刈鉱山で採れた金鉱石,および「伊佐市企業・団体トレーディングカード」など。伊佐市がいかにして出展に至ったのかが気になる人は,ぜひ記事をご一読あれ。
大型イベントまとめ:
「東京ゲームショウ 2023」記事一覧
まだまだ暑かったですが,計測上の記録を塗り替えるほどではなかった様子。2023年選手,歴代暑さ選手権で惜しくも4冠を逃しました。筆者は完全食生活にチャレンジして3日で脱落,またラーメンを食べ始めました。
イベントラッシュは落ち着きましたが,ゲーム業界として大きなニュースは相変わらず大量にありました。10月10日にはVR機器「Meta Quest」シリーズの最新モデル「Meta Quest 3」が発売(関連記事)され,その翌日には新型のPlayStation 5が発表(関連記事)されました。
さらに,以前から喧々諤々の論争を繰り広げていたMicrosoftによるActivision Blizzardの買収完了(関連記事)が報じられたりと,非常に起伏の激しいひと月だったような気がします。
それ以外で記憶に残っている記事といえば,任天堂のオフィシャルストア「Nintendo KYOTO」の取材記事でしょうか。単なるグッズ販売施設ではなく,隅から隅までエンタメ施設として楽しめる工夫が凝らされているのが,とっても“らしい”感じがしますね。
本施設は任天堂の情報発信の拠点として展開されるとのことなので,任天堂ファンは公式サイトなどをチェックしつつ,今後の動きを注視しておきましょう。
「Nintendo KYOTO」は公式直営店であり新たなテーマパーク! こだわりのある商品陳列も楽しい,ゲームファンなら一度体験してほしい空間だ
2023年10月17日,任天堂創業の地・京都にオープンする「Nintendo KYOTO」の内覧会レポートをお届けしよう。買い物はもちろん,「ウワッ! 見つかっタァ」なこだわりある商品陳列を眺める“テーマパーク”的な楽しさもある任天堂のオフィシャルストアだ。
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- グッズ
- 編集部:Junpoco
さすがに記憶が鮮明な頃ですが,11月中頃に突如として冬になったような気がします。秋は幻想入りしてしまった可能性があり,幻想郷では秋姉妹が喜んでいることでしょう。
先月発表された新型PS5がさっそく発売され,4Gamerでは従来型との比較記事を掲載。こちらはランキングにもありますが,2位以下を大幅にぶっちぎっての1位となりました。
半導体の問題でゲーマー向けPC(というかGPU)の値段が凄まじいことになり,結果として高性能なコンシューマゲーム機の価値が再評価されつつあるような気がします。その点,PS5は「ゲームのためだけにパソコン買うならこっちでいい」と思える丁度いいラインに収まったのではないでしょうか。
大型イベントとしては,11月16日から19日にかけて韓国・釜山で開催された「G-STAR 2023」がありました。「Dark and Darker Mobile」(関連記事)をはじめとして,これから盛り上がりそうなスマートフォン向けタイトルに関する記事をたくさん掲載したので,新作を探している人は要チェックです!
大型イベントまとめ:
「G-STAR 2023」記事一覧
えっ寒い,と思ったら温かい! いや嘘,ちゃんと寒い! どうなってるんですか今年の気候は。なんだか,2023年は気まぐれなお天気に振り回された1年だったような気がしてきました。
そんな気温に反して,ずっとアツかったのがゲーム業界です。12月21日に日本語版が発売された「バルダーズ・ゲート3」を今まさに遊んでいる人も沢山いることでしょう。4Gamerにおいても,重要な(予備知識をまとめた記事)を公開してみたり,(マンガで魅力を紹介)してみたりと,いろいろな記事を掲載しています。
ハードウェアの面では,スマートグラス「Ray-Ban Meta Smart Glasses」や,PS5のストレージを拡張できるSSD「990 PROヒートシンク」と「T5 EVO」の記事に注目が集まりました。先に挙げたバルダーズ・ゲート3は約150GBと超巨大ですし,昨今のAAAタイトルを沢山遊ぶ人にとって容量の拡張は喫緊の課題と言えるのかもしれません。
そのほか,中国ゲーム市場の全体売上が6兆円を突破したニュースが報じられたり(関連記事),色々な意味で話題になった「The Day Before」のFntasticがスタジオを閉鎖したり(関連記事),Epic GamesがGoogleとの裁判に勝ったり(関連記事)と,直近だけでも多彩なニュースが並んでいます。
11月に開催され,12月中に複数の記事が公開された開発者カンファレンス「CEDEC+KYUSHU 2023」の記事も見どころ満点です。読み応えのある記事を見かけたら,AAAタイトルのダウンロード中にでも読んでおきましょう。
大型イベントまとめ:
「CEDEC+KYUSHU 2023」記事一覧
2023年はこのへんにしておきましょう
ここらで2023年は終了! まだちょっとだけ仕事は残っていますが,こいつをブッ飛ばせばフォーゴトン・レルムの冒険と,俺より強い奴に会いに行く戦いと,新作ボドゲ遊びまくり10連発の会へと旅立つことができます。え,大掃除? なんのことやら……。
2024年の4Gamerは,1月5日より通常更新となります。
今年も4Gamerを読んでいただき,ありがとうございました。これからも,みんなが期待している大型タイトルから,突如として飛び出してくるインディー作品まで,いろいろなゲームの情報をモリモリお届けする所存ですので,2024年も変わらずのご愛顧をよろしくお願い致します。では,よいお年を!
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