連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第151回「サカつく7メディア大会を振り返る」
……去年のな。
ホラ,その場のノリってあるじゃない。なんか哲生ちゃんったら私のことをモノ欲しそうな目で見るからつい。で,蓋をあけてみたら実際に優勝しちゃった,と。リップサービスで言ったつもりのことが現実になってしまって,これはいよいよ違うリップサービスをするのかコレは? という雰囲気になり。
いやそりゃね,哲生ちゃんがどうしても付き合ってほしいって言うなら,こちらとしてもやぶさかではないけど。まあ,他人の目もあったから,哲生ちゃんったら私に対して「ごめんなさい」なんて心にもないことを口走ることでその場は収まったんだけど。と,ここまでが去年の話。
今年も,そんなこんなでメディア対抗戦に参加してきたわけですよ。今度はPSPの「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」(以下,サカつく7)ね。そして,今年も案の定やらかしちゃったのね,私。
これはもう私の悪い癖なんだけれども,こういう大人の社交場というか,オフィシャルな場で「何かやんなきゃいけないんじゃないか」という強迫観念に駆られてしまうの。逆にいうと,こういう強迫観念に押し切られつつ自らを奮い立たせながら,この10年間プロレスをやってきたが故に,昨年の東スポプロレス大賞で敢闘賞に一票だけ投票されるという,絶妙に微妙なポジションまで来ることができたんだけどね。
ちなみに私に一票を投じたのは,元横綱審議委員会委員としてもおなじみの内館牧子女史。歴史あるプロレス大賞の選考会議で私の名前が出た瞬間,会場は何かの間違いじゃないか? という空気でザワついたというわ。私も私で,朝青龍に辛口をぶちかます人が私には寛大っていうことの意味が,いまだに分かっていないんだけど。
……さて,話を戻してサカつくメディア大会の話だけども,よせばいいのに私ったら「私に負けたすべてのチームの人とデートしてもらう!」と高らかに宣言してしまったのね。
今,私が3回だけ過去に戻ってヤり直せる能力を持っていたとしたら,1回はこのときに戻って余計な宣言をする私自身を張り倒したい。それほど後悔してる,というか後悔する羽目になるの。
かつて世の中に「丘サーファー」とか「なんちゃって女子高生」とか「山ガール」とか「おはガール」とか色んな恥ずかしい言葉が流行ったけれども,このときの私は,まさに恥ずかしい野郎略して「恥郎」(※読み方はお任せします)。……今この瞬間も決して上手いことはいえてないけども,それを凌駕する恥ずかしさがあの瞬間にはあったわ。
大会の実況兼MCのセクシー齋藤氏も,どうやら空気を読め過ぎる方のようで,最初は絶対王者ミスターサタンを招いてるかのような実況をしていたのに,途中からそれとなく「ディフェンディングチャンピオン」とか言わなくなったくらい。気を遣わせちゃってスマン。
というわけで,今年のサカつくメディア大会は限りなく最下位に近い位置で幕を閉じましたとさ。イヤ,敗因はわかってるのよ。自分でも分かるくらいチームが未完成だったから。具体的には,私のチームのほとんどが日本人選手であるのはいいとしても,連携が繋がってないという始末で。
せっかくサカつく7は海外のチームでもプレイできるのに,Jリーグでしかプレイしていないのも良くなかったわ。これに関しては,チームに愛着がわき過ぎて移籍をうまく活用できなかったという事情もあるけども。最強を目指すのであれば,海外リーグを視野に入れなければいけないのよね。そのことは分かっていたけれども,ついつい時間があるとほかのゲイムをヤっちゃってた自分がいて。テヘ。
別にわし,これで飯食ってるわけじゃないからムキになるとこではないんだけれども,ゲイムが好きで,しかも自分の好きなジャンルのゲイムで納得せずに終わるのって悔しいじゃない。相手に勝ったとか負けたとかとは別の部分で。
ここがまたプロレスラーのいい部分でもあり悪い部分でもあるんだけど,感覚として「相手との勝負<自分との勝負」なのよ。勝負事だから,相手に勝つこともありゃ負けることもあるわ。けれども,自分が納得できたかどうかに関してはストイックでいたい。
この点をちょっと踏み込んで話するならば,勝てばいい,売れればいいという価値観とはまた違う価値観がプロレスにはあってね,それはゲイムにも通じる部分があると私は思ってるのよ。もちろん,勝つ(売れる)に越したことはないわ。というかハッキリと言うと,勝った(売れた)ものが正義。
でも,それはあくまで売る側の話であって,消費者からしてみればエンタテインメントの価値って勝敗や売れている売れていないは関係ないでしょう? 自分が払ったものに対して納得できるかどうか。もちろん,納得の内訳の多くを勝ち負けが占める場合もあるけどね。
というわけで,サカつく7を遊びつつ,「サカつく7 ブラウザバトル」にも登録してプレイしまっている始末よ。ブラウザバトルは基本的に無料なうえ,PSPのサカつく7のデータをアップロードすれば,PCで遊べてしまうという代物。サカつく7を持っていなくても遊べるんだとか。
面白いかどうかは,まだ始めたばっかりで何とも言えないけど,そこは「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!ONLINE」などで実績のあるセガだけに,期待してるわよ。
さて,そんな感じの一週間だったわけだけど,買ったまま放置しているXbox 360の「Gears of War 3」に手を出せないでいるわ。要するに,しまってある本体を出さなくちゃいけないって話だけど。しかし! サカつく7が落ち着いたら,そろそろ手を出そうかとも思っている今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。また来週。来週までに本体を繋ぎ直せているのでしょうか。
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012」
PSP:「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」
ニンテンドー3DS:「謎惑館 〜音の間に間に〜」
Wii:「みんなのリズム天国」
Xbox 360:「Gears of War 3」(間もなくカウントダウン)
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J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS
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