男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第41回：「最強の敵，ネムケデス」

著者近影

　ここ数日は，クリア後の楽しみっていうか私的には本来の楽しみである，レベル99に向けてのメタル狩りに精を出してる男色さんです。暑中お見舞い申し上げます。ちまたで噂になっている例の「宝の地図」は，すれちがいでもらったよ。新宿ですれちがったとうふさん，心からありがとう。
　あ，もちろん「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」の話な。とはいえ，さすがにこれだけ連続でドラクエIXの話ばっかりしてると，裏で何かあるんじゃないかとうがった見方をされてしまい，イメージダウンにつながった結果，プロレス廃業まで追い込まれたら困るので……待て。
　困る？　果たして本当に困るのか？　私もう32よ？　今でももう，十分つぶしがきかない年齢なのに，これ以上年を重ねたら社会復帰ができなくなってしまうわ。今のうちにプロレスなんて夢のない……いえ，厳密には夢しかない職業，廃業したほうがいいんじゃないの？　そうか，そうよね，これもいいきっかけだ。よし分かった，プロレスを廃業するためにドラクエIXの話をしようそうしよう。

　冒頭でも書いたんだけども，さすがにもういろいろな攻略情報が氾濫し始めたドラクエIX。でもね，私，どこにも書かれていない，独自の発見をしたのよ。誰も気付いていない，ある種究極の攻略情報。これを知っていれば，プレイの無駄がだいぶなくなるわよ。聞きたい？　ねえ聞きたい？

　……もうしょうがないなぁ，そんなに言うなら教えてあげるわ。ドラクエIX最大の発見かつ攻略法，それは!!

　で，なんでこの情報が最大の攻略法かというと，単純な話よ。上を向いてプレイすると眠くなるってことは，逆もあるわけ。キン肉バスター的にいうと6の逆は9。すなわち，下を向いてプレイしたらあんまり眠くならない。
　イヤイヤイヤイヤ信用しなさいって！　っていうかね，ドラクエIXのラスボスは，ストーリーの最後に出てくるボスではないし，宝の地図のボスでもないの。我々にとって最強かつ最凶の敵は，眠気なのよ。
　だってそうじゃない。我々は連日連夜ドラクエIXをプレイしているわけですよ。一日の〆はドラクエIXですよここのところ。最初のうちはテンション上がってるから，まあただの寝不足で済むけどね，それを数週間続けていると，寝不足っていうか生命力が不足してくるわけよ（※編注：ゲームは一日一時間！）。
　だから眠気こそ，プレイヤーが最も注意しなければならない相手なわけ。カタカナで書いたらネムケデス。ほら，出てきそうじゃん！　ものすごくボスっぽい名前じゃん！　バラモス，デスピサロ，ネムケデス。なんですかこの違和感のなさは。それほどなのですネムケデスは。
　だって私，あまりにも眠い状態でプレイしててクリアしたもんだから，最後の敵との会話の流れを一切覚えてないのよ！　で，次の日の夜にいつものようにプレイしようとして電源入れたら……！　あんなことに！
　なのでまあ，どうしても眠くて仕方がない，でもこのタイミングで中断するのはちょっと……という場合は下向いてプレイするといいと思うよ。

　次，新登場の呪文について……語りたかったが！　やっぱり私は生粋の，いや生まれながらにしてではないからちょっと嘘ついたけれども，プロレスラー。しかも，プロレス以外の金の稼ぎ方が分からない！　かと言って，プロレス界の甘い汁をすすれているかと言えばそうでもない，そんなタチの悪いゲイレスラー。私からプロレスを取ったらただのゲイになってしまう。それはそれでマズイ。

　というわけで，イメージダウンを避けるために，違うゲイムを紹介してみるわ。「大航海時代 Online」は次回に触れるとして，今週は「プロ野球スピリッツ6」のPLAYSTATION 3版ね。
　今のとこ，新人選手になって1年間を過ごすという「スターダム」モードしかプレイしてないんだけど，これだけでひとまず面白い。
　このシリーズ，私は4からプレイしてるんだけど，ほかの野球ゲイムと比べてプロスピシリーズの何が面白いって，ピッチングに尽きると思うの。
　バッティングは，ぶっちゃけ同じくKONAMIの「実況パワフルプロ野球」シリーズとそれほど変わらない感じなんだけど，ピッチングは一味違うのよ。ボールのリリースタイミングにも，ボタン入力をしなきゃいけないの。要するに，一手間多いのね。
　これによって，一球一球に緊張感が生まれているの。ボタンを押すタイミングが悪ければ，失投となって打たれてしまう確率が高くなるわけだから，投げるのにすごく集中するわけ。
　で，思っちゃうのよ。「ピッチャーってこんな感じなのよねー」って。ピッチャーなんてやったことないのに。そればかりか野球経験といえるものは，身体がでかいって理由だけで球技大会のソフトボールで常にキャッチャーやらされていた程度なのに。

　でも，ゲイムに大事な要素の一つは，こういう風に「○○ってこんな感じなんだろうな」と，プレイしてて感じられる点だと思うのよ。ハッタリとリアリティの両立というかなんというか。
　そういう意味では，プロスピのピッチングはまさに最高峰の疑似体験。ピッチャーやったことないけどピッチャーになってみたい人に断然オススメです。

　と，世間は夏休みに入ってるらしいけど，私といえばこんなゲイムライフを過ごしてるわ。でも！　ゲイムもいいけど，良い子のみんなは外でも遊ぶように！　PCの前で32歳のゲイレスラーが書いているものを読んでる暇があったら，もっと有意義に時間を使ったほうがいいよ！　外出て遊べ！　一人でゲイムばっかりヤってると友達いなくなるよ！　就職もできなくなるよ！　プロレスでしかお金稼げなくなるよ！　うわーーーん！　また来週！