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EA,NFSシリーズの最新作「プロストリート」をこの冬リリース
E3 Summitの特集記事でもお伝えしたとおり,シリーズ11作目となるNFSPSは,最高のストリートレーサーを目指して数々のハードなレースを戦い抜くというもので,開発はバンクーバーのEA Black Boxが行っている。
前作の「ニード・フォー・スピード カーボン」では,峠で激しく争う「キャニオン・デュエル」が,また2005年の「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」では,パトカーとのチェイスが熱かったが,今回もまたストリートレースカルチャーをフィーチャーした内容になるようだ。
NFSPSにおいて特筆すべきは物理エンジンを含むグラフィックス(もちろんこれは,PC版と次世代機に限った話だが)の見事さ。車の形状を自由自在に変えられるオートスカルプ・テクノロジーにより,クラッシュした車体の変形がよりリアルになった。E3 SummitのEAブースでは,わざと車を側壁にぶつけ,衝突速度によってボンネットの変形が異なる様子や,バンパーがはずれてブラブラするところ,トランクがぐしゃりとひしゃげる場面などを見せていたが,FPSと並んでグラフィクス競争の激しいジャンルだけに,驚くほどリアルになったのである。そうした車体やパーツの変形は見かけだけでなく,マシンのパフォーマンスにも影響をおよぼすというからビックリだ。
高度なAIやリアルなスモークなど,リファインされた要素も多く,エレクトロニック・アーツが「シリーズに新たな方向性をもたらす最新作」と位置づけるこのNFSPS,どのようなものになるのか続報をお楽しみに。(松本隆一)
- 関連タイトル:
ニード・フォー・スピード プロストリート
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