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現代社会に起こる怪奇現象を描くMMORPG,「The Secret World」に登場するロケーションを紹介していくムービーシリーズの第1弾が公開
「The Secret World」は,現代社会に起きる怪奇現象をテーマにした,ちょっと変わった味付けのMMORPGだが,開発を進めるノルウェーのFuncomはこのたび,ゲームに登場する土地や場所をテーマにしたムービーシリーズの公開をYouTubeの公式チャンネルなどで開始した。
第1弾となる今回は,以前からメディア向けのデモなどにも登場してきたアメリカ北東部の架空の地域“Savage Coast”の様子が紹介されている。怪物の侵入に怯えるKingsmouthの町や,その周辺の遊園地,海岸線,そして灯台などの荒れ果てた様子が確認できる。
「The Secret World」公式サイト
The Secret Worldは,これまで伝説や民話/伝承の中の架空の出来事とされていた怪奇現象が,各地で次々と起こり始める世界を舞台にした,いわゆるローファンタジー。怪奇現象の発生と同時に,特殊なパワーに覚醒したというプレイヤーが,Illuminati,Templer,そしてDragonという3つの秘密結社のいずれかのメンバーになり,世界各地を飛び回ってモンスターと戦うという内容だ。
有名な「クトゥルフ神話」に影響を受けたと思われる世界観/モンスターに加え,ゾンビや吸血鬼,雪男などの古典的な怪物,そしてドラゴンやエイリアンなど,さまざまなジャンルのモンスターやテーマを,The Secret Worldの世界の中にぎゅっと凝縮しているようだ。
「Anarchy Online」や「Age of Conan」などのMMORPGで知られるFuncomだが,もともとは多くのメディアやゲーマーに絶賛されたアドベンチャー「The Longest Journey」で世に出たメーカーだ。The Secret Worldの背景となる物語は,The Longest Journeyに似た雰囲気を持っているが,それもそのはずで,シナリオ担当でディレクターも務めるRagnar Tørnquist(ラグナー・トーンクイスト)氏らは,The Longest Journeyの頃から同社の中核メンバーだ。
また,The Secret Worldはゲームシステム面でもユニークで,レベルやクラスの概念がないスキルシステムが採用されている。これは,プレイヤーがよく利用するスキルが自動的にレベルアップし,ある程度のレベルになると,ほかのスキルがアンロックされていくというものだ。数百種類もあるというスキルを,対峙するモンスターのタイプやパーティのほかのメンバーとの相性に合わせて変更していくことになる。
現段階でもβテストの話が聞こえてこないので,2011年内のローンチは望み薄といったところだが,本格的な現代モノMMORPGは少ないだけに,気になる人は多いはず。今後のムービーシリーズにも注目したい。
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Secret World Legends
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