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[E3 2008#06]狙いどおりの映画化。カプコン「ロスト プラネット」の映画化発表会詳細レポート
先ほどのニュースでお伝えしたとおり,映画「ロスト プラネット」をプロデュースするのは,「X-メン」や「スパイダーマン」などを手がけたAvi Arad(アヴィ・アラッド)氏で,Seaside Entertainmentが制作を行なう。脚本は,David Hayter(デイビッド・ヘイター)氏が担当し,コンサルティング会社のフィロソフィアでCEOを務める藤村哲也氏をエグゼクティブプロデューサーに迎え,Warnar Bros.が配給を行なう。
Arad Production Chairman Avi Arad氏 |
David Hayter氏 |
フィロソフィア CEO 藤村哲也氏 |
Seaside Entetainment CEO Steven Paul氏 |
もともと稲船氏は,ロスト プラネットを映画にするつもりで開発しており,「極寒の地」というインパクトのある世界観,ラブロマンスを含むひねりのあるストーリー,ハリウッドにないCGによる巨大ロボット,といった要素を盛り込むことにしたという。また,開発チームには,ハリウッドで映画化されるようなものを目指してがんばろうといいながら,開発時のモチベーションを上げていたということだ。
また,映画化の話がきたときにアラッド氏が挙げたロスト プラネットの良い点というのが,稲船氏の狙っていたコンセプトどおりだったということなので,ゲームとかけ離れた内容の映画になってしまうことはなさそうだ。稲船氏は,ハリウッドの一流プロデューサーに作品が認められたことに喜びを感じており,発表会場でも興奮していると自ら語っていた。また同氏は,「映画はまだ完成していないが」と前置きをしたうえで,映画化という夢がかなったことに感動していると語り,挨拶を締めた。
事実,カプコンは「バイオハザード」や「ストリートファイター」を映画化し成功を収めている。とくにバイオハザードはシリーズ化され,ゲームと映画が相乗効果を生み,売り上げ/興行収入のアップに貢献したといういい例だろう。
映画ロスト プラネットの公開は2011年が予定されており,まだまだ先だ。今回も制作発表会という色合いが強く,具体的な内容については一切語られなかった。とはいえ,映画化を望んだ側がゲームの良さを十分に理解しているというのは,ファンにとって心強い。また,映画の公開時期を考えると,しかるべきタイミングで,ゲームのロストプラネットシリーズもリリースされる可能性も高そうだ。
- 関連タイトル:
ロスト プラネット エクストリーム コンディション
- 関連タイトル:
ロスト プラネット コロニーズ
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