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[G★2008#26]クエストのムービーを丸ごとUP。 NexonのアクションRPG,「マビノギ英雄伝」プレイレポート
プレイアブルデモではストーリーに沿ってプレイする「プロローグモード」とマルチプレイヤーでマップを次々と進んでいく「クエストモード」の2種類のモードが用意されていたが,今回の出展バージョンにおける最大の見どころは,やはりプロローグモードだろう。
そのプロローグモードを最初から最後までを直撮りしたムービーを下に掲載した。とはいえ,結構長いので,まずはストーリーを簡単に解説しておこう。
最初に,この地域の守護神として祭られている巨大蜘蛛と,それを崇める巫女が登場する。しかしこの蜘蛛が,理由はよく分からないものの魔族に操られてしまうのだ。巫女は蜘蛛を救いたい一心で,近くにいた兵士達に護衛を頼み,蜘蛛が潜んでいる砦へ共に向かうことになる。プレイヤーが扮するキャラクターは,それに参加している一人の兵士という位置づけだ。
砦の内部では魔族のモンスターが待ち構えており,兵は次々と倒れていく。最後の一人となったプレイヤーキャラクターは,気を失った巫女を抱きかかえ,砦を上へと向かっていく。砦の頂上で二人を待ち受けていたのは……。まあ,詳しくはムービーを見てもらうとして,かつてのマビノギの雰囲気とは大きくかけ離れ,シリアス感が漂う展開である。
大勢の来場客が訪れるゲームショウの,しかもプレイアブル出展という形で,ストーリークエストをここまで大々的にアピールするのはかなり異例といえるかもしれない。確かにそれに見合うだけの内容で,Nexonにとってはそれだけの自信があるということなのだろう。
ストーリーよりもアクションRPGとしての出来具合が気になるという,血気盛んな来場客に向けては,上記のようにプロローグモードのほか,廃墟と化した神殿を攻略するという「クエストモード」が最初の画面で選べるようになっていた。というわけで,続いてはアクションRPGとしての実力をチェックしていきたい。
操作全般に関しては基本的にキーボードのみで行う。カーソルキーによる移動や通常/強攻撃のほかに,“掴む&離す”のアクションが行えるのが特徴的である。たとえばモンスターをむんずと捕まえ,そのまま引きずったあと,別のモンスターに投げつけられるのである。
マップ内に登場するオブジェクトの数はかなり多く,それらのほとんどが持ち上げられる。さらには,柱や柵などを盛大に破壊することも可能だ。叩き折られた柱や瓦礫の破片などを含め,10種類以上の物体を持ち上げられることが確認できた。
攻撃の際は,通常攻撃を複数回叩き込んだあとに強攻撃をつなげたりなど,格闘ゲームさながらのアクションをこなす。また,一振りの強攻撃を複数回命中させたり,攻撃直後に微妙に硬直したりなど,全体的なプレイフィールはいわゆる“無双系”のタイトルに近いかもしれない。
たとえプレートメイルを着込んだ戦士でも,攻撃などのモーションはかなり軽快で,どちらかというと,リアルさよりは戦闘の爽快さをアピールしたタイトルといえるだろう。
個人的な感想としては,キャラクターがリアル系かコミカル系なのかは別として,ゲームの方向性そのものは同社ブースにて出展されていた「Dragon Nest」に意外と近いかもしれないという気がした。アクションRPGのファンにとって,2009年のNexonは要注目のメーカーとなりそうだ。
- 関連タイトル:
マビノギ英雄伝
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