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防水&低遅延の完全ワイヤレスイヤフォン「Arctis GameBuds」と新キーボード「Apex Pro Gen 3」をSteelSeriesが初公開[TGS2024]
同日,東京ゲームショウ2024会場のSteelSeriesブースで行われた新製品発表会のもようと合わせて,新製品を紹介しよう。
Arctis GameBuds
Arctis GameBudsは,充電ケース内に左右のイヤフォンと専用のUSB Type-Cワイヤレスアダプタを収納できる完全ワイヤレスイヤフォンだ。PCやゲーム機,スマートフォン向けのモデル「Arctis GameBuds Black」および「Arctis GameBuds White」と,Xboxプラットフォーム対応機能を持つ「Arctis GameBuds X」の3製品がラインナップされており,税込のメーカー想定売価は,いずれも2万8310円だ。
Arctis GameBudsは,充電ケース自体が,非接触充電規格「Qi」(チー)対応の充電機能を備えているので,たとえばスマートフォン用のQi対応充電器があれば,その上に載せているだけでケースを充電できる。
ひとつは新型の独自チップセットを採用したこと。これにより,低遅延の通信と優れたアクティブノイズキャンセリング機能を実現したほか,業界最長という最大40時間(※イヤフォン本体は最大10時間,充電ケースは約30時間分)のバッテリー駆動が可能になったそうだ。
また,約6万2000件にもおよぶ耳の形状データにもとづいて設計したフォルムによる装着感の良さや,先述したUSB Type-Cワイヤレスアダプタを用いることで,PCやスマートフォンはもちろん,PlayStation 5やXbox Series X/S(※Xbox向けモデルのみ)でも,低遅延のワイヤレス接続が可能になるのも特徴である。
さらに,イヤフォン本体は「IP55」準拠の防塵防水機能を備えており,多少の雨やシャワーの水くらいなら気にせず使えるのも特徴だ。ゲーマー向けイヤフォンで防水対応の製品は珍しい。
もう1つの大きな特徴は,専用のスマートフォン向けアプリから,100タイトル以上のゲーム別イコライザ(EQ)プリセットを選択できること。ゲーム機向けタイトルのプリセットも含むので,さまざまなゲームに対応できそうだ。また,アプリ側でアクティブノイズキャンセリング機能の設定を変えたり,マイク音量やサイドトーンの強弱も設定できる。
多機能な分だけ,価格が高めなのはハードルとなりそうだが,主な特徴に惹かれる人は,選択肢に含める価値がありそうだ。
Apex Pro Gen 3
SteelSeriesのゲーマー向けキーボード「Apex Pro」シリーズは,ゲーマー向けデバイス業界の中でもいち早く磁気ホールセンサー式キースイッチを採用して(関連記事),ゲーマー向けキーボードの新しい流れを作り出した製品だ。
Apex Pro Gen 3は,新世代の独自キースイッチ「OmniPoint 3.0」を採用することで,生まれ変わった新Apex Proである。
製品ラインナップと税込のメーカー想定売価は,以下のとおり。いずれの製品も日本語配列と英語配列を販売する。
- Apex Pro Gen 3:ワイヤード接続のフルキーボード,4万9420円
- Apex Pro TKL Gen 3:ワイヤード接続の10キーレスキーボード,4万5530円
- Apex Pro TKL Wireless Gen 3:ワイヤレス接続の10キーレスキーボード,5万4420円
OmniPoint 3.0キースイッチは,従来のスイッチよりも素早い入力を正確に検知できるという。センサー自体の精度やファームウェアの改善により,これらの特徴を実現しているようだ。当然ながら,ラピッドトリガー機能にも対応する。
2024年9月27日20時頃追記:キースイッチに関する追加情報を追記しました。
キーボード内には,改良したスタビライザを内蔵しており,より打鍵音が静かになったうえ,[Space]キーや[Shift]キーのように大きめのキーのぐらつきを改善したそうだ。
機能面では非常に充実したキーボードであるが,もっとも安価な製品でも4万5000円超えという価格は,ラピッドトリガー対応のキーボードが増えた今では,ハードルとなりそうだ。
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