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SteelSeries,ハイエンドヘッドセット「Arctis Nova Pro」と60%ミニキーボード「Apex Pro Mini」を8〜9月に国内発売
ラインナップと発売日,税込のメーカー想定売価は以下のとおり。
●ヘッドセット
- Arctis Nova Pro Wireless:ワイヤレスモデル,
PC, Mac, PlayStation (以下, PS), Xbox, Nintendo Switch(以下, Switch)対応:9月2日発売予定, 約5万6070円前後 - Arctis Nova Pro:ワイヤードモデル,
PC, Mac, PS, Xbox, Switch対応:8月5日発売予定, 約3万8470円前後
●キーボード
- Apex Pro Mini Wireless:ワイヤレスキーボード 日本語配列または英語配列,
9月2日発売予定, 約4万3090円前後 - Apex Pro Mini:ワイヤードキーボード 日本語配列または英語配列,
8月5日発売予定, 約3万2420円前後
本稿では,同日にSteelSeriesが東京都内で開催した新製品発表会のもようと合わせて,新製品の見どころを紹介しよう。
Arctis Nova Pro
Arctis Nova Proシリーズは,2022年5月に世界市場へ向けて発売となったヘッドセットだ。
本シリーズは,優れた音質で高い評価を得た「Arctis」シリーズの方向性を継承したもので,SteelSeries独自のスピーカードライバー「Arctis Nova Pro Acoustic System」を採用することで,さらなる高音質を実現したのが特徴だ。
7.1chのバーチャルサラウンドサウンド出力にも対応する。
アクティブノイズキャンセリング機能の搭載も,Arctis Nova Proシリーズにおける大きな特徴だ。ヘッドセットの外側に左右1基ずつ,イヤーキャップの内側にも1基ずつという計4基のマイクを備えており,外音とヘッドセットの再生音を集音してノイズキャンセルを行うというオーディオ用ヘッドフォンやイヤフォンと同種の機能を備えている。
さらに,PC専用のソフトウェア処理により,Arctis Nova Proシリーズのマイク音声に対して,AIベースのノイズキャンセリング処理を加えて声を聞き取りやすくする機能も備えるので,PCや空調などの騒音が気になる環境でも,ボイスチャットや実況の声をクリアに届けることができるだろう。
ワイヤードモデルには,USB接続型サウンドデバイス「GameDAC Gen 2」を,ワイヤレスモデルには,GameDAC Gen 2をベースにワイヤレス通信機能とヘッドセットの充電池を充電する機能を組み込んだ「Wireless Base Station」が付属しているのも,Arctis Nova Proにおける見どころである。
GameDAC Gen 2(およびWireless Base Station)は,ESS Technologyのハイレゾオーディオ対応DAC「Sabre」を内蔵しており,ノイズの少ない明瞭な音声を出力できるのが特徴だ。また,背面に2つのUSB Type-Cポートを備えており,PCとPS,あるいはPCとSwitchなど,複数の機器を接続しておき,どちら側の音声を聞くか,任意に切り替えられる点も特徴と言えよう。
さらに,Arctis Nova Pro Wirelessは,Bluetooth接続機能も備えており,
ハイエンド製品らしい高音質と豊富な機能が特徴であるうえに,USBサウンドデバイスとしても高機能なGameDAC Gen 2が付属するとあって,ゲーマー向けヘッドセットとしては価格がかなり高いことはハードルではある。とはいえ,多機能かつ高音質なヘッドセットを求めるゲーマーにとっては,注目すべき製品の登場と言えよう。
Apex Pro Mini
イベントの主役は,Arctis Nova Proシリーズであったが,60%キーボードのApex Pro Miniシリーズも見どころの多い製品だ(関連記事)。
Apex Pro Miniの外観は,キーボード天板上にキースイッチを並べた,いわゆるフローティングタイプの外観をしたキーボードだ。10キーや矢印キーなどを省略したことで,本体の横幅が公称293mm,奥行きは103mmというコンパクトサイズを実現したのが最大の特徴である。
ケーブルレスのワイヤレスモデルは当然だが,ワイヤードモデルも本体奥側のUSBケーブルを着脱できるので,持ち運びにも適する。
Apex Pro Miniシリーズにおけるもう1つの大きな特徴は,磁気ホール式センサーを使う独自のキースイッチ「OmniPoint 2.0」の採用だ。OmniPoint 2.0は,キーが押し込まれたときに生じる磁気の変化を検知して,キーのオン,オフを識別する非接触式のキースイッチで,キーの入力点となるアクチュエーションポイントの深さを,最小0.2mmから最大3.8mmの範囲で,0.1mm単位に指定できる。
アクチュエーションポイントは,キーごとに異なる値を設定できるので,たとえば[W/A/S/D]キーだけを他のキーより浅くして,機敏に反応できるようにすることが可能だ。
また,1つのキーに対して,浅く押し込んだときと深く押し込んだときで,異なるアクチュエーションポイントを設定することも可能なので,1つのキーで「歩く」と「走る」を押し込み具合で使い分けることも可能だ。
ただ,光学式キースイッチで可変アクチュエーションポイント機能を備えるRazerの「Razer Huntsman V2 Analog」のような,キーボードでアナログスティック/ボタン的な入力を行う機能はないようだ。
SteelSeries以外は採用事例を聞かないキースイッチを使うこともあってか,Apex Pro Miniシリーズもゲーマー向けキーボードとしては,かなり高価な製品ではある。入力の速さにこだわりたいeスポーツゲーマーや,アクチュエーションポイントを細かく設定して,キーボードでのゲームプレイをより快適にしたいというこだわり派のゲーマーなら,響くところのある製品ではないだろうか。
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SteelSeriesのArctis Nova Pro製品情報ページ
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