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[TGS 2010]マウスを変えるとゲームが上手くなる? SteelSeriesが説く「ゲームデバイス導入のススメ」
「競うことを目的とし,“ガチ”でゲームをプレイするとき,必要になるものは何か?」をテーマに据えた本講演の内容をかいつまんでレポートしたい。
「本気でゲームをプレイする人には
信頼性の高いデバイスが必要」
本講演では,「鉄拳」のトッププレイヤーとして君臨した実績を持ち,いまでもゲームイベントなど,e-Sportsに関連した活動を行っている松井 悠氏と,オンライン&オフラインのゲームイベントを数多く手掛ける小原雅弘氏が登壇。「PCゲームを本気でやるとなると,めちゃくちゃマウス動かすことになるうえ,クリックする数もとんでもないことになる。そのハードなプレイに堪え,かつプレイをサポートしてくれるデバイスが必要だ」として,SteelSeries製デバイスを例に出して,その有用性について話を進めていった。
松井 悠氏(グループシンク 代表取締役) |
小原雅弘氏(プロゲーム 代表取締役) |
以下,製品ジャンルごとに,両氏の発言をまとめてみたい。
■マウス
小原氏:■キーボード
松井氏:「キーボードって(見た目)変わらないでしょ。買った時のでいいんじゃない」という人もいると思いますが,実はキーボードを変えると,作業はかどります。ゲーマー向けキーボードは文章書くときにも“いい”んですよ。
小原氏:
さらに,[Windows]キーは,ゲーム中に薬指や小指で弾いてしまって,その間にやられてしまうというのはよくあるのですが,SteelSeriesのキーボードだと,そこ(=本来[Windows]キーがあるところ)に,(単体では動作しない)特殊なキーを置いて,“誤爆”しないようにしています。
さらにマイクのミュートといった設定もできるようになっていて,ゲーム中に必要なことは,すべてがこのキーボードでできてしまうんですね。
松井氏:
タイピングが速い人だと,キーボードが認識しなくなったり誤爆したりすることもあるのですが,応答速度が速いとそれがなくなりますね。
■マウスパッド
松井氏:
ゲーマーはマウスを激しく動かすので,「行った後に戻ってまた行く」(※マウスを端まで動かして,その後空中に浮かせてホームポジションに戻し,再び同じ方向へ動かす,という意味だと思われる)ような操作は致命的な時間的ロスにつながる。そのため,動かしたらそのまま“行ける”くらいの大きさが必要になるわけです。
マウスのセンサーが反応してくれる材質であることも重要です。
小原氏:
「SteelSeries QcK」というマウスパッドは,ゲーマーのなかで非常にメジャーなものになっていますが,何が(一般的なマウスパッドと)異なるかというと,素材が布で非常に柔らかい。ゲーマーはネットカフェだとか大会の場所に手持ちのデバイスをよく持っていきますが,そのとき便利なんです。
また,滑りがよくて止まりやすい。マウスパッドを使わずにゲームをしていた人が使うと,「K/D」(Kill/Death ratio,FPSで1回死ぬまでの間に何人殺せるかを示した割合)が上がるという話も聞きます。
■ヘッドセット
松井氏:
そして喋るためのマイク。ガチのゲーマーですから,発声したときに拾い漏れがあってはいけませんし,お母さんの「たかし,ご飯よ」って声が聞こえてもいけない。
小原氏:
「SteelSeries 7H」というヘッドセットは,長時間プレイしても疲れないような構造になっています。そして,足音などは,どんな状態で聞こえてくるのかが分かりやすい。後ろか前か,斜めかというだけでなく,だいたいの距離も分かったりしますね。足音が聞こえなくてやられてしまうということが減ります。
世界中で開催されるゲーム大会と
日本人プレイヤーの「あり方」
また講演では,両氏が力を入れて取り組んでいるゲームイベントに関して,世界を見据えた話も出てきた。こちらも要旨をまとめてみたい。
松井氏:
「EVO2010」というのは,日本だと格闘ゲームのウメハラ選手が出ていることで有名な大会。そういう大会が世界中にはごろごろあるのね。ここで勝ちまくってれば,それで生活できるくらいの賞金もある。まぁ負けたら無収入でいろいろリスキーなんですけども。ですから「世界のゲーム競技大会に参加してみてはどうですか」と。
一方,そういうのはさすがにレベルが高すぎるという場合には,小原さんがやっている日本のゲームイベントというのもあります。
小原氏:
秋葉原の「アイ・カフェAKIBA PLACE店」でやっているのですが,「ネットカフェでゲームを楽しもうよ」ってことで始まりました。今ではかなりの規模になりましたが,先ほど紹介したデバイスを全席に設置してあるので,デバイスを持ってこなくてもプレイできる環境になっています。
松井氏:
日本のプレイヤーって,実は海外の選手から見るとリスペクトされる存在だったりするんですよ。でも,日本人は世界の大会にあまり出てこない。「日本って世界を代表するゲームを作ってきて,デジタルゲームを広めていってるのに,なんで日本人は世界の大会出てこないんだ,もっと出てきてくれと」と,海外の人達から言われているんです。
なので,日本一のゲーマーは,海外に行くとモテます。鉄拳ってゲームで日本一になった人がいるんですけど,韓国とフランスとアメリカとシンガポールでめちゃくちゃモテたって言ってましたから(笑)。日本大会に出たら,次は海外への進出をお勧めします。
最後に松井氏は「ゲームに限らず何かを真剣にやる人達って道具は自分のベストな環境のもの選びたいわけですよ。例えば野球だったらバットとスパイク,グローブ。ベストの環境を作って負けたら,それは自分の腕がヘボいんですよね。でもベストな環境を作らないで負けるというのは,かなりのストレスになる。そういうとこでゲーミングデバイスでの環境作りは,今盛んになってるんですよね」と述べていた。
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