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[GC 2007#027]SEGAの欧米向けRTS「Universe at War」がプレイアブルで公開
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印刷2007/08/24 15:52

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[GC 2007#027]SEGAの欧米向けRTS「Universe at War」がプレイアブルで公開

 日本のメーカーの中でも,欧米向けのPCゲーム市場開拓に最も力を入れている企業の一つがSEGAである。最近ではラインナップも非常に増えているが,その中でも「Universe at War: Earth Assault」はとくに見落とせない作品の一つ。開発を手掛けるPetroglyphは,「Command & Conquer」でリアルストラテジーというジャンルを確固たるものにした,元Westwoodのメンバーが再結集したチーム。前作の「Star Wars: Empire at War」はLucasArtsからリリースされるや,年間トップ10に入るほどの大ヒット作となるなど,彼らの力量もすでに証明済みだ。



デモを担当していたのは,Petroglythのオンラインコミュニティの運営やサポートを担うChris Ainsworth(クリス・アインスウォース)氏。PCとXbox 360のクロスプラットフォームを実現した対戦モードが,Universe at Warの大きな魅力の一つだ
 Universe at Warは,Hierarchyと呼ばれる外来生物の操るロボット軍団によって,地球が完全に占拠されてしまった未来を描く。人類は滅亡の一歩手前のところでNovosという勢力に救われるのだが,ここにHierarchyに復讐を誓うMasariという勢力も加わって,三者三様の戦いが繰り広げられることになるのだ。
 MicrosoftのGames for Windowsブースに展示されていたバージョンで実際にプレイできた本作は,それほど革新的な部分が目立つというわけではなく,どちらかというとサイエンスフィクションをベースにした“手堅いRTS”という印象を受ける。グラフィックスの明るさやカメラ視点の距離の近さは,どこか「Warcraft 3」を思わせる感覚だ。カメラの距離が近い分,ユニットの巨大さとその迫力は半端ではない。
 隣でプレイしていたPetroglyphのコミュニティマネージャーは,BOT対戦でゲームの後半を楽しんでいたが,4段階にわたって技術発展できる技術ツリーに投資することで,どんどんと見栄えの良いユニットに改造していけるようだ。彼が退治していた赤いカニ型ロボットは画面の6分の1はあろうかという大きさで,実際に複数のパーツに分かれているのも確認できる。カーソルを合わせると,そのパーツがどのようなものなのかが表示され,脚部の接合部分に集中攻撃を加えることで機動力をなくしてしまうなど,1体のユニットに対しても戦略/戦術を駆使して戦えるというのは特筆できる部分といえるだろう。
 マルチプレイヤーモードでは最大で8人がプレイでき,興味深いことにPCとXbox 360版のクロスプラットフォーム対戦を実現させている。ただ,PC版が10月頃に先行して発売されるのに対して,Xbox 360版の発売は来年早々の予定となる。Xbox 360版の展示はないようだが,ゲームパッドでRTSをコントロールするスキームにも十分に注意して開発されていると,説明をしてくれたデモ担当者は念を押す。公開されていたデモでもすでに非常に美しいグラフィックスだった本作だが,DirectX 10への対応も予定されており,さらなる進化も期待できそうな雰囲気。いずれにせよ,本作が要注目の作品であることは確かだろう。(ライター:奥谷海人)

  • 関連タイトル:

    Universe at War: Earth Assault

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