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RTS「銀河英雄伝説」をバンダイナムコゲームスが2007年秋に発売
銀河英雄伝説は1982年に第1巻の「銀河英雄伝説I 黎明篇」が刊行され,1987年の第10巻「銀河英雄伝説10 落日篇」で完結したSF小説。「銀河帝国」「自由惑星同盟」などが,銀河系を舞台に繰り広げる攻防を描いた作品だ。
本伝のみならず外伝(全4巻),OVAでのアニメシリーズ(本伝110話,外伝52話),コミック(全12巻)も含め,現在にいたるまで多くのファンが支持している。
ゲームとしては,ボーステックがストラテジーゲーム化してリリースしていたことを覚えている人も多いだろう。だが,銀河英雄伝説の版権を管理しているらいとすたっふと,ボーステックとの間で結ばれていた版権許諾契約が2005年4月に解除され,旧作を含むボーステック販売タイトルの一切は,市場から姿を消している。
この結果として宙に浮いていた銀河英雄伝説の商品化権を,今回バンダイナムコゲームスが取得し,新作タイトルをリリースするという流れのようだ。
本作でプレイヤーは,銀河帝国か自由惑星同盟の陣営を選択し,さまざまな戦場で艦隊を率い,敵軍と戦うことになる。原作に登場したキャラクターや,艦艇も登場するほか,原作を再現した会戦も用意されるとのことなので,ファンならば物語の追体験を楽しめるだろう。
なお基本的にはシングルプレイ専用タイトルではあるが,リリース後1年間はインターネットを通じた2対2の対戦にも対応する予定(その後は未定)。
本作の開発元はマイクロビジョン。ちなみに同社は,これまでにも銀河英雄伝説のゲームを開発してきた実績を持つ。ボーステックがリリースした「銀河英雄伝説VII」も,マイクロビジョンが開発したタイトルである。
ただし,バンダイナムコゲームスがリリースを予定しているのは,これまでにマイクロビジョンが開発してきたタイトルの続編や,新バージョンということではなく,完全な新作であるとのことだ。(TeT)
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