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Valve,名作パズルゲーム「Portal」が5月24日まで無料でプレイ可能。誰でも壁に穴ボコを開けるチャンスが到来
2010年3月に「Portal2」(PC/Mac)の制作を発表し,引き続き壁に穴を開けたがっていたファンを大喜びさせた北米のデベロッパ/パブリッシャValveだが,そんなPortal2を盛り上げるためか,思い切ったキャンペーンを開始した。2010年5月24日まで,前作「Portal」が誰でもプレイできるのだ。しかも,4月に発表されたばかりのMac版(関連記事)も合わせて公開するとのこと。
「Portal is Free」告知ページ
インストールにはValveのデジタル配信システムである「Steam」が必須となるが,公式サイトの告知ページにある「Get Portal Now」と書かれた赤いボタンを押せば,5月24日まで誰でもプレイ可能になる。間違えてPortalと「ハーフライフ2 オレンジボックス」を別々に買った筆者としては,「3年待てばよかった」という気がしないでもない。まあ,期間限定ですけど。
2007年にリリースされたPortalは,文章で説明するのがちょっと難しいのだが,二つの空間をつなげる“ポータルデバイス”を使って,普通ではいけない場所にある出口を目指すという,一人称視点のパズルゲーム。例えばポータルデバイスで天井と床に穴を開け,床の穴を覗くと,そこから床の穴を覗いているプレイヤーのうしろ姿が見えるという,書いているほうもちょっと混乱する仕組みになっている。
またストーリーも謎めいており,主人公がどこにいるのか,なぜこんなことをさせられているのかも分からない。ゲームを進めるにつれ,誰が残したのか知らないが「助けてくれ!」みたいな落書きが見つかったり,プレイヤーに指示を出すAIが,だんだんわけの分からないことを口走り始めたりして,月並みな言葉で恐縮だが,かなり面白い。
メディアやプレイヤーの評価も非常に高く,公式サイトによれば,世界で70種類以上の「Game of the Year」を受賞したという本作。何を隠そう,4Gamerの週刊連載「奥谷海人のAccess Accepted」でもベスト オブ ザ イヤーに輝いているのだが,それも70種類のうちに入っているのかしら? ともあれ,そんなPortalをプレイしたい人は急ごう。
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ポータル【日本語版】
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