「ワンダーフェスティバル 2008［夏］」に今年もまた行ってきました

　夏。学生の皆さんが，海だ山だ花火だと気もそぞろになり，筆者が「今年こそは夏の間に夏休みを取れるのだろうか」と気もそぞろになるこの季節。今年もまた，フィギュア/ガレージキットファンのための祭典，「ワンダーフェスティバル 2008［夏］」（通称ワンフェス）が，8月3日に東京国際展示場（東京ビッグサイト）で開催された。


　今回のワンフェスは，開催場所が前回までの東館から西館に移り，1フロアあたりの展示スペースが減少したため，企業ブースが全体的に縮小されてしまった。出展作品の全体的な傾向としては，アクションフィギュアの好況をお伝えした前回の「ワンダーフェスティバル2008［冬］」とほぼ同様。そのなかでも，可動モノとしては後発組にあたる「figma」（マックスファクトリー）が急速にラインナップを拡充し，海洋堂の「リボルテック」シリーズ，MMS（Multi Movable System）素体を採用したKONAMIの「武装神姫」シリーズと並ぶブランドに成長したという印象だ。


　PCゲーム関連の出物としては，企業スペースの縮小に伴う出品点数の減少もあってか，これといった掘り出し物はなかったが，武装を軽量化した「ライトアーマー」シリーズが発表された武装神姫が相変わらずの好調。海洋堂のリボルテックシリーズからも，「ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション」や「北斗の拳」の新ラインナップが，今後も続々と登場する予定だ。

　ということで，長々と御託を並べるのはこの程度にしておいて，さっそく今回の展示品の中からいくつかを紹介していきたい。中にはPCゲームじゃないものもあるが大丈夫だ。

「武装神姫」より，ライトアーマー第2弾。シスター型MMS「ハーモニーグレイス」（左）と，ナース型MMS「ブライトフェザー」（右）。どちらも10月30日の発売予定で，価格は各3045円（税込）

続いて「武装神姫」の第10弾，サソリ型MMS「グラフィオス」（左）と，コウモリ型MMS「ウェスペリオー」（右）。どちらも11月20日の発売予定で，価格は各5460円（税込）。第9弾から取り入れられた，2体による合体ギミックもあり

さらに，「武装神姫」第11弾，ギター型MMS「ベイビーラズ」（左）と，ヴァイオリン型MMS「沙羅檀」（右）の無彩色見本が参考出展。ここまで立て続けに新たな神姫が登場すると，予算的な問題はともかく，もはやすでに飾るスペースがないというほうが問題な気が……

左は会場で限定販売された「ゆかたアーマー」。……って，アーマー！？　右は，見てのとおりの体操着。こちらはコナミスタイル限定販売の，「MMS NAKED フレッシュVer.2 TYPE-SPORTS ワインレッド」で，価格は2100円（税込）。もはや武装でもなんでもないが，これはこれである意味正しい姿の気がする

海洋堂のアクションフィギュア，リボルテックの「ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション」シリーズに，新キャラの「ザンギエフ」（左）と「バイチョウフ」（右）がさっそくお目見え。現在，商品開発進行中で，価格はいずれも1680円（税込）

渋い親父が何より好きで，「ガンダムタクティクスオンライン」ではもちろんジオン軍一択という人にうってつけの品がこちら。ザクではないグフでガンダムを苦しめた「ランバ・ラル」（左）と，「やらせはせん！」の名台詞と共にビグザムで壮絶な最期を遂げた「ドズル・ザビ」（右）が，メガハウスから登場。どちらも8月下旬の発売で，価格はいずれも6090円（税込）。これさえあればあと10年は戦えそう

コトブキヤからは，「リトルバスターズ！」のヒロイン達が登場。左は12月に発売予定の「棗 鈴〜ゲーマガオリジナルVer.〜」。価格は6800円（税込）。右は8月に発売予定の「能美クドリャフカ」で，価格は5775円（税込）。このほか，9月に発売予定の「来ヶ谷 唯湖」も出品されていたが，すまないみんな，いろいろな意味でギリギリなんだ

最後に，今回の筆者の個人的ハイライトを紹介。PCゲームではないが，「極私的コンシューマゲームセレクション」の第29回で取り上げた「オーディンスフィア」から，グウェンドリンが登場。アルターより12月に発売予定で，価格は未定。ありがとう，アルターさん。あなたに一生ついていきます