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Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース
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印刷2017/04/12 12:36

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Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース

画像集 No.006のサムネイル画像 / Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース
 欧州時間2017年4月12日,ロシアのデベロッパであるUnigineは,新しいグラフィックスベンチマークソフト「Superposition」をリリースした。8K解像度(7680×4320ドット)とVRをターゲットとし,ゲームエンジン「UNIGINE 2」をベースとするSuperpositionは,リアルタイムのレイトレーシングアルゴリズムによって,リアルな光と影を表現できるというのが特徴だ。おそらく,一定レベルの物理ベースレンダリング(Phisically Based Rendering)をサポートしているものと思われる。


 Superpositionの対応OSはWindows 10,8.x,7およびLinuxで,Oculus VRの「Rift」,HTCの「Vive」といったVRヘッドマウントディスプレイと組み合わせた場合にはVRのテストも行える。
 ラインナップは無償版である「Basic」と,19.95ドルの有料版となる「Advanced」,995ドルで商用利用の可能な「Professional」の3モデル展開だ。

 さて,そんなSuperstitionのデモシークエンスは,「1950年代風の研究室を舞台として,行方不明になった物理学者を捜索する」というストーリーになっている。下に示したのは8Kのスクリーンショットなので,開くときは注意してほしいが,これを60fpsや120fpsで動作させるには,どれほどGPU性能が必要なのだろうか……。

 Unigineが「次世代のGPUを対象とするストレステスト」と主張しているように,Superpositionでは,非常に高負荷のテストが可能なようだ。たとえばテスト解像度は,最大8K解像度(7680×4320ドット)を設定できるという。

8K解像度でレンダリングしたサンプル画像。サムネイルをクリックすると,7680×4320ドットの画像をダウンロードするので,注意してほしい
画像集 No.004のサムネイル画像 / Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース
画像集 No.005のサムネイル画像 / Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース

 またUnigineは,「3DMark」のようなベンチマークテスト専用のエンジンを使うものとは異なり,Superpositionが,ゲーム開発に使えるエンジンを用いて開発したものであることを強調している。実際Superpositionでユーザーは,テストシークエンスの実行を見守るだけでなく,ミニゲーム的に画面内のオブジェクトを操作することもできるという。
 ゲーム用のエンジンを使っているので,ゲームにおける実際のGPU性能を正確に計測できるというのが,Unigineの言い分というわけだ。

 4Gamerでも目下,インストーラをダウンロード中というステータスなのだが,ムービーとスクリーンショットの時点で,かなりグッとくるのは確かだ。興味のある人は自分のPCでも試してみてはどうだろうか。

画像集 No.003のサムネイル画像 / Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース
画像集 No.002のサムネイル画像 / Unigine,8KとVRがターゲットのGPUベンチマーク「Superposition」をリリース

UnigineのSuperposition 公式Webページ


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