Futuremarkは,「手持ちのPCが次世代3DMarkを実行できるか?」をチェックできるツールを公開した。
このツールは,Futuremarkが運営するWebサイト
「YouGamers」で運用されているサービス
「Game-o-Meter」を利用したものだ。Game-o-Meterはそもそも「Futuremark(=YouGamers)が持っているゲームのデータベースと,手持ちのPCのスペックを照らし合わせることで,『自分のPC環境は,○○というゲームをプレイできるのか』をチェックできる」サービス。そのデータベースに次世代3DMarkの情報が登録されたため,次世代3DMarkを実行できるかのチェック“にも使えるようになった”というわけだ。
今回4GamerではFuturemarkに使い方を聞いたので,設置してみた。下にインラインフレームで表示されているのがGame-o-Meterである。ご覧のとおり英語版だが,
「CLICK HERE TO FIND OUT!」ボタンを押すだけなので,操作面で問題になるようなことはないと思われる。
初回実行時には,こんな感じでActiveXコントロールのインストールが要求される。Firefoxなどを利用していて「Please open this page with Internet Explorer 6+ to use the Game-o-Meter!」と表示されたら,ActiveXコントロールを実行できる環境を用意してページを開き直してほしい
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ところで,Game-o-Meterの動作にはActiveXコントロールのインストールが必要になる。そのため,Webブラウザは「Internet Explorer 6」以降を利用しなければならないので注意してほしい。また,ActiveXコントロールについて,少なくとも“Futuremark製”という信頼があるうえ,筆者の環境では問題がないことも確認しているが,万が一ということもあるので,実行は自己責任となる。Game-o-Meterの実行によって,何かしらの問題が生じたとしても,Futuremark,4Gamer編集部とも,いっさい責任は負わないので,この点だけはくれぐれもご注意いただきたい。
チェック結果表示。Windows XP環境でテストすると,問答無用で「動作対象外」の場所に黒いラインが置かれた。ちなみに下のほうは広告である
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さて,先ほどの「CLICK HERE TO FIND OUT!」ボタンを押して十数秒ほど――Game-o-Meterでは「最長2分程度」とされている――待つと,Game-o-Meterの表示は左のようなものに切り替わるはずだ。これもだいたい見れば分かると思うが,中央より少し上のところにある炎のゲージにある緑のラインがいわゆる「必須環境」,黒いラインが手持ちのPCのスペックだ。さらに,「See full analysis at YouGamers!」のリンクをクリックすると,YouGamersへジャンプして,より細かな情報を見ることができるようになる。
2007年4月27日の記事でお伝えしているように,次世代3DMarkは「Windows Vista」専用で,DirectX 10世代,つまりプログラマブルシェーダ4.0世代のGPU(グラフィックスチップ)を要求することが明らかになっている。なので,筆者も含め,「わざわざ試すまでもない」という人のほうが多そうな気もするが,一度チェックすると,YouGamersにあるほかのデータとも,手持ちのPC環境を付き合わせて比較できるようになるので,「Windows XP世代のゲームならどうか」など,いろいろ確認可能だ。ちょっと触ってみるだけでもなかなか面白いので,興味を持った人は,上に貼りつけたツールを動かしてみるといいだろう。(佐々山薫郁)
YouGamersにジャンプすると,「具体的に何が足りないのか」を(英文で)教えてくれる(左)。この画面は筆者の環境で試した結果だが,ページの下のほうに「GPUがGeForce 7800 GTで,OSがWindows XPなのが要件を満たしていない」とあるのが見て取れると思う。ちなみに右はYouGamersトップにある「Games」メニューを押したところ。チェック結果に基づいて,「ほかのゲームだとどうか」も確認できる
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