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ASUSTeK,ゲーマー向けマザーボード「Republic of Gamers」発表
■メンテナンス性とLANパーティを意識した
■第1弾マザーボード
というわけで,以後はこの第1弾製品を便宜的にCrosshairと呼ぶが,Crosshairの特徴は,英文リリースによると,大きく分けて以下のポイントに集約される。
- LCD Poster
- EL I/O
- 8フェーズ電源回路&機能性高分子アルミ固体電解コンデンサ
- 専用サウンドカード「SupremeFX」とマイク「Array Mic」
- 3DMark06 Advanced Editionバンドル
高機能を謳うマザーボードの中には,7セグメントLED(七つのLEDで数字やアルファベットを表現するLED)を利用して,POSTコードを表示することで,トラブルの切り分けを容易にしようとする製品がある。だが当然ながら,2桁の文字と数字よりも,PCの状態は単語や熟語で説明したほうが分かりやすい。そこで用意されたのが,LCD Posterというわけ。
一方,EL I/Oは,まさにバックライトと呼ぶのがふさわしい機能である。LANパーティなど,室内が暗い局面では,各種端子の接続に苦労することがある。その点,I/Oパネル部にバックライトが埋め込まれて,端子のアイコンが見やすくなっていれば,差し間違えなどを回避できるという理屈だ。
続いて,SupremeFXだが,これはノイズ対策が行われているとされる専用サウンドカードのことだ。High Definition Audio CODECチップをサウンドカード上に搭載し,マザーボードから物理的に分離することによって,サウンド出力におけるノイズの混入を減少させたという。
Array Micは,最近,ASUSTeK製高機能マザーボードに添付される例が目立ち始めたが,これは指向性が強く,プレイヤーの声以外を拾いにくいとされるマイク。「Echo Cancellation Technology」という機能を持ち,ボイスチャット時に不要なハウリングが生じるのも避けるという。ソフトウェア的に,マイク入力へのノイズキャンセル機能も用意しているとのことで,全体的にボイスチャット環境への配慮がうかがえる。
最後に3DMark06 Advanced Editionは,文字どおり「製品版」の3DMark06。その詳細は解説記事を参照してほしいが,3DMark06の全テストを利用可能で,さらにフルバージョンのデモシークエンスも鑑賞できる。
■7月下旬発売予定,Conroe対応版も?
ちなみに,LCD PosterとSupremeFXは,COMPUTEX TAIPEI 2006において「次世代コンセプトマザーボード」の一部として展示されていたものと,おそらく同じ。全部ではないにせよ,ずいぶんと早い“次世代”の到来である。
現在のところ価格は未定。ただし,2006年7月末には発売されるとのことで,間もなくの登場になるようだ。
気になるCore 2 Duo(開発コードネームConroe)対応版については,英文リリースに記載なし。とはいえ,一部の海外ニュースサイトはその存在に言及しており,可能性は高いとみていいのではなかろうか。
英文リリースが登場した以上,よほどのことがなければ,国内でも近々発表されるはず。ゲーマー向けマザーボードの選択肢が増えることを歓迎しつつ,国内の価格情報などを含めた続報に期待したい。(佐々山薫郁)
- 関連タイトル:
Republic of Gamers
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nForce 500
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