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HyperX初の独自キースイッチ採用キーボード「Alloy Origins」をチェック。7.1chサラウンド再生対応のヘッドセットも登場
HyperX初の独自キースイッチを採用
HyperX Alloy Origins
まずは,HyperXブランド初という独自仕様のメカニカルキースイッチを採用したキーボード「HyperX Alloy Origins」(以下,Alloy Origins)から見ていこう。
Alloyシリーズの新製品となるAlloy Originsは,天板にアルミニウム合金を使ったローティングデザインの製品だが,ボディ部分の面積を抑えて,比較的コンパクトにまとめたフルキーボードである。写真のモデルは,キートップが黒で,その下側が白色というキーキャップを採用しているが,キーキャップ全体が黒色という2種類のカラーバリエーションを用意しているとのことだ。
Alloy Originsの特徴である独自キースイッチは,「HyperX mechanical switch」と呼ばれている。見た目は,いわゆるCherry MX互換タイプそのままだ。十字型をした赤色の軸が,半透明のハウジングに囲まれており,キースイッチの奥側にLEDがあるという外観だった。なお,キースイッチの製造事業者は明らかにされなかったが,説明を担当したHyperXのスタッフは「Alloy FPSと同じだったかな?」と述べていたので,Cherry製のHyperX向けカスタムスイッチなのかもしれない。
HyperX mechanical switchにおける特徴の1つは,レスポンスの速さにあるという。アクチュエーションポイントの深さは約1.8mmで,キーストロークは3.8mmとのこと。Cherry MX Red(以下,Cherry赤軸)のアクチュエーションポイントは2mm,キーストロークは4mmなので,どちらもわずかだが短く,「Cherryよりもクイックな反応が得られる」とスタッフは述べていた。
もう1つの特徴は耐久性の高さで,Cheery赤軸が5000万回なのに対して,
とはいうものの,競合他社の独自キースイッチもこの程度のスペックを有するものはあるので,アクチュエーションポイントや耐久性だけでは,独自性を売りにできるほど特色があるとは言い難いと思う。
PCとの接続に使うUSBケーブルは,キーボード本体から着脱可能となっていて,キーボード側のポートはUSB Type-Cとなっていた。
底面にある高さ調整用のスタンドは,二重構造となっており,高さを2段階で調整できる仕組みだ。最近の新製品では,こうした二重構造のスタンドを採用するキーボードは珍しい。
世界市場での発売時期は2019年後半とのことで,国内展開も行われるようだが,日本語配列モデルが投入されるかどうかは未定とのことだった。
PS4とのUSB接続も可能な7.1chバーチャルサラウンド対応ヘッドセットHyperX Cloud Alpha S
続いては,HyperX Cloudシリーズの新型ヘッドセットである「HyperX
2017年に登場した「HyperX
Cloud Alphaでは,低音域用チャンバーの上側にしか空気孔がなかったので,Cloud
特徴の1つであるUSB DACは,インラインリモコンの中に組み込まれている。リモコン部分には,中央に「7.1」と書かれた大きなボタンがあり,これでバーチャルサラウンドサウンドのオン/オフを切り替える。USB接続はPCだけでなく,PlayStation 4にも対応しているとのことだった。
なお,インラインリモコンは,ヘッドセット本体から伸びたケーブルから着脱可能で,インラインリモコンを外してCloud
Cloud
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