アクション戦闘要素も取り入れた本格ファンタジーMMORPG「NED」とはどんなゲームなのか？

　韓国WeMade Entertainmentが2012年にサービスを予定しているMMORPG「NED」は，同社が長年総力を挙げて開発を進めてきた大型タイトルだ。

　正統派西洋風ファンタジー世界を扱うMMORPGということで，日本でも注目を集めそうなこのタイトル。かなり長く開発が行われているのだが，このところは，戦闘システムの強化を主体に調整が行われてきている。戦闘型ペットのFellowシステムや，スキルの連携を重視したアクション戦闘システムなど，興味深い内容のものとなっている。

　以下，NEDのタイトル紹介資料を入手したので，さっそく紹介しておこう。過去の取材記事などと併せてお読みいただければ幸いだ。

NED

　ブロックバスター級のスケールと秀逸なグラフィック、緻密なストーリが魅力的な伝統MMORPGは、大々的な革新技術を導入した核心システムを実装し、サービス開始の最終段階に突入した。

　5年という期間で(株)WeMade Entertainmentが全精力を尽くして製作した中世ヨーロッパを背景にした伝統MMORPG
　中世ヨーロッパを背景した伝統ハードコアファンタジーMMORPGで、最高の完成度の為に数年をかけて開発してきた。
　このゲームは、古代神々を助け、邪神を倒した人間の英雄物語を世界観としており、ハカナス王国を背景に広がるファンタジー冒険と、捕えられた姫を救うための旅をスペクタクルかつ事実であるように表現している。

　多様なコスチュームで数百種類のキャラクターの見た目を変えられるのもこのゲームの魅力である。

　特に今回のイベントで、「fellow システム」、「飛行戦闘システム」、「搭乗戦闘システム」に繋がるこれまでのオンラインゲームにはなかった完成度の高い飛行戦闘をメインにした紹介映像で、実際にゲーム内に実装されたシステムを公開し、発展したオンラインゲーム技術力が確認できる。

　モンスターを飼い馴らして活用する「fellowシステム」は、の最も大きな特徴である。これまでのゲームでは、狩りの対象としてのみ活用されたモンスターを、自分が飼い馴らしfellowにし共に成長し冒険するというテーマをメインにしている。

　Fellowシステムの活用法は様々で、移動、搭乗戦闘、飛行戦闘、同時戦闘、ダンジョン攻略とfellow成長、魔石変換、アイテムオプション付与等、一つのシステムをどう活用するかによってプレイヤーがいろいろな形で楽しめることができる長所を持っている。プレイヤーはfellowシステムを通じてならではの新しいビジョンを経験できるはずだ。

　他にも、緻密なメインクエスト、プレイヤーが作る勢力、パーティー間の協力を求める多様なダンジョン、染色システム、強化システム等、伝統MMORPGの基本的なゲーム性と、独特なシステムを加え、新しい成長を感じながら、進化したMMORPGを味わえるはずだ。

1.シナリオ

　 神々は、光と闇、火と氷の属性で「NED」世界と多様な種族を創った。

　「NED」世界の多様さと豊かさに感心した邪神は、無敵の6軍団を率いて世界を支配しようとするが失敗に終わる。しかし、古代神を助け邪神を倒した偉大なる王が作ったハカナス王国も、争奪戦により徐々にその力が失われていく。

　悪の魔法使い「サラント」は、封印された邪神を復活させる為、予言に書かれている子孫「ラニア姫」を奪い、彼女を愛したルシアンと姫の腹違いの弟アメリスは、姫を救う為に長い旅に出た・・・

2. 背景

ハカナス王国

　古代エクザラン王国の最後の王であるハダカンが国民蜂起で死亡し、新たな権力の乱入でNED大陸は戦国時代に入る。

　この時期に、悪魔人ゼルナリスの降臨で魔界との戦争が始まり、人間はハカナス王国の初代国王であるアケインハクの下に集結し、エルロヒムと共にゼルナリスを封印する。以降、ハケイン1世と自らを呼びハカナス王国を建国する。

　ハカナス王国は温暖な気候に恵まれたNED大陸の南東部に位置し、ハカナス本城を作りこの城は人間界の中心となる巨大な都市に発展した。

　しかし、数千年が経った今、王権が弱まるにつれ領主の影響力が大きくなり、そこに悪の魔法使いサラントが悪魔の勢力まで結集させる事態となり、ハカナス王国の次期国王と言われるラニア姫を誘拐するなど、最大の危機が王国を襲う。

ブラカル森

　 古代の光エルフが住んでいた地域で、古代カオスオルフの攻撃で聖地は破壊され、光のエルフはブラカル森をでることになる。廃墟になった遺跡は当時憤慨しながら死んでいった幽霊が占領し、聖地の力に導かれて精霊が集まり始める。

　 宝石が好きで略奪を楽しむブラギ族の群れが山を越えブラカル森を支配すると、ハカナス王国に向かう飛行船を巨大ボーガンで墜落させ略奪しながら暮らしている。神龍騎士団が派遣され彼らの略奪を止めるために奮闘している。

　光のエルフが追われる前に悪魔の攻撃に備えて作っておいたディピチャインの火が飲み込んだ遺跡地もある。

　サラントにさらわれた後救出された主人公たちは、姫の事件を知らせに行く途中、ブラギ族のボーガンによりブラカル森に落ちてしまう。クロウとともにブラギ種族を倒し、主人公たちはハカナス王国に向かう。

ハカナス王国直轄領

王国の直轄領は、NED大陸の最も豊かな場所に位置する。王国内の他の地域より移動が便利な位置にあり、直轄領は万が一の事態に備えて自給自足が出来るようになっている。

しかし、数十年前にカルラン伯爵に北部山地一部とケルウド村を領地に渡した後、アンデッドとドラキュラ、ワーウルフが発生し被害が拡大している。

城に向かう主人公たちは、ブラカス直轄領を通過しながら各地域で発生している不思議な事件と出会い、これらの問題を解決しながらゼルナリス復活の真実を追求していく。

パルナの地

　 古代、水を象徴するマルナがこの地でムロミ族と銀色の魚を創った。寒帯性海洋気候で中央には銀色の湖と水路が入り組み、北方は雪山と氷の地域になっている。

　ムロミ族は、過去ゼルナリスとの戦争で人間と力を合わせて邪神と対抗したこともあり、人間とは良好な関係を維持している。しかし、ラダンの目という悪魔軍団の強力な魔力により、ムロミ族の一部が凶暴化している。

　 その他、ハカナス王国の勇敢な将軍であるロンドは、婚約者の命を守るためにサラントに降伏し6軍団の1つである氷軍団長になる。

　また、地形的な条件により海賊が横行するが、海賊王バラニクはその中でも最も残酷な海賊でパルナ南方を牛耳る。

3. キャラクター紹介

ガーディアン(Guardian) 守護

調和している肉体と精神で仲間をまもる。

肉体と精神が調和している戦士で、筋力と知力が均等に分配されている。
モンスターに囲まれた状態でも、冷静に神聖な力でモンスターを無力化し、仲間を守る能力がある。
素早い剣術で多様な連続攻撃ができ盾を利用し相手の攻撃と陣形を崩す。

バーサーカー (Berserker) 破壊

不屈な闘志と根性で敵を全滅させる。
肉体が発達した戦士で、力においては最高の能力を発揮する。
極限の状況でも不屈の闘志と根性で困難に立ち向かう能力を持ち周りにも影響を与える。
筋力を活用した近接破壊型のスキルを多用し、倒れた相手にも多様な技で攻撃できる。

アサシン(Assassin) 素早さ

闇の中で生まれた剣よ、光を探せ
　相手の弱点を利用しカウンターを放つ職業で素早さにおいては最強の能力を発揮する。
　不利な状況でも状況を反転させ致命的な攻撃を繰り出し、動きを見切れないほどの素早さを持つ。
　様々な暗器と技術でどんな状況でも相手を攻撃する柔軟さを持つ。

プリースト (Priest) 神聖

神が愛する世界、それを守る者

　光の神エルロラの力を、この世界での使用を許した職業で光の力を利用した攻撃と回復を得意とする。

　特に光の力エルロラの守護者を召喚し相手を回復するスキルを使用している。
　また、光の証を使用し攻撃と同時に味方を回復するスキルを使用する。攻撃し武器に光の力を込め遠距離の相手を攻撃することも出来る。

ウィザード(WIZARD) 属性

災のような破壊を呼び起こせ。
火と水の属性で最高の能力を発揮する職業で、清廉された動作で華麗な魔法を使用する。
自由に属性能力を発揮し各属性の効果をコントロールし属性と関連があれば、精霊や異界の物も自由に操ることができる。

4.核心システム

アクション戦闘システム

　は、これまでのMMORPGの「Hack ＆ Slash （戦闘がメイン）」のシステムから脱皮し、モンスターの様々なリアクションを通じて戦術的にスキルを使用する「連携キーシステム」を実現した。

　対戦アクションゲームの戦闘のように、相手の状態を制御することで、より攻撃を加えることができる「連携キーシステム」は、モンスターをスキルで飛ばし、さらに連続攻撃によってダメージを与えるなど、爽快な打撃感を味わうことができる。

　またFellowを活用した搭乗戦闘を実現し、インタラクティブな戦闘ができる。空中Fellowを活用し空対地、空対空戦闘が可能で、地上Fellowを乗って敵陣の敵を一気に攻撃できる。
　は豪快なアクションによってプレイヤーに戦闘の楽しさを伝える。

Fellowシステム

　Fellowシステムはの一番重要なシステム。
　利用者はFellowを通じてこれまでと違うMMORPGを経験でき、Fellowに乗ることで全く新しいプレイパターンを経験する。

　職業の特徴から脱皮し、搭乗戦闘だけの自由で強力なスキルを活用できるようになる。


　 Fellowを所有するためにはフィールドのモンスターを飼い慣らすことから始まる。

　Fellowの性格によって様々な方法の飼い慣らし方があるが、Fellowを肉で誘導して手なずける方法や、Fellowに乗っている敵を倒して奪う方法などがある。また空中Fellowは高所から飛び下り手なずけることもできる。
　モンスターの精神を支配し、手なずけたFellowは様々な役割を果たす。
　搭乗して戦闘することができる搭乗Fellowとプレイヤーの補助役割を果たす同行Fellow、妖精のようにプレイヤーを楽しませてくれる妖精Fellowなどがある。

　搭乗Fellowは移動や戦闘などに活用され、地上から空まで多様な搭乗Fellowが存在する。
　空中を飛び回るFellowを手なずけると、空を飛ぶことができ、空中モンスターとの戦闘もできる。これらのFellowを活用して地域の移動を早くしたり普段移動できなかった地形までも移動できる等、多様な属性により移動の制約を解除できる。
　搭乗戦闘をすると自分の職業以外の武器も活用できる。

• 槍搭乗戦闘
　槍を利用した搭乗戦闘は素早い移動と複数の敵を対象にする技術で、まるで戦場を飛び回るような爽快なアクションを体感できる。全スキルは移動攻撃が可能で、戦略によってスキルを織り交ぜ前後左右どんな方向の敵も簡単に攻撃できる。

• CrossBow搭乗戦闘
クロスボウ戦闘の特徴は、地上だけでなく空中の敵も攻撃でき、射程距離制限をなくせる。素早く動きながら複数の敵を効果的に攻撃し敵からの被害を最少化する戦略的な戦闘が可能になる。

　上記のように槍やクロスボウなど搭乗専用武器は、Fellowに搭乗したときだけ活用でき、
自分の職業以外に他の武器を持つことで戦闘の多様性を図り、これまでの戦闘パターンを超える。 これにより、様々な形で戦略的な戦闘ができる。PVPやインスタントダンジョン攻略、攻城戦などに役に立ち、単純な戦闘スタイルではなく、Fellowを利用した多様な戦略を構成できる。

　既存のパーティシステムと連係し状況によって戦闘パターンを変更するなど、これまでのMMORPGとは違う次元の戦闘を経験できる。

　大陸では、上記のように多様な機能を持つFellowがたくさん存在する。プレイヤーはキャラクターを育てながら様々なFellowを集める楽しさを満喫できる。

農場システム

　 だけの独特なシステムである「農場システム」は、キャラクター以外に農場コンテンツを割り当て耕作できるシステム

　自分の農場を獲得し、各種作物を育てながらそれを販売することで利益を得ることができる。
　また、ギルドや勢力などと関係があり、ギルド農場、勢力農場を構成することができ、農場を奪うためにギルド戦などを行うこともできる。他の勢力や他人の農場を攻撃して、作物を破壊または奪うことも可能だ。

　他の農場とのコミュニティを通じて生産性を拡大または町を構成してギルド農場などを拡張することができ、戦闘がメインのゲームから脱皮し経営シミュレーションのように自分だけの農場を成長させることもできる。

　さらには、Fellowシステムとも連係可能で、モンスターを手なずけ農場の作業員として活用し生産性を高める、または作物を番犬としても活用でき、単純に作物を育てることだけではなく、様々な活用方法やシステムとの連係により、これまでとは異なる新しいMMORPGの楽しさを体感できる。

勢力システム

「勢力システム」は、既存のギルドシステムを拡張してだけの独特な生産システムと連係したシステム

　では、種族が存在しない代わりに勢力が存在するが、この勢力はそれぞれの理念によって区分されるグループで、一定レベルになると勢力を創設・加入ができ、勢力によって各種利権(攻城、拠点戦、農場)に参加、獲得できる。

　 これまでのゲームでは、城を所有すると税率を調整するか、地域通行を調整して経済的なメリットを取得していたがではさらに進化したシステムを導入した。

　税金調整だけではなく、NPCや環境との関係によって様々な変化要素を実現し、勢力の名声や評判などを導入して、ゲーム内での管理にさらなる面白みを加えた。

ギルドまたは勢力のマスターが城主となり、自分の政治力をNPCに見せることができる。逆に反対勢力は、該当勢力の動きを妨害し勢力の評判を悪くする等、農場や生産でもプレイヤーとNPC間の関係を幅広く構成しゲームを楽しめるようにしてある。

5. ゲームスペック

1. 推薦スペック

• CPU: Dual Core 2.4GHz
• VGA: Geforce 7600以上
RAM: 2G

2. 最低スペック

• CPU: P4 2.8GHz
• VGA: Geforce 6600
• RAM: 1GB